かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

答えのない悲しみ

2012-03-21 20:14:58 | 日記
人は誰でも、

答えのない悲しみを受け入れることは

苦しくてつらいことです。


今日開幕した、春のセンバツ。

21世紀枠で選出された石巻工(宮城)の阿部主将が、

こんな選手宣誓をした。

チームメイトがホワイトボードに書き出した言葉を、

自分の考えた文章につなぎ合わせたという。

“答えのない悲しみ”

それは、不条理な悲しみ。

そして、希望の見えない苦しみ。

このチームの中には、震災によって亡くなった

おばあちゃんに、甲子園でホームランを打つと

約束した選手もいる。


日本中に届けます。

感動、勇気、そして笑顔を
。 


全力プレーの彼らに、拍手を送りたい。



広島ブログ いつも、ありがとうございます
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2 コメント

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Unknown (名無し)
2012-03-21 23:12:39
私もたった今この言葉をニュースで聞き、
とても心を揺さぶられました。

答えのない悲しみを受け入れることは
本当に苦しく辛いです。
私も震災被害ではありませんが
長い期間ずっと応えも答えもない悲しみが続き
とても苦しい人生を送っています。

静かな彼の声と言葉が心に浸み、
立派な宣誓に感動しました。

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コメントありがとうございます (kyotode)
2012-03-22 11:37:20
>Unknownさん
コメントありがとうございます。

私も、このブログで、簡単に、「悲しみ」とか「苦しみ」とか「老病死」を口にします。
そういう悲しみの真っ只中にいらっしゃる方も、ひょっとしたらご覧になっているのではないか、心を痛めることにならないかと、いつも、覚悟をして書いています。

答えのない悲しみ。私たちは、ややもすれば、その原因を突き止めたくなります。
「何で、こんなことになったのだろう」
でも、それを突き詰めていけば、最後は、この私がこの世に「生」を受けたことまで、否定していかねばなりません。

深い苦しみや不安の中での、答えという希望の光は、やはり、その事実を受け止めることではないでしょうか。
そこから、少しでも、前が向けたらと思います。
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