2011年11月30日 本願寺晨朝にて。
私が大学生のころ、大学紛争の波が起こっていました。
大学崩壊、社会構造の打破を、真剣に考えていました。
しかし、壊れたのは思想信条の違いから、人間関係の崩壊。
自分の周りから、友だちもいなくなっていました。
そして、お坊さんになるため、龍大へ行ったのですが、そこで「教団改革」の運動に出会いました。
そのときには、教団も自分の寺も、つぶれてしまえばいいと本気で思っていました。
そうすれば、自分の好きなことができる。
あれから40年。
とにもかくにも、私たち団塊の世代が、教団やお寺を守って来ました。
そこんとこは、自分を褒めてやりたい。。(笑
いいも悪いも、団塊の世代の力は大したものです。
今から、団塊の世代が、この20年でみんな死んでいきます。
お寺にとって、葬儀の数だけは、担保してあります。
でも、問題は、今から20年後なんですよ。
ご門徒さんの囲い込みをして、その中で生きてきたお寺は、社会との付き合いが、とても苦手であります。
ご門徒さんは、うなづいても、社会はそうはいきません。
まあ、とにかく、ご門主さまと、ご一緒に、この四半世紀をお坊さんしてきて、よかったなと思う今日この頃でございます。
称名
きょうも来てくださって、ありがとうございます