かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

いじめは、絶対になくならないのか

2012-10-03 18:29:01 | 日記
いじめ半年で7万5000件超す 
小中高校、昨年度1年間を上回る

 大津市の中2自殺問題を受けた文部科学省の
いじめ緊急調査で、4月から9月までに国公私立の
小中高校などが把握したいじめの件数が7万5千件を超え、
昨年度1年間の7万231件を半年で上回ったことが
1日、分かった。 ( by 中国新聞)

きょう、Aさんと久しぶりに出会った。

彼とは、小さい時から、よく一緒に遊んだ。

彼は、私より2歳年下である。

他の友だちには言えないことでも、私は彼によく話した。

小学校の6年のときだったと思う。

進学を控えていた自分が、どういうわけか、二人は、

将来のことを話し合っていた。突然、彼が、

「●●くんは、(←私のこと)お寺を継ぐんですか」と

いうような話になったのだと思う。

「うん。しょうがないよ。

 弟があんなんだから」

弟は、先天的に障がいをもって生まれた。

そのとき、私は、まるで、大人のような口ぶりで、

“弟”のせいで自分がこうせざるを得なくなった

というようなことを、愚痴っていたのを覚えている。


「最近、ゴルフはどうですか?」

「ええ。やりすぎて、腰をいためましたよ。

 ・・・・・・・・・・・・・

 あの、弟の●●さん、元気にしてらっしゃいますか」

私は、五十年も前のことを思い出していた。


いじめ半年で7万5000件超す

半年で、いじめの件数が昨年1年分の数を超えた。

いじめに会った子どもたちが、少しずつ自らの口で、いじめを

学校や親たちに訴えることができるようになったのだろう。

いじめが社会現象となった今、学校側も、無関心では

いられなくなったし、隠蔽体質や事なかれ主義が社会的に

厳しく問われてきはじめたこともあろう。


しかし、一方で、「いじめは無くならない」という風潮がある

ことも事実だ。

本当にいじめは無くならないのか。


学校でいじめが起こる。いじめに会った子どもが不登校になる。

カウンセラーが登場し、「学校へ来させることがすべてではない」

と保護者に訴える。

一方では、いじめる子どもが、無理やり学校へ来させる場合も

ある。

お金を持ってこい。ゲーム機をよこせ。

ひどいのは、これを万引きしてこいと強要する。

そして、暴力。


学校や関係者は、被害者の方ばかりに目を向ける。

“いじめる”側の子どもに、なぜ、目を向けないのか。

その子どもたちの心に、なぜ、向き合おうとしないのか。


いじめに会った子どもは、親を心配させまいとして、

なかなか、大人に訴えない。

また、いじめる子どもの親たちは、少しは、そのことに

気づいているはずだ。


「うちの子どもが、おたくの子どもさんに、迷惑を

 かけるかも知れませんが、。。」

始業式で、同じクラスで顔をあわせた保護者が、

こう言い放ったと聞いたことがある。


親が、わが子の“いじめ”を容認し、

その予防線まで張るとは。。。


友だちと遊んでいて、自分のおもちゃを壊された女の子ども

が、大声で、こう叫んだという。

「このおもちゃは、誕生日におばあちゃんからもらったのよ。

 これと同じものを、インターネットのオークションで

 見つけて、弁償してよ」

とても、小学校3年生とは思えない。


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