悩みという程でもないですが、悩みついでにもう1つ。
私は塗装が苦手です。
着色に慣れていないので、手探り状態です。
私の腕が悪いのか、使った木材との相性が悪いのか、なかなか思ったような発色になりません。
できることなら、木材の色をそのまま生かしてナチュラルな仕上がりにしたいと思っていますが、どういうわけか皆さん濃い色を希望されます。
濃い色の木材は高額で予算オーバーなので、たいてい塗料で着色することになります。
木材用の塗料に書いてある色は、ウォールナットとかメープルとかマホガニーとか、木の名前であることが多いです。
でも、本物の木地の色はどんなに美しいことか。
ウォールナット色と称した塗料を塗るからといって、ウォールナット色に塗ります、なんて言えない・・・
なので、塗料の色見本をお見せして、こんな感じの濃い茶色で塗ります、て言ってます。
つまらないこだわりです^^
最近、馬好きなお客様と色の確認をするときに、馬の毛色でやりとりをしました。
栗毛、白毛、黒鹿毛・・・
これはテンションが上がりました。
マホガニーとかウォールナットと言うときに感じる罪悪感が一切ない^^
でも、ひょっとすると・・・
これを馬愛好家が聞いたら、
馬の毛色はどんなに美しいことか。
それを塗料の色で表現できるわけないだろう。
と言われるかも^^
ちなみに、困ったときは拭き漆にします。
漆の美しさは、私の未熟な腕をカバーしてくれます。
例えるなら、G1レース直前の筋骨隆々の鹿毛のサラブレッドかな。
昨年末、かなりご無沙汰していた乗馬クラブに行った時に撮った写真です。
毛色が鹿毛(かげ)の女の子。
私がもっとちゃんとブラッシングすれば、漆の艶に負けないくらいの艶やかな毛並みになったはずですが・・・

たてがみボサボサ^^