スノーボードの結果は残念だった。
國母選手がけがをしながらも、全力で試合に臨んだことは大いに評価したい。
そして、「お疲れさん」と言ってやりたい。
しかし。
テレビを見ていたら、
「これで國母選手の問題は許せますか」という街角アンケートをやって、
「許せる」が三分の二以上あり、キャスターも
「みんな『許せる』ということですね」と、結論づけていた。
待ってほしい。
たとえ金メダルをとろうが、懸命に競技しようが、
そのことと服装や態度の問題は別である。
だから國母選手はテレビカメラの前できちんと謝罪したのではないか。
本人も「申しわけなかった」と思ったから謝ったのではないのか。
もし懸命に競技することで服装問題などが許されるのなら、
最初から謝る必要などない。
「一所懸命やれば文句ないだろ!!」
と言えばいい。
そうせずに國母選手が謝ったのは、素直に服装や態度が悪かったと反省したからである。
それを、「あれだけ一所懸命やれば許すよ」などと、またまた本人の道を誤らせるような世論誘導はやめてほしい。
鳩山総理がメルマガで、
「党首討論では―略―議論の大半が、私個人の問題などに集中してしまったことは、誠に申し訳なく、また、残念でした」
と書いた。
本当に残念だ。
しかし、現職の総理大臣が脱税まがいのことをしておいて、
「いい政治をすれば文句ないだろ!!」
というわけにはいかない。
毎月、親から1500万円ももらっておいて、知らなかったというのが事実なら、そんないい加減な金銭管理しかできない総理に、予算を決めたり財政を管理したり、ましてや税制の議論など「やめてくれ」と言いたい。
それでも政権にしがみつくならば、いい政治をして結果を出すのは当然だが、そのことと脱税まがいの贈与や「故人献金」は別問題である。
どんなに良い政治をしようと、お金に関する問題は続く。
総理もせめて、國母選手のように、素直に謝ったらどうか。
「私としては、国民の皆様のいのちをどのように守るのか、という点や、景気や経済をどのようにたてなおしていくか、ということをぜひ議論してみたかったです」
と言う。でもそれができなかったのは、
「問題設定の主導権が野党側にある」からだ、建設的な議論ができなかったのは、野党が悪いのだ、と、はっきりメルマガに書いている。
もし國母選手が、
「本当は競技に全力尽くしたかったけれど、マスコミや国民が
服装とか態度とか、くだらないことで騒ぎたてて、おかげでこんな結果だよ!」
と発言していたら、反発を覚える人は多いのではないか。
もちろん國母選手は、そんなことはしなかった。
総理は、國母選手を見習って、もっと爽やかにひたすら謝るべきだ。
「たしかに俺もわるいけど」という言い訳はやめた方がよい。
國母選手のお母さんは、本当に誠実に謝っていた。そして息子を温かく見守っていた。
総理のお母さんは、いまの総理の状況を見て、なんと言っているのだろう。
「自分で聞くより第三者に聞いてもらった方が」と、総理はいつも口にする。
きっと、党首討論に対する母親の感想を、弁護士を通じて聞いているのだろう。
國母選手がけがをしながらも、全力で試合に臨んだことは大いに評価したい。
そして、「お疲れさん」と言ってやりたい。
しかし。
テレビを見ていたら、
「これで國母選手の問題は許せますか」という街角アンケートをやって、
「許せる」が三分の二以上あり、キャスターも
「みんな『許せる』ということですね」と、結論づけていた。
待ってほしい。
たとえ金メダルをとろうが、懸命に競技しようが、
そのことと服装や態度の問題は別である。
だから國母選手はテレビカメラの前できちんと謝罪したのではないか。
本人も「申しわけなかった」と思ったから謝ったのではないのか。
もし懸命に競技することで服装問題などが許されるのなら、
最初から謝る必要などない。
「一所懸命やれば文句ないだろ!!」
と言えばいい。
そうせずに國母選手が謝ったのは、素直に服装や態度が悪かったと反省したからである。
それを、「あれだけ一所懸命やれば許すよ」などと、またまた本人の道を誤らせるような世論誘導はやめてほしい。
鳩山総理がメルマガで、
「党首討論では―略―議論の大半が、私個人の問題などに集中してしまったことは、誠に申し訳なく、また、残念でした」
と書いた。
本当に残念だ。
しかし、現職の総理大臣が脱税まがいのことをしておいて、
「いい政治をすれば文句ないだろ!!」
というわけにはいかない。
毎月、親から1500万円ももらっておいて、知らなかったというのが事実なら、そんないい加減な金銭管理しかできない総理に、予算を決めたり財政を管理したり、ましてや税制の議論など「やめてくれ」と言いたい。
それでも政権にしがみつくならば、いい政治をして結果を出すのは当然だが、そのことと脱税まがいの贈与や「故人献金」は別問題である。
どんなに良い政治をしようと、お金に関する問題は続く。
総理もせめて、國母選手のように、素直に謝ったらどうか。
「私としては、国民の皆様のいのちをどのように守るのか、という点や、景気や経済をどのようにたてなおしていくか、ということをぜひ議論してみたかったです」
と言う。でもそれができなかったのは、
「問題設定の主導権が野党側にある」からだ、建設的な議論ができなかったのは、野党が悪いのだ、と、はっきりメルマガに書いている。
もし國母選手が、
「本当は競技に全力尽くしたかったけれど、マスコミや国民が
服装とか態度とか、くだらないことで騒ぎたてて、おかげでこんな結果だよ!」
と発言していたら、反発を覚える人は多いのではないか。
もちろん國母選手は、そんなことはしなかった。
総理は、國母選手を見習って、もっと爽やかにひたすら謝るべきだ。
「たしかに俺もわるいけど」という言い訳はやめた方がよい。
國母選手のお母さんは、本当に誠実に謝っていた。そして息子を温かく見守っていた。
総理のお母さんは、いまの総理の状況を見て、なんと言っているのだろう。
「自分で聞くより第三者に聞いてもらった方が」と、総理はいつも口にする。
きっと、党首討論に対する母親の感想を、弁護士を通じて聞いているのだろう。