atabichaのきまぐれ手帖

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【れんげ荘】群 ようこ 読了。

2019年05月21日 | 
内容紹介
月十万円で、心穏やかに楽しく暮らそう! ―――キョウコは、お愛想と夜更かしの日々から解放されるため、有名広告代理店を四十五歳で早期退職し、都内のふるい安アパート「れんげ荘」に引っ越した。そこには、六十歳すぎのおしゃれなクマガイさん、職業“旅人"という外国人好きのコナツさん・・・・・・と個性豊かな人々が暮らしていた。不便さと闘いながら、鳥の声や草の匂いを知り、丁寧に入れたお茶を飲む贅沢さを知る。ささやかな幸せを求める女性を描く長編小説。


群ようこさんの、今回はエッセイではなく小説。

主人公のキョウコさん、45歳で選んだセカンドライフのなんと極端なこと!

モンスターな母から離れたくて家を出るまではわかるけれども。

有名な広告代理店まで辞めて、選んだアパートが、家賃3万円!トイレ・シャワー室は共同!(しかもトイレは和式)
梅雨時は部屋中にカビが生えるし、夏は蚊がおしよせるし、冬は部屋の中に雪が降る(!)という。

でもなんだか住みたくなるアパートというのは、ちょっとわかる気がしました。

でもでもでも、ねー。w

さすがにお風呂とトイレは、キツイかなぁ~。と現実的には思ってしまいますけども。

まぁ、色々と都合の良い設定なのは否めませんが、でも面白くて一気に読んでしまいました。

ここまで極端なのはムリとしても、自分も今後の生活とか、色々考えさせられます。

森茉莉さんの「贅沢貧乏」読みたくなりました。