atabichaのきまぐれ手帖

更新は不定期です。
本や映画の感想やお出かけの記録など。

【本屋の新井】新井見枝香

2019年01月15日 | 
内容紹介
本は日用品。だから毎日売ってます――。
ときに芥川賞・直木賞よりも売れる「新井賞」の設立者。『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』(秀和システム)も大好評の型破り書店員・新井見枝香による”本屋にまつわる”エッセイ集!
「新文化」連載エッセイ「こじらせ系独身女子の新井ですが」に加え、noteの人気記事、さらには書き下ろしも。装幀、カバーイラスト、挿絵は寄藤文平!

年末用に積んでいた本の中から、大本命。

とにかくビックリするほど、シンクロ率の高いステキな方から教えていただいた1冊。

ハズレるわけがない!

本屋さん、大好きな場所ではあるけど、本屋さんでのバイトもした事はないので、お仕事の場としての書店、裏方のお仕事など、その辺りも興味深く。

そしてなにより新井さんの文章の面白さ。

紹介されている本もいちいち読みたくなるから困ったもんです。w

こういう方が今も本屋さんの店員さんとして働いているというのも、なんだかスゴイ。

スゴイな、日本の本屋さん。とまで思ってしまった。

最近はネットで購入する事も多いけど、やっぱり本屋さんで平積みから眺めて面白そうな本を見つけるという楽しみも捨てられません。

この本を読んだら、今までよりも少し、本屋さんに足を運ぶ回数が増えそうな気がします。

【猿ぐつわがはずれた日】もたいまさこ

2019年01月15日 | 
内容紹介
「何が何だかわけが分からない・・・」と呟きながら、四十代を迎えてにわかに活気づいてきた人生を悠然とたゆたう。デパートのお局に怒ったり、桜を見上げてなぜだけ涙がこぼれたり、ジミ・ヘンに変身したり、八ヶ岳で遭難しかかったり、オオカミ犬を北海道に里子に出したり・・・。個性派女優の気持ちがほろほろほぐれる名エッセイ。

またまたエッセイ。これも年末に用意していた中から。

もたいまさこさん、出てきただけで(ただものじゃない)と思わせる、大好きな女優さんです。

が、映画やドラマで見る以外はほとんど存じ上げなかったので、とても興味深いエッセイでした。

でもこれ、初版が平成9年。w

なので、ワタシよりだいぶ年上のもたいさんが、今のワタシよりだいぶお若い頃に書かれたモノだったりします。

それでも、かなり面白かった!

やっぱり魅力的な女優さんが書くものは面白いのだ。と確信しました。
(小林聡美さん、片桐はいりさん、室井滋さん、等々。。。)

もたいさん、他に個人の著書は無いようですが、こういうエッセイ、もっと読みたいなぁと思いました。


【卵を買いに】小川 糸

2019年01月10日 | 
内容紹介
取材で訪れたラトビアに、恋してしまいました。手作りの黒パンや採れたての苺が並ぶ素朴だけれど洗練された食卓、代々受け継がれる色鮮やかなミトン、森と湖に囲まれて暮らす人々の底抜けに明るい笑顔。キラキラ輝くラトビアという小さな国が教えてくれた、生きるために本当に大切なもの。新たな出会いと気づきの日々を綴った人気日記エッセイ。

こちらは年末用に積んであった中の1冊。
この作家さんは何冊か小説を読んでいただけだったので、エッセイは初。

これが人気のシリーズものとはしりませんでした。

なので、最初は「ペンギン」がすごく年上のダンナ様のことだったり、「ゆりね」が最近迎えたワンちゃんだったり、ということも知らずに読み初めてしまったのですが。
でも読んでいるうちにだいたいのことは理解できたし(途中、ウィキで作者さんを検索したりもしましが。w)、作品からも想像できる通りのお人柄と暮らしぶりがとてもすてきでした。

作家さんや芸能人の方は政治的な考えなどは触れない方も多いけれど、この人は結構ハッキリと物申すんだな、というのも興味深かったです。

私には全く縁遠かった海外の国のことなども、面白く読ませていただきました。

このシリーズ、前の物から読んでみたくなりました。

【まあまあの日々】群ようこ

2019年01月10日 | 
内容(「BOOK」データベースより)
アイドルの流行歌にあわせて踊ってみたら、息があがって収まらず、エスカレーターに乗ろうとすればタイミングが合わない。鮨店では写真ばかり撮っている夫婦に呆れ、伝票に印鑑を押そうと手にしていたのは“靴べら”だった…。物忘れや小さな文字の見間違い、体調不良など、ひたひたと近づいてくる加齢に落ち込むこともあるけれど、時には毒づき、かわしながら「まあまあ」で過ごせたら良しとしよう。爽快な日常エッセイ集!


年末年始、読もうと思って積んでおいた本たちをごっそりおき忘れて帰省してしまいました。

でも何か読むものが欲しくて、向こうの本屋さんで1冊だけ購入したのがコチラでした。

この人の作品、小説はそんなにたくさん読んでいるわけではないんだけど、エッセイは見つけるとつい手に取ってしまいます。

何気ない日々の、とても「素」な暮らしや失敗、憤りなどなど、身につまされたり共感したり。

毎度外れないエッセイ。

お休みにのんびり読むのにはピッタリでした。