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横浜 鶴見アトリエアリス〜制作風景〜日々のスケッチ

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こんな時どうしようシリーズ その3 「パレットが固まってしまった」

2012-12-13 14:00:55 | 画材
みなさんこんにちは(^-^)
ニュースでは先週末からの大寒波が…
日本海側は大雪が降り続いているようですが風邪などひかれていませんか?

一般絵画教室の生徒さん達は、毎日元気に作画に勤しんでます。
が…最近よく油絵の具を出す場所が無いパレットを呆然と見つめている場面に出くわします。
そこで…こんな時どうしようシリーズ その3として
「パレットが固まってしまった」をお届けします。

ほんとは、制作終了後はどんなに描き疲れていても毎回の掃除と手入れを欠かさないということ以外にないのです。
しか~し、あるんですよ。忙しさにかまけて放置しちゃうことが…往々にして(笑)

で、結論から言うと、一度固まっちゃったパレットは完全にもとどおりにはなりません…

そこでこのシリーズが役に立つんです(笑)
前回「APTアプト後片付け用筆洗液」を紹介しましたが、今回油絵の具がガチガチに固まったパレットには、より強力な剥離材(ストリッパー/リムーバー等メーカーにより呼称は様々)を使います。

STEP 1
スクレパー(なければパレットナイフ/ペインティングナイフでも代用可)で、こそげ取れるだけ掻きとります。



STEP 2
おもむろに瓶から直接パレットに液を垂らし、特に厚く絵の具が固まっているところは多めに盛り上げしばし待ちます。



STEP 3
5分~10分ほど放置すると、絵の具の表面がシワシワくねくねと柔らかくなってくるので、ここぞとばかりにスクレパー等で削り取ります。
※取りきれない絵の具のカスはSTEP2・3を繰り返せば次第にとれてきます。

が、ここで大きな問題が!
ストリッパーなどの剥離材はパレットのコーティング(ニス)まで完全に剥がしてしまうんです。
それまでツヤツヤだった表面なのに、木地が露出してつや消し状態に( ´ー`)
でもあわててホームセンターに木工用ニスなんかを探しにいってはいけません。



STEP 4
コーティングの剥がれたパレットにはリンシードオイルを刷り込んであげましょう。
生のリンシードオイルをパレットに垂らし、綺麗なウエスで延ばしてやります。
何回か塗っては乾かしを繰り返すと、もうそれ以上オイルがしみ込まなくなる飽和状態になりパレットのリニューアルは完了!です。



さて、ここまで読んだ貴方!もう明日からの油絵制作に怖いものはありません。
絵の具でもっこりしているパレットを見かけたら、是非あなたが教えたげてください。

きっと…周りからの尊敬の眼差しに耐えられなくなるでしょう(笑)

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