今回の完成作品はこちら、Yさんのシマウマ、F10号油絵です。
このところ動物シリーズを続けて描かれていますが、
今回も 小雨に煙るサバンナのシマウマ がいい感じで仕上がりました。
動物シリーズ、ずらっと並べて見るのも面白そうですね。
今回の完成作品はこちら、Yさんのシマウマ、F10号油絵です。
このところ動物シリーズを続けて描かれていますが、
今回も 小雨に煙るサバンナのシマウマ がいい感じで仕上がりました。
動物シリーズ、ずらっと並べて見るのも面白そうですね。
先日のお話・・・・生徒さんから、にじみやぼかしなどのご質問があったので、では実際にやってみましょう!という運びに。
しかし進むにつれて、わたくしお店を広げすぎてしまい……その結果、即席のマチエルとコラージュ講座と相成りました。
マチエルとは・・・絵画を描く場合において、画面上の質感、絵肌を指します。
コラージュとは・・・紙や、その他の素材を貼り付ける表現方法です。
今回は油絵の具や盛り上げ材などの厚塗り等ではなく、水彩、薄塗りで出来るものを試してみました。
まずは、アクリル絵の具や、透明水彩絵の具で画用紙に、適当に色を置いていきましょう。
水の量を増やせば隣同士の色が滲み、意図していない色合いになったりします。
「ポイントは同じ濃度にしない」ということです。
↓こちらは、より模様っぽく、でもランダムな柄になるようにしたマチエルです。
同系色で色を垂らし込んでみたり… 縦横で模様にしてみたり…
わざと筆跡を残しても面白い質感になります。
かすれさせるのは、「ドライブラシ」という技法です。また、筆につける色を部分的に変えることで色味が複雑になります。
乾いたら、ランダムに切ってみましょう。
↓切りました。
にじみに沿って切ったもの、直線的に切ったもの・・・など様々です。
何かに見えたから、その形を想像しながら切った!なんてこともアリです。
適当に切った黄緑の形が木になりそうだったので、筆のタッチが残った茶色の紙と組み合わせてみました。
↓葉っぱの色を黄緑から、黄色のわしゃわしゃしたマチエルに変えてみました。
他の黄色い部分の端の部分も細かく散らして落葉っぽく・・・。
色画用紙の背景も付けて、秋晴れの日といったところでしょうか。
↓お次は、青くにじませた部分を細く切り、雨に。
葉の部分の角度を斜めにすることによって秋の嵐になりました。
↓次は、背景を青に変えて、アトリエに咲いている蘭にしてみました。
↓こちらは、シクラメン。
赤くにじんだ濃淡が花びららしくなりました。
↓お次は先ほどの葉っぱを切り抜いた、いわば捨てる部分です。
フレームのように見えたので、その周りに様々な切れ端を配置してみました。
何かに見えなくても、色のパズルのように組み替えて見ると、思ってもいないような組み合わせができたりするのです。
↓南国の海
↓最初に作った木の幹と同じ紙を使ってトラ猫を作ってみましたよ。
周りの赤いのは、先ほどのシクラメンの花びらです。
お魚に夢中の様子・・・。
にじんだ形が人型に見えたので、それに沿って切ってみて、さらに帽子や花などをつけてみました。
なんだかファンタジーな雰囲気になりました。
春を運んできてくれる妖精と言ったところでしょうか・・・(^^)
こんにちは。大窪です。
私事で恐縮ですが、昨年に引き続き、京王井の頭線 西永福駅にあるJalk Coffee(ヤルクコーヒー)さんにて展示を致します。
丹沢や奥多摩、北、南アルプスなどの山を歩き、そこで感じたものを絵にしました。
美味しいコーヒーやケーキと共に、山の雰囲気を感じて頂けたら幸いです。
アトリエにもお知らせを掲示しますので、どうぞよろしくお願い致します。
大窪美咲 個展 「山の隙間」
4/5㈮〜4/29㈪祝
Jalk Coffee
OPEN:10:00〜19:00(月曜定休) *最終日4/29㈪は祝日の為、営業しています。
こんにちは!大窪です。
今回は生徒さんの作品をご紹介します!
受験生も毎年やっている、色面分割6対比。どんなものかと言いますと、写真のモチーフを面分割し…
・ノーマル(写真の色とそっくりに)
・モノトーン(白黒、もしくは明度が低めの色と白など。*黃色や黄緑などは、明度が高い為、不向きです)
・高明度 (ノーマルに対して明度を最大限高くする=白をたくさん入れると明度が上がります。)
・高彩度 (ノーマルに対して彩度を最大限高くする=発色を上げる。)
・低明度 (ノーマルに対して明度を低くする。)
・低彩度 (ノーマルに対して彩度を低くする。)
の6つに塗り分けていきます。
さて、Uさんのモチーフはこのクラシックカーです。
モチーフを選ぶ際は、形の変わり目が分かりやすいコントラストのハッキリした物を選ぶと、色面分割がしやすいでしょう。
色や形の移り変わりが微妙な物ですと、どこで区切っていいか分かりづらくなってしまいます。
こんな感じで6つ下描きをしてからスタートです。
現在はモノトーンまで仕上がっていますよ〜。しっかりと面割りが出来ていて、立体的に見えますね。
ノーマル
モノトーン
高明度以降の4つは、ノーマルとモノトーンを基準に進めて行きますので、まずはこの2つの明度、彩度をしっかりと塗り分ける事が重要です。
明度、彩度を勉強するにはもってこいの課題です。
ご興味のある方はやってみてはいかがでしょうか〜?
まずは火曜午後クラスのKさんのF10号の油彩、白樺湖です。
夕方から日が暮れて月が輝き始める間のなとも言えない時間帯をうまく表わせました。
次は火曜夜クラスのKさんのF10号の江ノ電です。
こちらも夜と昼の光の描き分けが綺麗に表され、奥行きのある絵に仕上げています。
こちらは土曜午後クラスのOさんのF6号の油彩です。
イギリスの南の先端あたりに位置するセント・アイヴスの海です。
険しい断崖と海の対比がよく出ています。
こちらは土曜午後クラスのIさんのF6号油彩です。
こちらは想像の世界を描いていますが、魚や惑星などしっかりした描写で
説得力のある良い絵に仕上がりました。