吉備路レポート(気ままブログ)

晴れの国 岡山より仕事を卒業して吉備路の情報と気まぐれレポートを発信してます。

製造者責任。

2008年10月09日 | 雑記帳
今日は、最近気になっている製造者責任について少し。
家内がいつも良く食べていた「蒟蒻畑」が製造中止になりましたね。
喉に詰まらせて死亡した 17件の内 3件がこの製品らしいです。
製造者責任を問われ、改善要求を実施出来ないからとの事。
市場の6~7割のシエアを持ち、会社を支える主力製品みたいです。
この企業にとって、この製造中止は企業の存続を掛けた大きな事件です。
最近、この製造者責任の法律の解釈が飛躍してるのではと考えさせられます。
車両事故を誘発する各所の部品の強度不足や餃子事件にみられる有害薬品の混入、
偽りのデータにより製作された商品などは、良く理解できます。
でも今回の事件、食べて有害な物の混入も無く、子供にも老人にも健康被害を
及ぼすものも無いのに、責任を問われる事にちょっと疑問?です。
年末年始にお年寄りが良く 餅を喉に詰まらせた事故が発生しますが、
この餅の製造会社はどうなんだろう?
同じ事では無いのではと思う反面、食べる側にも責任があるのではと。
消費者保護を優先するのは良い事ですが、全てを製造者責任と言う事で
片付けるのは余りにも拡大解釈、飛躍した解釈では無いかと思うのですがね。
農薬が残留した事故米を始め、メラミン混入の乳製品やお菓子などは、
製造者責任の法によって大いに取り締まって欲しいと思いますが、
今回の「蒟蒻畑」に付いては、行き過ぎの感がある様に私には思えます。
この事件で亡くなられたご家族には大変お気の毒に思いますが、
今回のこの事件で、改めて 使用者責任 を考えさせられました。
善意で、新製品開発をされ、販売をされた企業が使用者側の誤った使用で
責任が問われる事が今後も続けば、ベンチャー企業による新製品の意欲も無くなり、
この疲弊した経済の中で生き残りを掛けて、努力している中小企業に対し
水を掛けてその意欲を潰してしまわないかと思っています。
皆さん、使用者側として、安全で正しい使い方をしましょうね。
口に大きすぎる物は、小さく切って食べるとか。
最近、ちょっと気になる事を書いてみました。


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