良い所は更に良く、悪い所はそれなりに。

今日の岡山市北区の天気ですが、終日　晴れ時々曇り　と言ったところ、
気温は寒くて　朝の６時で１２度、午後の最高で１５度　でした。
明日の朝はもっと冷え込んで６時で５度、昼間で１４度らしいです。
今日は、朝から昨日始めた外壁塗装の拾い出しから着手した。
午前中に数量の拾い出しだけは何とか済みましたが、見積書の清書が
大変なんです。と言うのは、屋根も外壁も数種類の商品で見積書を
作成します。屋根ですが、（１）タフコート(熱交換塗料）、
（２）　ハイブリッドコートＪＹ　ＩＲ（無機塗料）（３）　Ｉ　Ｒ　グロスの３種類と
外壁は、（１）ＥＣ－２０００Ｆ　Ｉ　Ｒ、（２）　シリコンフレックス　（水性系）
と言った具合で数種類の商品で見積もりします。
外壁については築７年と言う事もあって、無機ハイブリッドクリアー　ＪＹ　と
言った選択しもあるのですが、施主さんの希望が色を変えたいと言う事
なのでこれは使えそうもないですね。無機のハイブリッド塗料は、他の
塗料に比べて耐久性は抜群ですが、屋根のハイブリッドコートと違い
クリアー（透明）なんです。イメージを変えたいと言われれば、現在の
色がそのまま残ると言う事なので使用不可、無理ですね。まさに
築７年目と言うだけあって、サイディングは抜群に綺麗で新築同様に
条件がいいです。クリアーなのでいい所は更に良くなり、悪い所は
それなりにと言ったところ、だから綺麗な時が良いんですね。
いつも「耐久性があって、遮熱効果のある塗料」でと言われるのですが、
相談を受ける時期がチョット遅いので、悪い所はそのまま素直に見えます。
そこのところをよく理解をして貰って、それでもと言われればやりますが、
出来れば築１０年位か遅くても築１２年位までですかね。
屋根のハイブリッドコートは、標準色　１０色の中から選択できます。
御希望があれば、アステックの色見本帳にある色で他の色も選択可能
です。カラーベスト、セメント瓦等の遮熱と耐久性を考えて、最近　希望が
随分増えて来た様に思います。他の塗料と比較して、耐久性に関しては
抜群の製品です。強度を再生しながらハイブリッドコートを塗布する事で
室内温度を下げて、傷んだ表面の保護をします。
その他に、最近多いのが　屋根は「タフコート」＋外壁はＥＣ－２０００Ｆ　Ｉ　Ｒ
の組み合わせです。環境温度で働いてくれる「タフコート」　は反射タイプの
最大の弱点である汚れに強い事、強いと言うより汚れに影響を受けないと
言った方が正しいかも知れませんね。環境温度で働くので、セラミックなど
を混入する事で反射・放射・熱伝導を促して温度を下げる他の遮熱塗料と
違い、必ずしも太陽光が顔を出している時だけで無く、陽が落ちた熱帯夜
(２５度以上）でも、機械から発生する熱、焼却する時の熱であっても、
２５度以上の温度に上昇すれば、温度を下げようと働いてくれます。
外壁は、一般的な塗料でと言う注文があれば、シリコン系の塗料で積算
しますが、それでなかったらまず　ＥＣ－２０００Ｆ　Ｉ　Ｒ　を推薦します。
サイディングであったり、モルタル外壁にしろ、継ぎ目のコーキングや
モルタル部のへアークラックなどに対して、コーキングよりはるかに優れて
いるのが　ＥＣ－２０００Ｆ　Ｉ　Ｒですね。コーキングの寿命は長くて５年と
言われています。それは、可塑材(石油系＝シンナー等）によって、弾性を
持たせていますが、揮発性と言う性質から可塑剤が気化して乾燥、そして
硬化していずれ激しいひび割れつまり、水が侵入して来ます。
その点、可塑材を使用せず、分子の組み換えで弾性を持たせている
ＥＣ－２０００Ｆ　ＩＲは２０年経っても爪を当てると凹みが出来る弾性を維持
します。それは６４０％　の伸縮性、つまり１ｍｍの塗膜厚の場合、クラック
の６．４ｍｍまで追随すると言う事です。それと、防カビ・防汚（ダートガード）
遮熱機能と言った特徴から、今回もこれらで御希望に沿う塗装をしたいと
思ってます。生涯で大切な資産である家を、何回手を加えるか、如何に
安く維持するかは、良い材料を使うことに尽きると思います。
明日は、県北に行きますが、早く終わると思うので帰って見積書を清書
しますかね。生涯のランニングコストを安く上げたい方連絡待ってます。

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