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羽田―パリ線、貨物制限へ=滑走路制約で苦肉の策―日航

2010年07月02日 | 日記
 会社更生手続き中の日本航空が、10月末に就航する羽田―パリ線について、滑走路の制約で積載貨物の重量を制限することが1日、明らかになった。旅客機は通常、乗客の手荷物だけでなく、貨物室を利用してさまざまな物資を輸送している。積載制限を前提に定期便を飛ばすのは異例だが、高い客単価に期待して運航に踏み切る。
 日航が6月30日に発表した同路線のダイヤによると、羽田の出発時刻は午前1時30分。騒音問題のため、陸上部を避けて東京湾へ向かってしか離陸できない「深夜・早朝時間帯」に該当し、風向きによっては貨物を満載すると飛び立つことができない。
 一方、成田空港が騒音問題で閉鎖中の午前1時30分に出発すれば、パリには現時時間の午前6時20分に到着。欧州各国への乗り継ぎも便利なため、単価の高いビジネス客を中心にした需要が見込まれる。日航は、貨物の取扱量を減らしても路線収支の黒字確保は可能とみている。 

引用元:yahoo ニュース