スペイン中銀、銀行セクターの監督を強化へ
ロイター 1月9日(水)19時25分配信
[マドリード 9日 ロイター] スペイン銀行(中央銀行)は欧州当局の要求に沿って、銀行セクターの監督を強化する計画を明らかにした。大手行だけではなく、国内16行に監査人を配置するという。
スペインが欧州から銀行部門に対する支援を受ける条件の1つとして、中銀による銀行の監督体制の見直しが求められていた。
新たな体制では、既にスペイン銀行の監査人が常駐するサンタンデール<SAN.MC>とBBVA<BBVA.MC>の大手2行だけでなく、さらに多くの金融機関を緊密に監視することが可能になるという。
非上場の貯蓄銀行など中小規模の金融機関の多くが不動産開発業者への融資を見境なく実施するなどしたため、銀行セクターは巨額の資本不足に陥る結果となった。