「スーパードライ」販売、４カ月連続増へ アサヒ“若返り”戦略奏功

　アサヒビールの主力ビール「スーパードライ」の販売が９月も好調が続き、２０００年以来１０年ぶりに、４カ月連続で前年水準を上回る見通しになったことが２９日、分かった。ビール類全体の需要は低迷しているが、記録的な猛暑の恩恵に加え、消費ターゲットを若者にも広げるスーパードライの“若返り”戦略が功を奏した。

　９月のビール類販売で、アサヒ「スーパードライ」の販売状況は、９月中旬まで前年同月比４～５％前後で推移した。その後も引き続き前年同月比プラスの好調をキープし、９月も「プラスでいける」（アサヒ関係者）見込みという。

　１９８７年発売のビールの老舗ブランド「スーパードライ」が息を吹き返す要因になった一つが、アサヒが今年３月から打ち出した販売戦略の強化だ。ビール離れが進む２０～３０代の若者層にも狙いを定めた。

　スーパードライを氷点下２度まで冷やすと、苦みが薄くなる「エクストラコールド」という新たな飲み方を提案し、「特に若い女性の利用客が増えた」（同社）。

　また、おしゃれな「スリムボトル缶」を投入して定番ビールの活性化を図った。

　収益の柱であるスーパードライの復活で、キリンビールと争うビール類国内年間シェア首位を２年ぶりに奪回したい考えだ。

引用元：yahoo ニュース

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