トヨタ自動車が、資本提携している富士重工業に小型車を今秋にもOEM(相手先ブランドによる生産)供給する方向で検討していることが25日、分かった。トヨタが国内メーカーに完成車をOEM供給するのは初めて。トヨタは生産拡大で工場の稼働率を高める一方、富士重は小型車のラインアップを拡充すると同時に、得意の中型車に経営資源を集中するのが狙い。
OEM供給する車種は、小型車「ラクティス」の新型モデルを候補に検討している。フルモデルチェンジに合わせ、仕様を一部変更して供給する見通し。具体的な供給台数や販売台数について両社で詰めの調整を急いでいる。早ければ今秋にも、供給が始まる可能性がある。
トヨタは2005年に富士重に出資し、08年には出資比率を16.5%に引き上げ、事業提携を強化した。今年4月にはトヨタの高田充常務役員が富士重の常務執行役員に就任するなど、関係強化が進んでいる。
具体的な事業連携としては、来年末をめどに両社が共同開発した後輪駆動(FR)のスポーツカーをそれぞれのブランドで販売する方針。また、トヨタがハイブリッド車(HV)に関する技術を富士重に供与するなどの計画を進めている。
富士重はすでに軽自動車の開発・生産から撤退し、トヨタグループのダイハツ工業からOEM供給を受けており、今年4月には第1弾の「ルクラ」を発売した。新たにトヨタ本体からも供給を受け、車種のラインアップを充実させると同時に、販売好調な主力車「レガシィ」など中型車の生産を強化したい考えだ。
世界的な自動車メーカーの競争激化や金融危機による先進国での需要減で、各社は車種構成を見直している。大きさや車種などのラインアップを総合的にそろえるのは一部の上位メーカーだけになり、その他のメーカーはOEM供給を受けることなどで、自社の得意分野に経営資源を集中させる動きが活発化する可能性がある。
引用元:yahoo ニュース
OEM供給する車種は、小型車「ラクティス」の新型モデルを候補に検討している。フルモデルチェンジに合わせ、仕様を一部変更して供給する見通し。具体的な供給台数や販売台数について両社で詰めの調整を急いでいる。早ければ今秋にも、供給が始まる可能性がある。
トヨタは2005年に富士重に出資し、08年には出資比率を16.5%に引き上げ、事業提携を強化した。今年4月にはトヨタの高田充常務役員が富士重の常務執行役員に就任するなど、関係強化が進んでいる。
具体的な事業連携としては、来年末をめどに両社が共同開発した後輪駆動(FR)のスポーツカーをそれぞれのブランドで販売する方針。また、トヨタがハイブリッド車(HV)に関する技術を富士重に供与するなどの計画を進めている。
富士重はすでに軽自動車の開発・生産から撤退し、トヨタグループのダイハツ工業からOEM供給を受けており、今年4月には第1弾の「ルクラ」を発売した。新たにトヨタ本体からも供給を受け、車種のラインアップを充実させると同時に、販売好調な主力車「レガシィ」など中型車の生産を強化したい考えだ。
世界的な自動車メーカーの競争激化や金融危機による先進国での需要減で、各社は車種構成を見直している。大きさや車種などのラインアップを総合的にそろえるのは一部の上位メーカーだけになり、その他のメーカーはOEM供給を受けることなどで、自社の得意分野に経営資源を集中させる動きが活発化する可能性がある。
引用元:yahoo ニュース