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<欧州債務危機>IMF融資枠2000億ドル強化案浮上

2011年12月03日 | 日記
 欧州債務危機の拡大を防ぐため、国際通貨基金(IMF)の融資枠を2000億~3000億ドル(約23兆円)規模で強化する案が浮上していることが3日、分かった。主要20カ国・地域(G20)の中央銀行などがIMFに資金を貸し付け、それを欧州支援などに充てる手法などが議論されている模様だ。ただG20の一部の国には「欧州内部で解決すべきだ」との慎重論があり、実現性は不透明だ。

 強化策はIMFとG20各国が調整している。IMFへの貸手は、欧州の中央銀行や、新興国などを念頭に置いているとみられる。IMFは融資枠を拡充し、欧州などに対する支援を強化する。

 IMFは08年のリーマン・ショック後、金融危機に陥った国などに支援するための融資枠を、従来の3倍の7500億ドルに拡大。しかし、欧州向け支援などが相次ぎ、足元の融資余力は4000億ドル規模という。債務危機がイタリアなど欧州の主要国に波及すれば、IMFの現行の融資枠では足りなくなる懸念があるため、拡充が必要か検討を進める。

 IMFは当初、加盟国からの拠出金を増やして融資枠の拡充に充てることも考えたが、拠出金の拡充は各国政府・議会の承認手続きが必要で時間がかかる。加盟国の拠出金負担割合が変動すれば、IMF内での発言権にも影響するため、一部加盟国には慎重論が強い。このため、主要国からの貸し付けで対応する案を模索していた。

 欧州連合(EU)は8~9日に開催する首脳会議で債務危機への対応を議論する。IMFは首脳会議での検討結果を受け、融資枠を拡充するかどうか詰めの協議を行う。

引用元:yahoo ニュース


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