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ノキアのCEO、幹部の入れ替えへ

2011年02月07日 | 日記
 携帯電話機大手ノキア(フィンランド)のスティーブン・エロップ最高経営責任者(CEO)は幹部の刷新を検討しており、何人かの取締役が間もなく社を去るとみられる。関係筋が6日、明らかにした。エロップ氏は昨年9月、米マイクロソフトからCEOに迎えられた。

 ノキアは依然世界最大の携帯電話機メーカーではあるが、各社の利益を押し上げているスマートフォン市場で、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」とグーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマートフォンに押されてシェアを失っている。ノキアはOSとして「シンビアン」に固執しているが、業界関係者の多くはこのOSは古くさく、アンドロイドやアップルのOSに勝てないとみている。

 幹部の入れ替えでだれが社を去るのかは分かっていない。エロップCEOは同社立て直しのための人事計画を最終的に練っているところで、これは11日にロンドンで開かれるアナリスト会合で発表されるとみられている。

 関係筋によると、取締役たちは同会合の前日にエロップ氏の計画について話を聞くまでは自分の運命がどうなるのか分からないという。もう一つのリストラ関連の重要な決定は、シンビアン以外のOSを導入するかどうかということだ。この関係者は「シンビアンの低落傾向は続いている」とし、「ノキアは何か大胆なことをしなければならないだろう」と述べた。

 ノキアの立て直しは取締役(10人)の異動だけにとどまらない公算が大きく、同社はヘッドハンティング会社を使ってOS部門トップとソフト面で高い能力を持つ研究・開発(R&D)部門のトップを探しているという。エロップ氏はこのトップ探しの過程で、首脳部にフィンランド人をどの程度残すか、さまざまな事業部門をどのように立て直すか決断しようとしている。

 同社の広報担当者は、うわさや思惑にはコメントしないと述べた。

 エロップCEOは2011年第4四半期決算の発表に際して、同社の戦略を抜本的に変える用意のあることをうかがわせ、スマートフォン市場で「チャレンジャー」となる必要があると語った。

 ノキアに移ってからのエロップ氏は、人員削減や米ベライゾン・コミュニケーションズからジェリ・デバード氏を新しく設けた最高マーケティング責任者(CMO)のポストに招くなど、いくつかの小規模な改善策を実施してきた。

 また、スマートフォン部門のトップだったAnssi Vanjoki氏や子会社ミーゴー・コンピューターズ部門を率いたAri Jaaksi氏らの幹部も辞めている。ヨルマ・オリラ会長は12年に退任することになっている。

 ノキア幹部の入れ替えの観測記事は最初にドイツのメディアで報道されている。それによると、携帯電話部門を率いるマリー・マクドウェル氏らが社を去る可能性があるという。

引用元:yahoo ニュース

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