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欧銀審査、Tier1比率8%なら資本不足3兆円増=Mスタンレー

2010年07月27日 | 日記
 [ロンドン 26日 ロイター] 欧州の銀行ストレステスト(健全性審査)で、中核的自己資本比率(Tier1)の8%維持が要件とされていた場合、合計でさらに270億ユーロ(350億ドル)の資本不足が指摘されていたとの試算をモルガン・スタンレーが明らかにした。

 実際のストレステストでは、Tier1比率の6%維持が要件とされた。23日に公表された結果によると、対象となった91行のうち7行が不合格。不合格行が指摘された資本不足の総額は35億ユーロ(45億ドル)と、予想を大幅に下回った。

 モルガン・スタンレーのアナリストは、要件がTier1比率の8%維持に設定されていた場合、不合格行の資本不足は実際の結果よりも270億ユーロ多くなっていたと試算。このうち約40%がドイツとイタリアの銀行による資本不足だったと試算した。

 モルガン・スタンレーは、Tier1比率が7%に設定されていた場合、資本不足は実際の発表よりも80億ユーロ多かったと試算している。

 今回のストレステストでは、銀行を償還まで保有し続けた場合の損失も計算に入れるべきとの声が上がっていた。ロイターブレーキングビューズの分析によると、この損失を考慮した場合、23行がテストに不合格となり、指摘された資本不足の総額は155億ユーロだったと試算される。

引用元:yahoo ニュース