米デュポン、自動車塗料部門をカーライルに49億ドルで売却へ
ロイター 8月31日(金)2時16分配信
[30日 ロイター] 米化学大手デュポン<DD.N>は、低採算部門の自動車塗料事業を米プライベートエクイティ(PE)のカーライル・グループ<CG.O>に49億ドルで売却することで合意した。
デュポンは同部門売却により、農業・栄養関連事業など高収益部門に注力したい考え。
カーライルは同部門を現金で買収し、デュポンの年金債務2億5000万ドルを引き継ぐ。
買収は規制当局の承認を待ち、来年第1・四半期中に完了の見通し。
同塗料部門の顧客には、米フォード・モーター<F.N>やゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>も含まれる。
デュポンの株価は一時1%上昇したものの、その後は小安く推移した。