ダイビングと生き物の写真ブログⅡ~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

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カオジロトンボの楽園

2012-07-24 21:30:00 | 蜻蛉-北海道

先日に続きトンボネタです。
今日は北海道のトンボです。

旭岳から羅臼に移動する途中、
カオジロトンボを探しに少しだけ寄り道をしてきました。
目的地に着くとカオジロトンボだらけでまさに今がピークという感じでした。



カオジロトンボ
名前のとおり顔が白いです。
カオジロトンボといえば木道にペタッと止まっているイメージでしたが、
このときはそんな呑気なトンボは1頭もおらず、
繁殖のための縄張りを守る個体で水辺は大変賑やかでした。









カオジロトンボ ペア
生殖活動は午後からのようで、
至るところで交尾・連結個体が見られました。
前の赤っぽいのが雄・後ろの黄色っぽいのが雌です。


この場所は水温が低くライバルのシオカラトンボが住めない環境なので、
このカオジロトンボが最優占種として繁殖できるのだと思います。
ここでは無数に見られるカオジロトンボですが、
分布はかなり限定されているのでこれからも見る機会は少ないでしょうね。




参考までに近縁種のエゾカオジロトンボの写真も載せておきます。



エゾカオジロトンボ
道東エリアの極一部にしか分布しておらず採取禁止のトンボです。
去年の7月に撮影しました。



ちなみに、エゾカオジロトンボとカオジロトンボの違いは
①分布域
・エゾカオジロトンボ→北海道の東部のみ
・カオジロトンボ→本州北部・北海道
②大きさ
・エゾカオジロトンボ→比較的大きい
・カオジロトンボ→比較的小さい
③体の特徴
・エゾカオジロトンボ→雄は成熟しても尾部の黄斑が残る。 雌の翅の付け根が黄色い。
・カオジロトンボ→雄の尾部黄斑は第7節を残して消える。 雌の翅の付け根は透明。(若いときは黄色)







ルリイトトンボ
この場所にはルリイトトンボも多数いました。
いつ見ても鮮やかな色をしていますね。







フォトチャンネルです。
ギンザンマシコ・シマフクロウ・エトピリカなど~北海道の野鳥2012.7①


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シマアオジ・ツメナガセキレイなど~北海道サロベツ原野の野鳥2012.6











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