遊びをせんとや

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興味深い人たち・序章その1~中原中也・長谷川康子

2023年07月08日 | 読書



昨日、坂口安吾の関連人物を調べていたら、興味深い人たちが数人いた。
これから詳細を調べようと思っているので、今日はとりあえず概略を。

まず中原中也・・・この人は教科書にも出て来るから誰でも知っている筈。
中原中也(なかはらちゅうや) 詩人
1907(明治40)-1937年(昭和12)

安吾の友人だった中也の年譜に、次のような記述があった。
<1923年 山口から京都立命館中に転入、女優志願の長谷川康子と出会う
 1924年 3歳年上の彼女と同棲を始める>

辻潤のダダイズムに心酔していたとはいえ、17歳で同棲とは・・・。
(私は17歳でフラれた、蛇足だけど)
中也が惚れた長谷川康子はどんな女性だったかというと。

長谷川泰子(はせがわやすこ) 女優
1904(明治37)-1993(平成5)

<1925年 中也と康子は上京する。中也は小林秀雄と出会う。
     同年、康子は小林秀雄の愛人となる
<1928年 小林秀雄は康子の潔癖症に疲れ、康子と別れる>
以下は康子の略年譜
<1928年 松竹キネマ蒲田撮影所に入社。 映画「山彦」 に出演>
<1930年 山川幸世(演出家)と知り合い妊娠・出産>
<1932年 銀座のバーなどに勤める>
<1936年 実業家と結婚する>
<1945年 終戦で夫の事業が行き詰まり、潔癖症も再発、別居する>
     この間、日雇い仕事等で糊口を凌ぎ、世界救世教に入信 
<1961年 日本橋のビル管理人になる>
<1993年 老人ホームで死去 享年88歳>

これだけの略年譜だけでも、何だか尋常ではない人生を送ったようだ。


実は、もう一人書く予定だった。
中原中也に長谷川康子を紹介した詩人の「永井 叔」という人。
彼が本命だったのだが明日に回す。
明日またお会いしましょう。

[Rosey]

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