11月16日付けの「当事業所内の秋の味覚」で紹介しましたアケビは、実は「むべ」という植物でした。アケビだと思いこみ、熟してぱっくりと実が割れるのを待っていましたが、「むべ」は熟しても割れないのです。間違った記事を掲載し、お詫び申し上げます。
「むべ」は、木通(あけび)科でムベ属。
開花時期は、4/ 1 ~ 4/末頃で、白く反り返った花が咲きます。
私が間違えたように秋に木通(あけび)に似た実をつけます。
色は、緑からだんだん紫に変わり、あけびのように、口が開くことはありません。
むべの実は、昔は「苞苴(おおむべ):朝廷に献上するもの)」とされて、それが変化して「むべ」の呼び名になったとのことです。
秋になると長さ7~9センチほどの鶏卵より大きい楕円形の実を結びます。むべを割ると半透明の粘りのあるゼリー状の果肉と種が詰まっています。
とろ~っとした実はすこし甘く素朴な味です。
むべは、蔓(つる)の長さが15メートルにもなる常緑性低木。一名トキワアケビと呼ぱれるようにアケビとよく似ています。違うところは、アケビは冬になると葉が落ちてしまうのに対して、むべは一年中緑を保ちます。
また、葉は幼木のときは3枚、その後5枚、実が成る頃には7枚になるので、「七五三の縁起木」ともいわれているそうです。
当事業所の「むべ」は、植えて7年目になります。この間、このような葉の変化は、私がこの事業所にいなかったため、残念ながら確認できませんでした。しかし、この期間、私が当事業所に勤めていても、全く気が付かなかったと思いますが・・・。藤M所長
むべの実です