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鳩山首相「県外移設は、公約ではない。」と沖縄県民に語る ー沖縄視察レポート 番外編①ー

2010-05-07 | 日記
http://takedashinichi.blog69.fc2.com/blog-entry-68.html
↑幸福実現党武田しんいちさんのブログより転載させていただきます。
ありがとうございます。
鳩山首相「県外移設は、公約ではない。」と沖縄県民に語る ー沖縄視察レポート 番外編①ー
鳩山首相が、総理就任後初めて、ようやく沖縄入りしましたね。
県民の皆様の思いを受け止めたいと言っていましたが、率直な県民の声を聞こうと思うなら、
もっと早くに行ってなくてはならなかったのに、あまりにも遅すぎるタイミングです。
これでは、到底、そうは、感じられません。

普天間第二小学校で行われた、住民との対話集会も、
最初から、対話する気など全く無く、結論はもう決めた上で、その結論を伝えるために
行ったのであって「一応話は聞いた。」という形式的なものに過ぎなかったように感じます。 

今日は、予定を変更して沖縄レポート番外編とし、4日の鳩山首相の沖縄訪問に関して、
一言、(いや、十言位になるかもしれませんが)述べたいと思います。

今回、沖縄に訪ずれた鳩山首相に対して、様々な立場の方々から、投げかけられた言葉は、
ほぼ、三点に集約されます。

それは、
1.普天間の危険を除去してほしい
2.移設先は、自分が言った、「最低でも県外」との言葉を守れ
3.県外・国外が、県民の総意であり、沖縄に基地は必要ない

これに対し、鳩山首相は、
「すべてを県外にということは、なかなか現実問題として難しいが、
トータルでは、沖縄県民の負担を軽減する。」と答え、

普天間の移設先の一部を、沖縄県で負担してほしいと
『最低でも県外』という、自ら言い出した言葉を明確に否定しました。

そして、「県外」を断念した理由は、
「海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならない理由はないと思っていた。
学べば学ぶにつけて(海兵隊が)連携し抑止力を維持しているという思いに至った。」
との説明です。

国家の安全保障に関して、無知であったが故に、県外と言ってしまった。
でもやっぱり、県内に必要だったと。

  なんと!!
  そんなこともわからない人が、首相を務める国なんて、
  世界中見渡しても、おそらく、日本だけでしょう。
  そして、それを、恥とも思わず、口に出せてしまう神経

  正直、私は呆れてしまいました。

比較的基地と接する機会の少ない那覇や糸満市民には、
「基地が多いのは、沖縄県民差別」「沖縄は本土の犠牲になっている」と考えている方も、
多くいて(理由は、今後、詳しく書きますが、一つは、沖縄の新聞の偉大なる洗脳力です)

その方々は、基本的に、基地の問題と言うより、
「沖縄だけが負担するのはおかしい」 という理由で、反対しています。

しかし、その方々でさえ、「県外は、現実問題難しい。だから、まあ、仕方ない。」と、
不満は持ちつつも容認していたのです。

それを、鳩山首相が『最低でも県外』なんて言い出すから、その気になったのです。

仮にも一国の首相が、言うんですから、「そんなの無理、無理。」
「それより、現実を見て、今の環境の中でうまくやっていこうよ。」
と明るく前向きに頑張っていた沖縄県民の中にも

「えっ!そんなことができるの?」「な~んだ。できるんなら、その方がいいわ。」
と思う人だって、当然出てきます。

いわんや、「沖縄から基地は出て行け。」と熱くなっていた方々は、
そりゃあ、勢いづきます。

それだけではありません。鳩山首相のこの言葉は、くすぶっていた火に、ガソリンを注ぐように、
反日・反戦・反安保の左翼活動家達をも、大炎上させてしまったのです。

いいだけ燃え広がってから、
「知りませんでした。ごめんなさい。やっぱり、県内で負担して下さい。」
と言われても、

そりゃあ、「何を今さら・・・」「ただただ、翻弄された」
と、沖縄県民が、怒るのは、無理もありません。

25日の県民大会だって、「現行案でもいいが、鳩山さんにお灸をすえたい。」 
「政治家は、自分の言葉に責任を持て。」
と言う思いで集まったという方が、一番多くいらっしゃいましたから。

マッチポンプという言葉がありますが、もう今さら、ポンプくらいじゃ鎮められません。
さあ、鳩山首相は、どうするおつもりなのでしょうか。

しかも、鳩山首相が提示している杭打ち案(現行案は埋立て)は、
基地歓迎派の方々をも、反対に回してしまう愚案なのです。

「埋立てなら県内業者で施工可能だが、杭打ちだと、地元の業者ではできない。」
のだそうで、

沖縄では、「民主党は、県内受け入れ賛成の地元業者が、自民党よりだから、
そこに、お金を落とさないよう、くい打ちなんて、話を言い出した。」
という話がまことしやかにささやかれています。
そして、 「民主党は、本州の大手に仕事を回して、献金稼ぐ魂胆だ。」と。

この話の真偽の程はわかりませんが、
私は、この、現行案が、どれほどの紆余曲折を経て、ようやくまとまったのかを、
ちゃんと調べもしないで、安易なことを言うのは、無責任であると同時に、
職務怠慢であると思います。

住民の負担、武器の性能、軍事上の条件、環境に与える影響等を検討し、
ありとあらゆる可能性を検証して、政府も沖縄県も名護市住民も、
普天間基地周辺の危険や騒音を一刻も早く解消したいとの思いで、苦渋の決断の末、
やっと、合意を得ることができた案です。

そもそも、埋立てから杭打ちへの工法変更なんて、
前政権時代に自然保護と言って反対してきたので、元の案に戻す訳にはいかない
という体裁と、自民党への意地以外に理由が、見あたりません。

また、徳之島への移設だって、沖縄の負担軽減の為ではなく、
一部でも、県外へ移設したと言い訳する為でしょう。

4日には、県民の前で、神妙に 「自身の発言に重みを感じている」 
と語っていた鳩山首相でしたが、

その後は、記者に対して「公約は選挙での民主党の考え方だ。
(県外移設は)党としての発言ではなく、私自身の党代表としての発言だ」
と公約ではないと、言い始め、

挙げ句は、「県内移設を匂わしているのは、防衛省や官僚に抑止力維持の
必要性を信じ込まされて、思ってもいないことを口にしたのであり、
首相の真意は、あくまで国外移設にある」
「沖縄が反対することで、国内は無理、国外移設しか無いことを
鳩山首相が身を持って示した」と、鳩山首相の計算ずくの行動だった 
などと、主張する民主党議員(川内博史衆院議員)が現れたり、

昨日は、 「努力したいとの思いで申し上げた」と、
努力目標との認識を強調する・・・。

これじゃあ、「トラストミー」なんて言われても、
信用なんかできるわけない!!でしょう。

マニフェストに載っていようが、載って無かろうが、そんなことは関係ないのです。
民主党党首が繰り返し言ったのですから、これは公約です。

そう言って、選挙を戦い、当選したのです。
首相になってからも、言い続けてきたのです。

政治家にとって言葉は武器です。
首相の言葉は重いのです。こんな言い逃れでごまかそうとしてはいけないのです。
何度も明言した言葉を、撤回するなら、それなりの正当な理由が必要なのです。

もしもそれが、認識不足だった位の話であるのなら、首相としては失格であり、
潔く辞して、この混乱を招いた責任を、取るべきです。

「最低でも県外」などと、選挙の為の安易なリップサービスをした、
鳩山首相、並びに民主党の責任です。

本当は、この日鳩山首相がしなくてはならなかったのは、
今、なぜ、海兵隊が沖縄に駐留を続ける必要があるのかを、
ちゃんと納得いくように説明することだったはずです。

中国・北朝鮮の動きや思惑が、日本の安全をどれほど脅かそうとしてるのか。
海兵隊とは、どういう部隊であり、どのような役割を担っているのか。
どうして、沖縄本島に駐留していることが必然なのか。

それを、誠意を持って示し、理解を求める。
これをやらなくてはならなかったはずです。

そして、それでも、反対という方には、

もしも、海兵隊が駐留しなかったら、どのような問題があるのかを説き、

それを防ぐ手段があるのか。ないのか。
あるとするならば、それはどのような方法か。
そして、その選択をする覚悟があるのか。

それを問いかけ、提示してもらう。
それが、今、この時点に於いて必要な対話のあり方だったのではないでしょうか。

次回は、これらの点について、私の思うところを、お伝えさせていただきます
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