Coming home in Hayama。

2023-11-16 05:24:52 | 人工透析体験記

しばらく葉山をはなれ 三浦半島のYK病院で透析のかたわら 動脈瘤の治療を

受けていました。

ブログを更新する気持ちにもなれず、結構 ハードな日々をすごしていました。

私の動脈瘤はすでに6センチをこえ 破裂寸前のようでした。

この病院の心臓血管外科の医師は造影CT検査の画像をみながら、

自分はこのような複雑な手術をしたことがない。この病院でも誰もこのような

手術をした経験のある人は誰もいない、

といって、しばらく時間をくれといって2週間経ちました。

下腹部に2か所に動脈瘤があり、動脈の血管のなかにステントを2本いれ、それをつないで、ステントを一本にしてその中に心臓から送られる血液を通し、ステントの外側にある2つの動脈瘤を無力化する、という難手術でした。

手術に先立ち、家内 子ども 兄がよばれ、手術の説明を1時間にわたりうけ、

100%成功するかどうかわからない、初めての経験だ、

それでも やりますか、

と念をおされました。

同意書に判を押し 手術を行いました。

手術時間は7時間におよびました。

「あの先生なら大丈夫だ 任せよう」と長男の言葉で、みな同意してくれました。

自分は全身麻酔で意識がなかったので、時間の経過は分かりませんでした。

終わってからICUに1日滞在して その後病床に帰りました。

4日後、手術の結果を見るためのCT画像を見せてもらいました。

ステントがきれいに挿入され、ステントと血管の間の隙間もなく、血液の

流れもその隙間に入ることなく、ステントの中を流れているようすが見て取れました。

 

成功したようです。

 

「我々医者もガンばったのだから、庄武さんも頑張ってください」

とはげまされました。

それにしても この心臓外科の医者は「凄腕だ」と 感謝してもしきれない

おもいで いっぱいです。

一旦はあきらめかけていた命です。

救ってくれた先生には お礼の言葉もありません。

大切に日々を送っていきたいと思っています。

 

 

 

 

 


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