キリスト教はローマ皇帝よりも力を持っていたその源泉は?
キリスト教4世紀からローマ帝国の政策に関与し始め、5世紀には思いのままに牛耳るようになっていったのである。
ローマ帝国の生活にはいりこみ、皇帝を通じて他の宗教を徹底的に排斥し、一神教の神髄を発揮し始めたのである。
何故 それが可能となったか?
塩野七生著「ローマ人の物語」14巻の「キリストの勝利」に詳細に記されている。 . . . 本文を読む
何故 古代遺跡の彫刻は腕や手足 首がないのか?
五体満足なものは少ない 何故か
どの本にもこのことについて詳しく書いたものはない。
唯一 目にした本は塩野七生氏の著作「ローマ人の物語」の13巻「キリストの勝利」である。ここで10Pにわたってキリスト教の邪教に対する排斥の模様が具体的に書かれている。要旨だけを紹介します。
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リキヤを構成していた都市
古代リキアはトルコの南 地中海沿いの地域ですギリシャの伝説ではリキアは、紀元前1200年ごろのトロイの戦争でトロイの同盟国として登場する。詩人ホメロスは "遠いリキアとクサントスから サルペドンと英雄グラウコス率いるリキア軍が到来し」と書いている。
リキア文明は紀元前5世紀から4 . . . 本文を読む
アンタリア古代博物館と
現代でも使われるアスペンドス古代劇場
この地の古代遺跡は収容人員1万5千人、現代でも使われているアスペンドスの古代劇場。
そして、海水浴客が遊ぶ直ぐ近くにそれこそポツンと佇むアポロ神殿の跡。大理石の石柱が僅かに過去の栄光の残照を感じさせてくれる。
アンタリヤ古代博物館の展示品は
皇帝たちの人物像
サルコフ . . . 本文を読む
キラキラ光る陽光の下 遠く眺めば白い海 AK DENIZ
バルカン半島からギリシャ トルコにかけて3千の島々がある。だからこの海をエーゲ海・多島の海 という。ヨーロッパとアジアが隣接するこの地域に4000年前から高度の文明が生まれた。現代文明の淵源はこの地域にある。
エーゲ海とそれに連なる地中海は、分水嶺。いや境界線があるのだろうか。この地域に旅した人が抱く疑問だ。東洋の果てからこの地域 . . . 本文を読む
目次
◆2500年前の最大都市となったエフエソス
・前5世紀 ヘロドトス「歴史」が書かれたころのエーゲ海の地図です。
・アルテミスと2万4000人収容の巨大野外劇場 キリスト教の聖地 エーゲ海最大の古代都市エフェソス
・なじみの深いトルコ・イスタンブール
・エーゲ海最大の遺跡トルコのエフェソスが遂に2015年世界遺産に登録。
エフエソスの名前の由来・エフエソスの歴史 デロス同盟
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美女メドユーサの頭部が道端に ゴロンと放置されていた。
古代3大巨大神殿がある、ディディマ。前6世紀 地中海最大の交易都市であったミレトスと、その南 15キロのところにあるディディマは、古代には彫像の並ぶ立派な参道で結ばれていた。ディディマの巨大なアポロ神殿は大都市ミレトスの周辺都市として信仰の中心であり、神託の地として、古 . . . 本文を読む
みたのは1992年、娘がトルコの国立アンカラ大学にいたので、トルコのイスタンブール経由でエーゲ海沿岸 地中海沿岸に10日ほど自由旅行にゆきました。ここらあたりはギリシャ文明の中心地をアテネとするならば、その周辺に位置します。ギリシャ文明の黄金期は紀元前300年のわずか100年間です。周辺のエーゲ海沿岸にはミレトスの町には紀元前600年前から自然哲学が芽生え、ソクラテス アリストテレスより200年ほ . . . 本文を読む
トルコ・エーゲ海 地中海沿岸のおびただしい
ローマ以前の古代遺跡群
ほったらかしにされ、放置されている。
生活の中の”風景”だから
風景、という言葉でどんな連想をするだろうか。自然だろうか、山。川、海だろうか。外国での風景は、目に見えるもの全てが、風景である。人間も風景の1ページにしか過ぎな . . . 本文を読む
1992年
<1992 istanbul>
五木寛之が作った歌謡曲「旅の終わりに」ではないけれど、私の旅行もいよいよ今回が最後の旅行になるかもしれない。
五木寛之「世界漂流」〈1992年 集英社〉のなかにある「イスタンスール小景」で読んで、旅の魅力にとりつかれた。
この1節が 私をまだ見ぬ地中海諸国への旅のきっかけになろうとは・・
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