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あるくくまもんの居候部屋

【期間限定?】まったりとした空気を届けます

正面に掲げてスマホを見る人

2025-07-15 10:44:53 | めんどくさい車内の人
電車に乗って「椅子に座った瞬間」日本人はスマホをカバンから取り出して見始める。
10年前くらいだったら
こんなネタがよく言われていたよね。
実際、当時、電車内で周囲を見渡すと、みんな本当に座った瞬間にスマホを見始めていた。

ただ
ここ数年
特にコロナ騒動が落ち着き始めたころから
その空気が変わってきたように思う。

みなさんは、どうお思いだろうか。
えっ?
今も変わらず、みんなスマホを見ているだろうって。
うんうん。
確かにあなたの言う通り。
2025年の世界でも、日本人のほとんどがスマホを見ていますよ。
ただね。

電車に乗って椅子に座った瞬間、日本人はスマホをカバンから取り出して見始める。
もっとその前後を思い出して!

2025年の世界では
「電車に乗る前からスマホを見ている人が、椅子に座っても見続けて、目的地に到着した時も見ながら降りている。」
でしょ?
みんな見事に、ずっと見ている。
そのうち、誰かが電車とホームの隙間に落ちるんじゃないかって楽しみにしているくらい、みんなスマホから目を離さなくなっている。
脳みそが壊れちゃったんじゃないかって心配になるくらいだ。


さて。
そんな変化の中で、最近、特に感じることがあって。

最近の電車内でスマホを見る人たちって
やたらと正面にスマホをかざすように持ちながら、見ていない?
伝わるかなぁ?
一時期、スマホ首と言われていたストレートネック
みんなスマホの画面を見るために、首を下に曲げた位置で動かなくなるから、その影響で肩の凝りが激しくなるなどの問題を引き起こしてかなり話題になった。
そんなスマホ首を避けるためなのか分からないけれど
スマホをした側に持つのではなくて
目の前の人を撮影するようなポーズで見るようになっている。

なんかさ。
数年前には見た記憶がない持ち方の人が増えているんだよね。
特に若い世代で。

別にさ。
どんな持ち方をしてスマホを見たってかまわないんだよ。
でもさ。
電車の中で、人の顔に向かって長時間スマホを向け続けるってどうなんだろうって思うの。

たぶんね。
50歳のおぢさんが、17歳の女子高校生に向かって同じことをしていたら
「きゃあ、痴漢!」
って鉄道警察を呼ばれるような動作なんだよ。

でも、それを男の子も女の子も、2割くらいの子がやっている。

おそらくだよ。
あくまでもおそらくだけど
実際、ほぼほぼすべての人が、「動画撮影はしていない」はずなんだよ。
でもさ。
たとえ「被害妄想だろ」って言われても
「自意識過剰だろ」って思われても
盗撮されているような気持ちになるんだよね。

なんでそうなるかって言うとさ。
すごくシンプルで。
スマホを向けている人が全員、ニヤニヤしているからなの。
あ。
おそらくね。
あくまでもおそらくだけど
面白い動画を見ているはずなんだ。
YoutubeかTiktokかTverか分からないけれど。
芸人とかが変なことしているのを見て、ニヤニヤしちゃっているんだよ。
でもさ。
スマホの向き的には
どう考えても
「あるくくまもんのこと撮影して笑っているだろ」
って感じざるを得ないんだよね。


もし
これから電車に乗る皆さんは
周囲のスマホを持っている人の「持ち方」や「スマホの向き」を注意して観察してみてください。
本当に何とも言えない気分になるからさ。

カバンを挟んで取り押さえられる

2025-01-21 10:32:02 | めんどくさい車内の人
名古屋に出掛けた日のこと

あるくくまもんは地下鉄に乗ろうとホームで電車が来るのを待っていた。
名古屋の地下鉄を知らない人はビックリするかもしれないけれど
あの地下鉄は、他の地域からすると謎の世界だ。
1つのホームに色んな電車が集まってくるのである。

東京は大阪など、他の地域の地下鉄だったら。
例えば
「1番線:半蔵門線(下り)」
「2番線:半蔵門線(上り)」
「3番線:東西線(下り)」
「4番線:東西線(上り)」
みたいになっているだろう。

しかし、名古屋では、同じホームに複数の種類の電車がとっかえひっかえやってくるのだ。
極端に言うと
7:00 静岡方面行
7:05 三重方面行
7:10 長野方面行
7:15 静岡方面行
7:20 滋賀方面行
こんな感じだ。

「とりあえず、このホームに来る電車に乗ればどうにかなるだろう」は、名古屋では一切通じない。
だから、ホームの中に
「●●線に乗る人が並ぶ場所」
「△△線に乗る人が並ぶ場所」
「★★線に乗る人が並ぶ場所」
「♢♢線に乗る人が並ぶ場所」
みたいに、書かれていたりするのだ。


そんな前提で話をするけれど。
あるくくまもんは、その日、とある場所に向かおうと、駅で並んでいた。
その電車が来るのは10分後
だけど、別方向行の電車が来ては、隣の列の人が乗っていく姿を何度も見ていた。
そして、あるくくまもんが乗る、1本前の電車が来た時
事件は起きた。

乗客が、駅員数人に取り押さえられてお騒ぎをしていたのだ。
理由は簡単だ。
その男が、カバンをドアに挟んだからだ。

ぼーっと、とある方向を見ていて
そっちで事件が起こっていたので、あるくくまもんは一部始終を把握することができた。
「Prrrrr 間もなくドアが閉まります・・・」
そんなアナウンスが流れている中、猛然とダッシュしてきた中年の男は、ギリ間に合わないことを察したようで、持っていたカバンを閉まりかけのドアに挟んだ。
もちろん、その状態では電車は発車できないので、閉まりかけたドアが一度完全に開いた。
そして男が乗ろうとした瞬間
ホームにいた駅員があちこちから集まってきて、その男を取り押さえたのだ。

そして、1人の駅員が車掌に合図を送って、電車は出発していった。


男は、それからずっと叫び続けていた。
「今、ドアが開いたじゃないか!!」
「俺、乗れたじゃないか!!!」
「どうして乗せないんだ!!!」
「おまえらに俺を乗せない理由があるのか!!!」
「おまえらのせいで、俺は乗れなかったんだぞ!!!」

あるくくまもんは、その声を10分くらい聴き続けた。
実際に何分話していたのかは分からない。
あるくくまもんが乗りたい電車が来て乗ってしまったので、その後の話は分からないのだ。
もしかしたら、1個後の電車に乗って行ったかもしれないし
1時間以上駅員とケンカをしていたかもしれないし
警察がやってくるほどの事件に発展していたかもしれない。


みなさんは、この男の行動をどう思うだろうか?
そして
駅員さんの行動をどう評価するだろうか?

一般的な感覚で言えば
「駅員さん達、グッジョブ!」
だろう。

不正な方法で、時間通り走る電車の運行を妨げているのだからいい迷惑だ。
悪いのは、融通が利かない駅員さんではなく
時間に余裕をもって行動していない、その男だ。

その男が駅員に対して
「お前たちのせいで、俺の人生は大問題だ。損害賠償を請求する!」
とか言うのであれば

その男を乗せるために、数秒くらい遅れたことについて
他の乗客全員が、その男に対して
「お前の自分勝手な行動のせいで、我々の生活に不快な影響があった。損害賠償を請求する!」
と言い返せばいいだけの話だ。

地方都市の、1時間に1本とかいうダイヤだったら
「1~2分くらい待ってあげよう」
ってなるのは、いいことだ。
それは「柔軟性のある優しさ」だろう。

でも、1分1秒を争う都会においては
自分勝手な理由で、自分の生活に悪い影響が及ぶことはとても受け入れられない状況になるのが当然となっている。

だから
現代日本の都会においては
この男は、完全に「悪」なのだ。
これは、残念ながら間違いのない事実なのだ。


・・・
ただ。
ここまで言っておいてなんだけど。
あるくくまもんは、あまりこの男のことを批判し続けることができない。

そう
あるくくまもんは、やってしまったことがあるのだ。
・・・
その男と同じこと
・・・ではなく
その「逆」をだ。


ある夜のこと
仕事終わりで、電車に乗ろうとしたあるくくまもん

駅に着くと電車がちょうどやってきたので猛ダッシュ
そして、乗ったんだけど。
大きく腕を振って電車に駆け込んで
後ろ手に持っていたカバンが
ちょうど、ドアに挟まってしまった。

ぷしゅうううう
と音がして、1回開いて、すぐ閉まって電車は出発した。

あるくくまもんは、顔が真っ赤になった。
なぜなら
発車直後に
「荷物を挟まないようにお願いします」
とアナウンスが流れたからだ。
車内の全ての乗客が、一斉にあるくくまもんのことを見ていた
・・・気がした(苦笑)


やっぱり
悪いのは
「時間の余裕を持って行動しない」ことなのです。
駆け込み乗車をすることが悪いのです。

自分を含めて
多くの人間(と熊)の命がかかっています。
命が第一です。
その上での、時間なのです。

自戒を込めて
早め早めの行動を心がけましょうね。

電車に入るのを待てない人

2024-12-03 12:28:56 | めんどくさい車内の人
そこまで混んでいない電車に乗って
目的の駅で降りようとした時
ちょっと困る光景に出くわすことがある。

あるくくまもんも
多くの日本人と同じように
電車が止まる直前に
降りようとしているドアの前に立っているんだよ。
そして、ドアが開いたら、そのまま降りるつもりでいるの。

でもね。

(ぷしゅううううううううううううう)
電車のドアが開いて、入ろうとすると
ホームに立っている人が勢いよく入ってくる。
30回乗っていると、1回くらいそういう場面に出会うことがある。

そもそも
一般的に、ドアの少し横くらいに立って待っていて、乗客が降りたら入るのが「暗黙のルール」だけど。
ドアが開いた瞬間
真正面のど真ん中にドーーーーーーーンと立っていて、そのままの勢いで入り込んでくる。
こちとら、降りたいのに、無理矢理こじ開けるように入ってくるから、衝突を避けるのに命がけになってしまう。
本当に危険で恐ろしいこと、この上ない。


最初
そういう厄介な人に出会った時は
「きっとあいている席に1秒でも早く座りたい」
という自分勝手な欲望から、力技で入り込んでいるんだろう
そう思っていた。

だけど。
あるくくまもんが電車を降りない時
別の乗客を掻き分けて入ってくる、厄介な人の「その後」を見届けていたら
実は、あるくくまもんの考えは間違っていたことが分かった。

意外にも
みんな、座席に座れていないのだ。
というか。
座ろうとしていない人すらいたのだ。

あぁ、そうか
この人たちは
「ただただ、乗りたい」だけの人なんだ。
そして、周囲の人の存在に気付けなくて
降りる人が先という暗黙のルールも理解できなくて
ただ、自分の「電車が来たから乗ろう」という気持ちだけで動いているだけなんだ。

そう気付いたので
とりあえず「理解」はできた。
でも
あくまでも理解をしただけなので、心から「納得」をした訳ではないし
「受容」した訳でもない。
なんてったって危ないからね。


あぁ。
周囲に迷惑をかけていることにも気付けずに
自分の欲望の赴くままに生きている人
とっても羨ましいなぁと思う。
きっと、幸せなんだろうなぁ。
何か嫌なことがあっても、怒られても、注意されても
「絶対に自分は悪くない。頭がおかしい周囲のせいだ!」
って思って生きているんだろうから。


そんな人に
私はなりた・・・


くない!

ぺたぺた触る彼

2024-09-03 11:11:45 | めんどくさい車内の人
あるくくまもんが電車に乗って、ちょっと遠くまでお出かけしていたある日のこと
あるくくまもんの向かいにある2人席にカップルが乗ってきた。
どこにでもある光景だ。

そして、そのカップルがイチャイチャを始めた。
どこにでもある光景だ。

車内はそれなりに混んでいる。
1つの車両の中に、3~4人くらいしか乗っていないのであればまだしも
空席が見当たらないほどには電車の中に人が乗っている。
たくさんの目がある。
でも、カップルのイチャイチャは始まった。
まぁ・・・
どこにでもある光景だ。

見たいとも見たくないとも思わない。
興味を持たないようにしようと思っても、残念ながら目の前で繰り広げられる光景を視界の外に追いやることができなかった。
他に空いている席も見当たらない。
繰り返すが、車内はそれなりに混んでいるのだ。
という訳で、哀しいことに、記憶に残ってしまった。
仕方がない。
ブログのネタにさせていただこう。


彼は、おもむろに彼女の身体を触り始めた。
ぐいぐいと距離を縮めながら触りまくっている。
いやいや
2人席なんだから、それ以上くっつけないだろうと思うのに、それでもぐいぐい近付いている。

ただ触るだけではなく、色々と話しかけている。
静かに触るだけでは怪しまれるのではないかと考えての行動だろうか。
いやいや、そもそもその不思議な体勢の時点で、充分怪しすぎだぞ。
そして、何度も何度も、周囲の様子をうかがっている。
左を見て、彼女を触り
右を見て、彼女を触り
それを何度も何度も繰り返している。
おいおい
正面に、あるくくまもんがいるんだよ。
こっちの様子もうかがってほしいものだよ。
え、もしかして、あるくくまもんの存在に気付いていない?
もしかして、あるくくまもんは幽霊?
そんな不安な気持ちになるくらい、正面のこっちはノーマークできょろきょろしながら触りまくってた。

周囲が静かだったからだろうか?
数m離れた場所から、彼女の声が聴こえてきた。

「きたない。やめて」

そして、彼の声が聴こえてきた。

「別にいいじゃん」

この会話が繰り返し聴こえてくる。


言葉では嫌がっているけれど、心の中では実は興奮して喜んでいる。
彼女はそんな様子には、見えない。
本気で嫌がっているようだ。


あるくくまもんは、ただただ思った。
「どうして、この2人は付き合い続けているんだろう?」
いや
正確には
「この女の子は、どうしてこの男と付き合い続けているんだろう?」
だね。
とっとと別れてしまえばいいのに。

きっと
心と身体を存分に傷ついて
初めて彼女は気付くんだろうね。

これも若さがゆえなのかな?
フシギダネ

7人掛け電車の座り方

2024-04-02 11:28:26 | めんどくさい車内の人
JRか私鉄か
大都市近くか、田舎なのか
そういった理由で、実際は違うんだけど。

都市に近い電車では、7人掛けの座席があることが多いように思える。

□←この四角を座席だと思ってほしい。

□□□□□□□
こんな感じで7人掛けの座席がある。

でも、実際には
間に手すりがあることが多い。

☆←この星を手すりだと思ってほしい。

☆□□☆□□□☆□□☆
こんな感じだ。
7人掛けなんだけど、手すりがあるので、実質
「2人席」「3人席」「2人席」みたいな感じになっている。

電車会社によっては
☆□□□□☆□□□☆
のように「4人席」「3人席」みたいなこともあるけれど、
今日は、そこは無視して話させてください。

☆□□☆□□□☆□□☆
こっちの話に戻しますね。

●←この丸を人が座っている状態だと思ってほしい。

通勤通学の時間帯になると
☆●●☆●●●☆●●☆
こんな感じになるよね。
もしくは、
☆●●☆●●●☆□●☆
こんな感じに、なぜか誰も座らない席が1つだけあったりする。


でね。
人があんまり乗ってないような時間帯

すいている時間帯だと、人とくっつかないようにして乗りたいってのが、多くの人の「アタリマエ」な感覚だと思うんだよね。
あ、もちろん、赤の他人っていう意味だよ。
家族や友達や恋人だったら、隣の席でぺったりくっついても何も感じないもしくは、そっちの方が幸せを感じられるけれど
知らない人とだったら、わざわざすいている電車の中でぺったりくっつきたいとは思わないよね。

だから
そこそこ人が座っている状態だと
☆●□☆●□●☆□●☆
こんな感じで、7人席に4人が座ることがよくある。
間の手すりも上手に機能して、程よい距離感を出しながら、安心して乗れる。

でもね。
たまーに・・・
ではなく、よく見かける光景として
☆●□☆□□□☆□●☆
こういう風に、間の3人席がすいていたら
☆●□☆□●□☆□●☆
こうやって、真ん中に座る人がいるんだよね。

これが、本当に困ったものでさ。
男でも女でも、真ん中にどでーーーーーーんと座るもんだから、隣に座りづらいんだよね。
だから、7人席を3人で使用する形になりがち。
見ていて、とっても効率悪いというか、もったいないとしか思えない。

いや
きっとね。
手すりがあると圧迫感があるから、手すりのない席に座りたいとか、そういう感覚で座っているんだろうなぁとは思うんだよね。
分からないでもない。
そして、7人席に4人で座ることがルールでもないし、決してマナーなわけでもない。
だから、「悪いこと」と断罪できる訳でもない。

きっと、真ん中に座る人たちからすると
あるくくまもんの発言や思想、そしてあるくくまもんの存在自体が
細かいことを気にする「めんどくさい車内のやつ」という風に見えているんだろうなぁ。

なかなか難しい問題だよね。

ずっと手をつないでいよう

2024-01-30 10:32:39 | めんどくさい車内の人
本当に、ちょっと前のこと

寒空の中を、仕事を終えて帰る道すがら
駅で電車を待っていて
凍えそうになった頃に、ようやく電車がやってきた。

いつもだったら、この時間は激混みなんだけど
どういうわけか、その日だけはそれほど乗客がいなかった。

電車がホームにやってきた時から、スカスカの車両が目に入っていたからだ。

そして、ドアが開き、中に入るあるくくまもん
左斜め前 右斜め前の席は空いていた。
左斜め後ろには誰かが座っていたけれど
右斜め後ろにも空いていた。
本当にスッカスカだった。

3か所あるうち、どこに座っても良かったんだけど。
なんだか、身体がそっちの方向を向いていたこともあって
左斜め前の席に座ることにした。

よっこらせ

座る瞬間
「しまった、この席にしなければよかった」
そう心から思った。

理由は簡単だ。
乗った時からすると、左斜め後ろの座席
今の場所からすると、正面に座っていたのが
25歳くらいのカップルだったのだ。

激混みの車両で偶然、正面にカップルがいるのは、しょうがない。
でも、空いている車両で、他の席じゃなくて、わざわざカップルの前に座ろうとするなんて・・・
あるくくまもんは、もう「詰んだ!」って心から思った。


それから、あるくくまもんが、オンボロアパートの最寄りの駅に着くまでの時間
ずっとカップルを見ることになった。
もちろん、あまり正面を見ないようにはしていたんだけど
どうしても、うっすらとその2人のやり取りが目に入ってくるのである。

そう
2人はずっと手をつないでいたのだ。

ずっとね。
ずっとだよ。

いやぁ、ビックリしちゃった。
イチャイチャしていて手をつないでいたとかじゃなくて
接着剤でくっついたかのように、手を握り合った状態で他の活動をしている。
ビックリしちゃった。

あ。
いや。
う、うらやましくなんか
な、ないんだからね。
ほ、ホントだよ。
嘘じゃないよ。
うんうん(汗)

あぁ
幸せでラブラブなカップルたちは
いつでも、こういうことをしたくてしたくてたまらないんだね。
うんうん。
いいね。
若いね。
青春だね!


それにしても
このエピソード
昔も経験した気がするなぁ。
でも、ここには書かれていないなぁ。

実はレアな出来事じゃなくて
日本中どこでも頻繁に起こっていることなのかもしれないなぁ。

いいなぁ。

・・・

はっ。
う、うらやましくなんかないんだからね!

九州から来た中年男女

2023-12-12 10:36:34 | めんどくさい車内の人
その昔
とある地方都市に仕事で出かけた時のこと。
ホテルを出て、1時間弱、電車に乗って移動をしていた。

地方都市の近くの平日の午前中
既に学生やサラリーマンたちは、学校や会社に行っている時間で、電車の中には、ほとんど乗客がいない状態だった。

目的地に向かっての移動時間
まったりとした気持ちで過ごせると思っていた。


ところが、その期待はほんの数分で破られることとなった。
あるくくまもんが乗って、数分経った駅で、6~7人の中年男女が同じ車両に乗り込んできた。
ここまでは、どこにでもよくある光景。

ただ、しばらくして
ボックス席2か所に座ったその中年たちが、やたらと大声で叫び出したのだ。
いや、正確には
本人たちは「お喋りをしていただけ」なんだろう。
しかし、その大声は、車両全体に響き渡り続けた。

聞き耳を立てなくても、その声は聞こえてくる。
イヤホンを付けて音楽をかけても入り込んでくる。
とてつもない音量で、その会話が脳内に浸食をし始めた。


どうやら、彼らは九州からはるばるやってきたらしい。
しかも、同じ地域に住んでいる仲間とかではないみたい。
2人は福岡県で、2人は大分県で、1人は熊本県で・・・
そんな感じで、九州のあちらこちらから集まってきたメンバーだ。
おじさん3人に、おばさんが3~4人だったような気がする。

1番うるさいのは、おじさんだった。
やたらとガハハハという声を頻繁に発していたのが印象的だった。
それをいさめるわけでもなく、周囲のおばさん達は
「私も私も!」と言わんばかりに、甲高い声で喋り続けていた。

あまりにも、イライラしたので、そのボックス席を見ると
1人だけ、静かに座っているおじさんが目に入った。

・・・あぁ、このおじさんはなんなんだろう?
単に喋るのが苦手だから喋らないのか?
それとも、こんなに大声で喋ることに恥じらいを唯一持っているから静かにしているのか?
謎だった。
そして、残念なことに、一番の原因であるうるさい連中の顔を拝むことは場所的にできなかった。

そんな空間に1時間
あるくくまもんは思った。
「こいつらは九州の恥さらしだろうな」
と。

九州から離れた遠い地で
わざわざ自分たちが九州から来たことを大声で叫び続ける。
あの車両の中にいた人の中で
「九州の連中って、うるさくて嫌だなぁ」
と感じた人がどれだけいただろうか。
ふと気になった。

同時に思った。
こういうささいなことから、悪いイメージって広がって定着していくんだろうなぁと。

自分も、地元の人間の悪いイメージを拡散、定着させないように
公共の場でのふるまいには、気を付けるべきだなぁと、心から感じた。

謝罪されると許しちゃう日本人

2023-12-05 11:03:43 | めんどくさい車内の人
電車に乗る生活をしていると、不意に聞こえてくる放送がある。

「1番線、上りホームのお客様に連絡いたします。
 次に来ます、15時48分発東京行きの電車は、■駅で起きましたお客様救護の影響で、ただいま5分遅れで、★駅付近を走行しております。
 このままですと、当駅には15時54分ごろの到着となる予定です」

人身事故じゃなかったか。
まだ良かったわ。
そんなことを考えたりする。
来ると思った電車が来ないと、ちょっと不安になるけれど
ちゃんとこういう放送をしてくれるから、状況把握ができて、ほっと一安心できる。
こういう情報提供って本当に大切だよね。
いつもそう思う。

だけど、この続きのアナウンスを聞くと、毎回、違和感を覚えている。

「・・・当駅には15時54分ごろの到着となる予定です。
 電車遅れまして、誠に申し訳ございません。」
大抵、この言葉でアナウンスは締められている。

駅員さん達は決まって謝罪の言葉で、アナウンスを終えている。

これがマニュアルとして存在するのは、ほぼ確定だろう。
どの駅員さんが言っても、同じようなセリフだ。
この通りに言うようにと指示が出ているはずだ。

若い女の子の駅員さんは、すっごい緊張した感じで、間違えないように
「モウシワケゴザイマセン」と1文字1文字確実に発していることが多い。

中年おじさんの駅員さんの場合、
「電車お~くれまして、もうしわけごじゃああああしぇん」
と最後の方になればなるほど、適当に言うことが多い。

まぁ、そんな微妙な違いはあるけれど、ほとんど同じことを言っているのは間違いない。


でね。
どうして、わざわざこのセリフを言うのかって、考えたらさ。
まぁ、結局はクレーマー対策なんだろうね。

「なんで、遅れてるんだよ!こっちは急いでるんだよ!」
そんな感じでブチギレる乗客対策として、先に謝っちゃう。
謝っておけば、クレーマーは怒らなくなる。
そんな単純な理由なんだろう。

本来、クレームってのはさ。
起こった問題を解決するためにするべき行為なんだよね。
「こんな問題が起こりました。今後、起こらないように対策を取ってください」
って感じでね。

でもさ。
昨今のクレーマーって、明らかにそうじゃないのが増えてるよね。
というか、ほとんどだよね。

問題解決なんかどうでもよくって
自分の考えが正しくて、正義だって思いたがるような人たちが増えている。

クレーマーたちは
「駅員が自分に謝罪をしてきた。悪いのは自分じゃなくて、駅員だ。
 謝罪して来たんだから許してやるか、しょうがないな。
 ふっふっふ。」
そんな感じで、心が満たされていくだけで充分なんだろう。

実に・・・
可哀想な生き物だよね。


そんなちっぽけな生き物にはなりたくないなぁ。

そういえば、昔
とあるレストランで、食事をした時、料理の中に1cm×3mmくらいの木片が入っていたことがあったんだよね。
さすがに言っておいた方が、今後の予防になると思ったから、店員さんを呼んで伝えたら・・・
まさかの、注文していないデザートが現れて・・・
しかも、アイス3種盛りとかだったかな?
「大変、失礼しました」
って謝られたの。
あれ、すっごい困ってさ。

自分の中ではさ。
「あの~、これが入ってたんですけど・・・」
「なんと!これは失礼しました!」
「いえいえ、今後入らないように気を付けてくださ~い」
「はい、失礼しました!」
こんな感じで終わるはずだったんだよ。
それが、まさかのアイス3種盛りって・・・。

なんか、自分がクレーマーと同じ扱いを受けているようで・・・
「あるくくまもん=クレーマー」って思われているようで・・・
逆に不快になった。

でも、アイス溶けたらもったいないから、食べちゃったけどさ。
哀しかったよね。


どうして、現代の日本人って
「謝罪させられれば、それで満足!許してあげちゃう!!!」
って思うようになっちゃったのかね。

問題解決して初めて、お互いの利益になるはずなのにね。


みんなは、心の広い、素敵な人間になってね。

遊覧船で不快な表情で立つ男

2023-11-28 12:29:37 | めんどくさい車内の人
結構前のこと
珍しく、旅行に出かけたあるくくまもん

その日は、海岸沿いの地域に行って、有名な遊覧船に乗って1時間くらい、海辺の素敵な景色を堪能した。

うん。
堪能できたはずだったんだよね。
あ。
いや。
それなりに堪能はできたんだよ、たぶん。

ただね。
1個だけ、何とも言えない不思議な男の子がいたことで、1時間堪能し続けることができなかったのですよ。


遊覧船のチケットを購入後、少し早めに乗り場に行き、ほぼほぼ先頭に並んだ。
そして、乗船後急いで進み、一番高い場所の、一番見晴らしがいい場所を確保することができた。
もちろん、その場所は「一人分」ではなく「十人くらい」のスペースだったから、あるくくまもんが独占していた訳ではない。

イチャイチャしている若いカップル
家族連れ
数十cmのレンズをつけたカメラを構える中年男性
色んな人でそのスペースは満たされていた。


ぶるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる

やがて、遊覧船は海に向かって動き出した。
意外にも乗り物酔いをしなかった、あるくくまもん
少し生臭い潮の匂いに包まれながら、景色を見ていた。

その途中、あるくくまもんの2人分くらい隣に、10代半ばくらいの若い男の子がすーっとやってきて、景色を撮影し始めた。
その時は、特に何も感じなかった。

それから、10分くらい経った頃
彼は、急に海に背を向けて、船の内側を見て立ち尽くしていた。
そして、ずっと不機嫌な顔でそこにいた。

正直困った。
別に、そこにいること自体は自由だし、彼の権利なんだけど。
よりにもよって、景色を撮影するのに邪魔で邪魔でしょうがない場所に彼が立っていたから。

家族らしき誰かが話しかけてきた。
日本語は話していない。
はっきりは断言できないけれど、どうやら中国語的な何かを話しているようだ。
彼の家族はニコニコ笑顔で船内の別の場所へ出かけて行った。
しかし、会話の後も、彼はずっと不機嫌な顔でその場で立ち尽くしていた。

謎で謎でしょうがなかった。
例えば船酔いして、気持ち悪いとか言うんだったら、対処の仕様がある。
というか、理解もできる。
彼を責めるつもりもない。
その場で、オエオエゲロゲロ~とされても、困っちゃうけれど、理解はできる。

でも、船内で一番いい景色が見える場所で、不機嫌な顔で海に背を向けて立ち続けるその行為が、意味不明すぎて理解できなかった。


ちなみに、あるくくまもんなりに考えた理由としては
本当は船なんて乗りたくなかったんだけど、家族がどうしても乗りたいって言ったから仕方なく乗った。
とりあえず記念に海の写真を撮ってはみたけれど、別に海を見てキレイとかステキとか思わないし、なんでこんなところにいなくちゃいけないんだろう?
早く、陸に戻らないかなぁ・・・
ぼ~~~~~~~~

こんな感じ。
これだったら、どうにか理解できるんだけど、真相はどうだったんだろうね。


でも
彼がそこにいなければ
景色を堪能できた人が、もっと増えたことは事実だからね。

この文章を読んで
「あるくくまもんは、心が狭い」と思うのも
「この中国人は自分勝手」と思うのも
あなたの自由ですけれどね。

巨大なリュックと巨大な楽器

2023-09-26 12:34:56 | めんどくさい車内の人
電車に乗っていると、様々な荷物を持っている人が目に入ってくる。

やっぱり、一番厄介なのが、巨大なリュックサックを背負っている人だろう。
リュックを背負っている人の中にも、少ししか荷物を入れていない人と、パンパンになるまで荷物を詰めた人とで大きく変わってくる。

少ししか荷物を詰めていない人で、問題を起こすような人はめったにいない。
まぁ、そんなもんだろう。
かなり荷物を入れているけれど、電車やバスに乗る時は身体の前側にリュックを持つ人はこれまた大きな問題は起こさない。
でも、パンパンなリュックを背負っている人は、まぁ、ほぼ9割以上、周囲にどんどんと当たりまくっている。
本当に迷惑だ。

結論から言えば
きっと、ボディイメージがなってないのだろう。
正確に言うと
自分自身のボディイメージはあるけれど、リュックを背負った場合、ボディイメージが広がっていかないのだろう。

そして、厄介なのは、えてして、大きなリュックを背負っている人は、その人自身がかなり身体のがっしりとした人か太っている人であることが多い。
だから、ちょっと他人にぶつかっただけでは、よろめいたり倒れたりしないような人種だ。
つまり、その人に当たった時点で、こっちがケガをしやすい状況になっているのだ。

「巨大なリュックを背負っている巨大な人が当たること」が、どれだけ周囲に悪影響を与えているのか。
実は加害者になっている当の本人は、まだ気付いていない。
それが最もつらいことだと言えるかもしれない。


ちなみに、あるくくまもんと直接会ったことのある人は知っているかもしれないけれど
あるくくまもんは、基本的にリュックサックは使用していない。
いつも、手さげもしくは肩さげのカバンを使用している。
というか、リュックサック自体をそもそも持っていない。
(実家を探せば、1個くらい数十年前の物が残っているかもしれないけれど)
この理由が、今回の話題だ。

リュックサックを使用している人が無自覚に、周囲に攻撃をしているのがすっごく不快で
自分も気付かないうちに、同じことを周囲にしてしまう可能性があると思うようになってから、リュックサックを使わなくなった。
まぁ、もちろん、荷物をがっつり入れなければ、そこまで迷惑にはならないんだけどね。

そもそも
重要な観点はそこなんだよね。
ちょっと大量の買い物をして、その日だけリュックサックがいっぱいになった人もいるけれど、実はそういう人って意外に少数派で。
巨大なリュックサックを背負っている人って、毎日行きも帰りもいっぱいのリュックサックにしている人が多いように思える。
なんなんだろう?
全部常に持っていないと安心できないのかな?
あるくくまもんには、心からは理解できない大いなる謎の1つである。


そういえば。
似た事例で、ギター系の楽器が入ったケースを背負っている若い子を見かけることがある。
これは、若い女の子、特に女子高校生に多いような気がする。
バイオリンやギターのような小さなモノの場合が多いけれど、たまに巨大なものに出会うことがある。
中身はもちろん分からないんだけど、コントラバスみたいな大きなケースを背負っている女の子に出会った時は衝撃的だった。
「うわ!ギターケースが一人で動いてる!」
って思った。
あまりに巨大すぎて、背負っている女の子が見えなくて、ようやく見えた時に安心したのを覚えている。
あぁ、これくらいになれば、カルロス・ゴーンも海外逃亡できる訳だなぁと思ったとか思わなかったとか。

さて。
そういう風に大きな楽器を背負っている女の子はいっぱい見かけるんだけど。
どういう訳か、周囲の邪魔になっていないケースがほとんどだ。
あるくくまもんは迷惑になっている姿を1回も見たことがない。

きっと、この子たちのボディイメージはちゃんと楽器のところまで拡大しているんだろうなぁ。
自分の愛する楽器だから、まさに一心同体になっているのかな?

リュックを背負っている人たちも、その中身に愛情を持ってくれれば、もっと変わるのになぁ。
そんなことを思ったとか、思わなかったとか。

ドアに立ち続ける男

2023-09-05 10:32:06 | めんどくさい車内の人
ある日のこと
用事があって、都会の方に向かって、一人で電車に乗っていたあるくくまもん

やっぱり都会に向かう電車なだけあって、ラッシュアワーではなかったにもかかわらず、電車の中はそれなりに混んでいた。
あるくくまもんも座ろうと思っていたんだけど、残念なことに座席は全部埋まっていたので、しょんぼりしながらも吊り輪を握って立っていた。

やることもないので、なんとなくまったり外の景色を眺めていたんだけど
不意に、あるくくまもんの近くにいる人が目に入った。

その人は、身長は175cmくらい
肩幅が50cmくらいある男性だった。
横顔がちらりと見えただけで、顔ははっきりとは見えなかったけれど、印象的には30~40歳くらいだったかな?
本当にがっちりとした体格で、夜道で声をかけられたら、命はないって感じの雰囲気。
いい言い方をすれば、夜道で変質者に襲われている時に、さっそうと現れて退治して、風のように消えていくような感じとも言える。
いずれにしても、見るからに
「格闘技やってますが、何か?」
と言いたげな身体つきで、筋肉好きの女子だったら、涎が出ちゃうような男性だった。

別に、あるくくまもんは筋肉にきゅんきゅんきちゃうタイプではないので、その時は
「あぁ、ガタイのいい男が立ってるなぁ」
とだけ思っていた。


電車に揺られること、数十分(?)
あれほど座席が埋まっていた車内も、とある駅に着いた時に大量に降りる乗客がいたことで、座席のほとんどが空いた。
あるくくまもんは喜んで、座席に座ってのんびりまったりモードに入った。
ふと、周囲を見渡すと、もう座席の半分くらいは空いている。
座りたい放題な感じだった。

ただ
それでも、彼
あの筋肉マッチョは座らないでいた。

空いている車内で一人だけ立ち続けるマッチョ
見ていて、少し面白かった。
おそらく、彼は普段の鍛錬の結果、揺るぎない体幹を手に入れたのだろう。
電車が大きく揺れる時も、彼は一瞬もたじろぐことなく立ち続けていた。
彼にとっては電車の揺れなんぞ、なんの苦痛でもないのだろう。
いつぞやの、M-1グランプリの野田クリスタルの暴走のように、車内をふらつき続けたり、転げまわったりしていれば、邪魔なことこの上なかったんだけど。
彼は、一切動かず泰然自若として、立ち続けていた。
そこだけ見ると、彼は邪魔な存在ではなかった。

そう。
彼が立っている場所が、「そこ」ではなければ・・・。


彼が立っていた場所
そこは、ドアの目の前だった。
しかも、頻繁に開く方の。

電車が駅に停まるたびに、乗客は困った顔で降りていく。
ドアをふさぐように立ち尽くす彼の横を通りながら。

そして、駅のホームにいた人たちが、困った顔で乗り込んでくる。
ドアをふさぐように立ち尽くす彼の横を通りながら。

彼はスマホを見ていた訳でもない。
彼は音楽を聴いていた訳でもない。

ただ
ひたすらドアの向こうの何かを見つめながら、ずっと立ち尽くしていたのだった。

はっきり言おう。
「邪魔だ」
と。

正直、言いたかった。
でも、言ったら、攻撃されそうだったから怖くて言えなかった。
だって、それくらいの筋肉マッチョだったんだもん。
カヨワイあるくくまもんには言えないよ・・・。


彼はどうして、立ち尽くしているのだろうか。

いつも同じことをしているのだろうか。
それとも、今日に限って立ち尽くしているだけなのだろうか。

この日だけが、ちょっと特殊だったと願いたい。
もし、これが日常であれば
誰か身近な人が、はっきりと伝えてほしい。

そんなことを思いながら、あるくくまもんは都会に向かっていくのであった。

幽霊の恋愛なのか現実なのか

2023-08-29 12:41:59 | めんどくさい車内の人
8月も終わりに近付いてくると、早朝や夜の暑さが気持ち和らいできているような気にならなくもない。
とはいっても、日中、汗が止まらなくなるような、5分立ち尽くしていたらそのまま昇天してしまいそうな暑さであることは変わらない。

さて。
とある暑い日のこと
あれはたしか、朝の10時台だったはず。

あるくくまもんは、仕事だったか何かで、普段とは違う時間に違う電車に乗って移動していた。
車内は、1両あたり30人くらい乗っていた。
混んでいるというほどではないけれど、空いているというほどではない、絶妙な感じの人の数だった。

ある駅に止まった時
20歳くらいのカップルがイチャイチャしながら電車に乗ってきた。
そして、イチャイチャしながらあるくくまもんの斜め前方5mくらいの席に座っていた。
そこまでだったら、比較的よく見る光景だ。
あなたも、電車生活をしていれば何度か見たことはあるだろう。
もしかしたら、あなた自身がしていたかもしれない。
実際、このブログでもそういったエピソードはいくつかこれまでに話してきている。

ただ
このカップルはちょっとだけ次元が違う存在だった。
彼氏の方は、Tシャツにジーパンを履いている、よくある服装
彼女の方は、どことは言わないけれど、どこかのカフェの店員のような服装だった。
これも、まぁ特殊な設定ではない。

でも、2人が椅子に座った10秒後
彼氏が、ミニスカートを履いた彼女の、スカートの中に手を入れ始めたのだ。

もう一度言おう。
ここは、どこかのホテルの一室ではない。
電車の中だ。

あるくくまもんは思った。
「もう、ちょっとやめてよ・・・。ここ電車の中だよ」
きっと、彼女はそう思って、彼氏の行為を拒否する反応をするだろうと。
そしてまた、車内に平穏が戻ってくるのだろうと。

しかし、残念なことにあるくくまもんの予想は大外れした。


彼女はとても嬉しそうな表情をして
よりにもよって、彼氏の股間に顔をうずめ始めたのだ。

10秒うずめて起き上がって、嬉しそうな表情をして
また、10秒うずめて・・・
それをひたすら繰り返していた。

彼女のミニスカートの中に手を突っ込んでいる彼氏と
彼氏の股間に顔をうずめて幸せいっぱいの表情を浮かべている彼女

これが、ホテルや旅館の一室
もしくはどちらかの住む家で行われていれば、単なる男女の愛のはぐくみだ。
とても幸せな光景なのだろう。
しかし、何度も繰り返そう。
ここは、ホテルでもマンションでもない。
電車の中だ。

もはや、あるくくまもんの理解力を超える光景がそこには存在していたのだった。


あるくくまもんがあっけに取られていても
時間はどんどん過ぎていく。
それから5分ほどして、大きな駅に停車した時
それまで、そこそこしかいなかった車両に、数十人の客が乗ってきた。

人数的には
立つ人はいないけれど、全ての座席が埋まるくらいだった。
そう
埋まるはずだった。

しかし、実際のところ、あるくくまもんの周囲の座席は約7割くらいしか埋まっていなかったのだ。
なぜなら、さっきのカップルがイチャイチャしている座席の近くには、誰も座ろうとしなかったから。

あと5~6人
いや10人くらいは座れたはずなのに、空席が大量にあった。

あるくくまもんは、ふと周りの乗客の顔を見渡してみた。
すると、そこにいる誰もがカップルのことを気にしていなかった。
カップルの様子を見ている人が誰一人いなかったのだ。

正直なところ、不安になった。

「あれ?
 あるくくまもんが見ている、このカップルって、本当にこの世に存在する2人なのだろうか?」
と。

そう思いながら改めてカップルを見ていると
相変わらず、ミニスカートの中に手を突っ込んでいる彼氏と、股間に顔をうずめている彼女がいたんだけど。
その周囲半径1mくらいがキレイに誰もいない空間になっていた。

この2人って、もしかして幽霊なんじゃないか?
生きていた頃、付き合い始めてイチャイチャしようと思っていた直後に、不慮の事故で一緒に死んで、成仏できないまま、こうやって電車の中でイチャイチャを繰り返しているんじゃないか?
そう思ったら納得してしまう自分がいるほどに、キレイな円ができていた。

そして
あるくくまもんには見えているけれど
他の人たちには
「なんか分からないけれど、このエリアには近付いちゃいけないような気がするんだよなぁ・・・」
と感じさせているんじゃないかともね。


そんな光景を、10分くらい見せられた後
電車は終点に止まり、カップルは降りて行き、あるくくまもんも電車を降りた。

いや。
実際に幽霊だったというオチはありえないだろう。
たんに、下手に目を合わせてからまれたりしたくないと思って、誰も見ていないだけンんだろうけれど。
ちょっぴり怖くなった思い出でした。

イチャイチャしたい気持ちは分かるけれど
時間と場所を考えましょうね。

電車の中でもみもみカップル

2023-07-18 11:20:33 | めんどくさい車内の人
少し前のこと
ちょっと遠くのお祭りに独りで出かけた日の帰り道

空も暗くなってきたし
さすがに終電で帰るのもなんだかなぁと思いながら駅に向かって歩いていた時のこと

目の前を歩いているカップルの男が、おもむろに彼女のお尻を揉み揉みし始めた。
・・・まぁ、お祭りの世界でカップルがすることとしては、別に異常なことでもないので
「気持ちは分かるけれど、周囲の目も気にしようね♪」
くらいにしか思わなかった。

かといって、2人の後ろ姿をジロジロと見続けるわけにもいかないので
別の方向を見ながら歩みを続けると
目の前を歩いているカップルの男が、おもむろに彼女のお尻を揉み揉みし始めた。

えー。
なんだろう。
あるくくまもんの視界にいる全てのカップルが、お尻を揉み揉みして(されて)いたのだ。
あまりの衝撃に、その人混みを早歩きで抜け出して行ったら
そこには、揉み揉みカップルがいなかった。
「一体さっきの空間はなんだったんだろう?」
そう思いながらも、駅まで早歩きを続けていった。


駅に着くと、そこにはあるくくまもんが思った以上の人であふれかえっていた。
駅員が総出でアナウンスと人の流れをコントロールしようとしていたけれど、対処しきれないほどであった。
そして、やってきた電車にどうにか乗ることができたけど
車両内は、そこそこ人が乗っている状態だった。

あるくくまもんの横には
20歳前後のカップルがいた。
175cmくらいのスラっとした男の子と
155cmくらいだけど、妙に胸の大きな女の子
別に聞き耳を立てていた訳じゃないけれど
それなりに密だったので、2人の会話が耳に入ってしまい
「もう、次からは電車じゃなくて車の方がいいなぁ!」と彼女が言ったことに対して
聞こえないふりをして彼氏が苦笑いをしていたりした。

そんな会話の直後
急に
「おっぱい触りたくなっちゃった・・・」
そう言いだして、急に公衆の面前で、相手の胸を触り始めたのだ。

・・・彼女が。
彼氏の胸を。

「ば、ばか、何してんだよ!」
そう言って、彼女の手を振り払う彼氏だったが・・
彼女はその後、何度も何度も、彼氏の胸を触ろうと必死になっていた。
数十分後、そのカップルは降りて行き、車内に平穏が訪れた。

・・・はずだった。
しかし
人が大量に降りて、静かになったはずの車内
空いた席に座った、あるくくまもんの近くで、新しい事件が起こった。


そこには、5人くらいの若い・・・17歳くらいの男の子たちが座っていた。
何やら
「警察沙汰になっちまったぜ!」とか不穏な空気を感じることを言い合っている。
そして、どう考えてもアルコールが入っている喋り方だった。
ちょっと近寄りたくないなぁ・・・というか、こっちに絡んでこないでほしいと思うようなガラの悪い少年たちだった。

そんな中、そのうちの1人の、爽やか系イケメンな男の子が、何かを叫び遠くにいる誰かを呼び始めた。
車内に若干の緊張が走った後、お嬢様風の女子高生らしき女の子がやってきた。
すると、急にその爽やか系が
「あぁ、おっぱいの中で癒されたい~」
と言い出し、お嬢様の胸に顔をすりすりし始めたのだ。
そして、お嬢様もまんざらではない様子で
「ちょっと、恥ずかしいよ。ここ電車だよ」
と困りながらも、彼の愛(?)を受け入れていた。

周囲にいた他の客も、その空気を察したのか、少し離れた席へと消えていった。
すると、彼の暴走が始まった。
他の4人から
「おまえら、あっち行ってろ!」とカップルは端っこの席に追いやられていった。
それが、なんとあるくくまもんの視界にある場所だった。

彼はことあるごとに
「癒されたい!」と叫んで、お嬢様の胸に埋もれようとしている。
彼女も、少しずつ冷静になってきたのか
「ほら、このゲーム面白いよ、やってみて」とスマホを渡すなどして、彼の暴走を抑えようと必死になりだした。
ちょっとだけ安心した。

彼はたまに、4人に向かって話しかけるものの
「うるせぇ、彼女といちゃついているような奴は、俺たちに話しかけて来るんじゃねぇ!」
と言われて邪険にされている。
すると、なぜかキレ始めて
「俺の彼女じゃねぇよ!俺のアネキなんだよ!!!」
とか叫び出した。

もはや、何が何だか分からなくなっている。
もう一度言おう。
ここは、深夜の公園ではない。
電車の中だ。

いったい、あるくくまもんがいるこの空間は、どうなってしまったんだろうか?
そう思わずにはいられなかった。


カップルがいちゃつきたくなる気持ちはよく分かる。
だけど
人がいっぱいいる公共の場所では、ほどほどにしようよ。
そう思った。

だけれど
コロナ制限解除されて、初めての夏はこれからが本番

きっと、もっと暴走したカップルたちが
街には溢れてくるのでしょうね。

もぐもぐアイスを邪魔するもの

2023-07-12 10:33:03 | めんどくさい車内の人
新幹線に乗っていた日のこと

あるくくまもんは、いつも通り、指定席なんぞを予約することなく、自由席の特急券を持って、新幹線のホームにいた。
いっぱいやってくる、大量の新幹線の中から、「20分後にやってくる車両」に目をつけた。
10分後にやってくる車両のホームと、15分後にやってくる車両のホームには、既に行列ができていた。
でも、20分後にやってくるホームには、まだだれ一人いない。
これはチャンスだ!
そういう訳で、あるくくまもんは、誰もいないホームに一人並んだ。

次にやってくるのは、16両編成の「のぞみ」
自由席は1号車、2号車、3号車
指定席側に近い、3号車は一番混みやすい。
1号車は混みにくいけれど、運転席(車掌席)があるから、座席数が少ない
そういう訳で、あるくくまもんは、間を取って2号車に乗ることが多い。
だから、その日も、2号車のところに並んでいた。

あるくくまもんが並び始めて、数分後、後ろに若い女の子が並び
中年男性が並び・・・
気付けば、15人くらいが後ろに連なっていた。

そして、さらに10分後、のぞみがやってきた。
中を見ると、指定席も自由席も、かなりいっぱい人が乗っている。
これは闘いだ。
優しさとか配慮をした瞬間に、座れなくなること確定のやつだ。
あるくくまもんは、車両に乗り込むと、一心不乱に空いている席を見つけて、窓際の席に座ることに成功した。
そこまでは良かった。

3人座りの席の、通路側に態度も身体もでかい偉そうにふんぞり返ったおじさんが座った。
それも、どうでもいい。
間の席に、堂々と荷物を置いて誰にも座らせないようにしていたけれど
みちょぱ系の女の子が
「ここ、いいですか?」って言った瞬間に態度を変えて、席を譲っていた。
それも、どうでもいい。

「本日、自由席が大変混雑しています。座席に荷物などを置かずに、少しでも多くのお客様が座れるように譲り合って下さい」
そんなアナウンスが流れる中
ラテン系かフィリピン系の男2人が、あっちに行ったり、こっちに行ったりを数分おきに繰り返していた。
目障りだったけれど、そこまではまだ許せた。

やがて、新幹線が途中駅で停まった。
混雑していた車両だったけれど、20人近くが降りて行った。
そして、2号車には、比較的若い女の子たちがいっぱい乗り込んできた。
彼女たちが、通路に入って、座席を探し始めた瞬間
それは起こった。

さっきのラテン系かフィリピン系の男の1人が、急に
「スミマセントオシテクダサイ!」と言いながら、あっちに行って、こっちに行ってを再び始めたのだ。
空いた席に座ろうとしていた女の子たちは、あっけにとられ、でも、座っていいのかダメなのかよく分からないまま、通路に立ちっ放しな状態にさせられていた。
そして、新幹線はまもなく出発をした。

どうしていか分からなくなった女の子たちは、そこから移動することなく、通路に立ちっ放しなままだった。
トイレに行こうとする人や、車掌さんが通るたびに、彼女たちは
「はいはい・・・」みたいな感じで、道を譲っている。

・・・あるくくまもんは、不思議でしょうがなかった。
2号車の3号車の間のエリアにはかなりスペースが空いていることがよく見えている。
別に通路に立っていないで、そっちのエリアに行けば、もっと余裕のある場所で立っていられるのに、なぜ行かないのかが謎だった。

ちゃんちゃん♪

・・・いや。
それで終われば、「なんか変な話だよね」という、どうでもいい話だったのだけれど
残念なことにこの続きがあったのだ。


「本日、自由席が大変混雑しています。座席に荷物などを置かずに、少しでも多くのお客様が座れるように譲り合って下さい」
このアナウンスは、その後も定期的に流れていたのに
ある瞬間、別の放送が流れたのだ。

「本日、自由席が大変混雑しています。そのため、本日の車内販売は、16号車から3号車までとさせていただきます。」

・・・

は?
なんで?
おかしくない?

いや
あの女の子たちが
合計5人の女の子たちが、なぜか2号車の通路に立ちっ放しになっているからだったのは分かっているよ。

だけどさ。
それが、あるくくまもんが大好きなアイスを食べることのできない理由になんか、ならないんだよ~。

うー。
あるくくまもんの幸せなひとときを・・・
かえせー
かえせー
かえせー!!!

誰にこの怒りをぶつければいいのか分からず、とても苦しんだ、あるくくまもんなのでした。
めでたくなしめでたくなし

上りスマホに下りスマホ

2022-11-15 10:55:18 | めんどくさい車内の人
20年ほど前のこと
携帯電話が日本中で急激に普及し始めた時期
様々なニュースで、携帯電話の現状が話題に上がってきた。

その中の1つが
電車の中での携帯電話の使用だ。
20年前を知らない人はビックリするだろうけれど
一時期、電車内での携帯電話の使用を禁止していたことがあった。

特に
「優先席付近では携帯電話の電源を切って下さい」というアナウンスが頻繁にされるほどであった。
理由はとてもシンプルで
心臓の病気になって、胸にペースメーカーを入れている人の近くに携帯電話があると、電波がペースメーカーに悪影響を与えて死亡事故が起こりかねない
そんな話が出てきたからだ。
医者や製造会社からも
「誤作動が起こり、最悪死亡する可能性がある」という話が出て来て、それがマスコミで大々的に報道されたことによって、鉄道会社も禁止にせざるを得なかった。

その後
ペースメーカーが他の電子機器の影響を受けにくくなったことや
携帯電話やスマホ自身の性能が良くなったことで
鉄道会社も規制を緩めて
「通話はお控えください」というだけになっている。

15年ほど前から定期的に話題になっているけれど
今回、あるくくまもんが調べた限りでも、誤作動による死亡事故はどうやら起こっていないようだ。


それにしても
電車に乗った瞬間にスマホをいじり出す確率
これは年々上がっているように思える。

10年くらい前はまだ50%くらいだったと思うんだけれど。
今は車内を見渡してみると
まぁ、85%はスマホをいじるよね。

20人いたら、17人がスマホをいじって
1人が本を読み始めて
2人がボ~っとどこか遠くを見始める。
そんな感じ。

みんな、そんなにスマホを見たいんだね。



そんな感じで、「電車に乗った瞬間にスマホを見る率」を気にしているあるくくまもんが
ここ1年くらい、気になっている電車とスマホの話。

それは
「歩きスマホ」ならぬ
「上りスマホ」と「下りスマホ」である。

あるくくまもんの中では、この2つは歩きスマホのパワーアップバ-ジョン
進化系だと定義づけられている。

駅のホームへ向かう階段
駅の改札へ向かう階段

そんな階段を上り下りしている人たちを見ると
大体、3割の人がスマホを見ながら上り下りをしているのだ。
まさに「上りスマホ」「下りスマホ」と言っていい行為だろう。

あるくくまもんはいい年なので、できないし
歩きスマホ自体も恐怖しか感じないんだけれど。

最近、ふと思ったの。
イマドキの10代と20代にとっては「歩きスマホ」は日常の風景なんだなぁって。

「いいこと」か「悪いこと」かっていう次元じゃなくて
「できること」か「できないこと」かっていう次元なんだなぁって。

ただ単に、欲望として
「スマホを見たい」という強い思いがあって
目の前にスマホがある。
だから、ただただ見ているだけなんだよね。

その時、自分が椅子に座っているか、歩いているか、階段の上り下りをしているかは関係ない。
そして、歩きスマホをしても、上りスマホ・下りスマホをしても、特に大きなケガにならなければ
そりゃあ、みんなやっちゃうよね。
できちゃう人たちは。

だから、できちゃう人にとっては
「ちゃんと回りも見ているから大丈夫だって、そんなに騒がなくても」って思えるんだろうね。
実際は周囲が気を使って、よけているから事故やトラブルにつながっていないだけなのに、それには気付けないもんね。


少し前に、韓国で人が雪崩になって圧迫し合うという凄惨な事故が起こったけれど
あのレベルの事故が起こらないと、きっと変われない。

★★★★★★★★★★★★
日本の某都市で人がドミノのように倒れ込み、100人以上が死亡する事件が起こりました。

某都市で起こった雪崩事故について、その後の調査で、階段の上っている最中にスマホをいじっていた23歳の男性が、足を踏み外したことをきっかけに・・・・

日本政府は、某都市で起こった100人死亡事故に触れて、歩きスマホおよび階段上り下りスマホを規制する罰則付きの法律を作成するか検討することを発表しました。
★★★★★★★★★★★★


おそらく、これくらいの流れになって初めて、世の中は動き出すんだろうね。

まぁ、でも。
歩きスマホが完全に、「常識」になってしまっていたら、それくらいの事故じゃどうしようもなくなるかもね。
「その23歳の男がおかしいんだ」っていう個人への批判になりそう。

あぁ
将来の日本が安心で安全に暮らせる社会になっていってほしいな。
後期高齢熊はそんなことばかり考えているのである。