arts便り

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芸術は心の揺さぶり

2010-11-29 08:48:49 | Weblog

先日の火曜日に六本木の新国立美術館で「ゴッホ展」を観てきました。街並みの木々もようやく色つき始め秋なんだナ~(11月も終わるのに今年は街並みの紅葉が綺麗ではないように感じますが・・)

祭日の休みは久しぶりですがやはり上の写真のように込み合っていますがそれでも20~30分待ち位で入場できました。やはり「ゴッホ展」は人気がありますね。私はそれほど好みの画家ではないですが今回は行って良かったと思いました。今年のブログ4月5日号の「フランク・ブラングイン」展のように「働く人々や自然をモチーフ」にした画家ですし、今まで同じような名前の「ゴッホ」の展覧会に行きましたが今回の構成は大変分かりやすく良かったと思います。まず、1「作品の数が多い」2「ゴッホが尊敬する画家(勉強の為模写した作品)の実物の作品と対比出来るようにその画家の作品も展示されている」
下の写真の3黄色い色で有名な「アルルの寝室の実物大の部屋の模型が作られている」
(ゴーギャンとの共同生活のなかの部屋は意外と狭いですね、でも大変リアルでタイムスリップした感じになります)

4「歌川国芳の浮世絵の見事な凄さが驚きの作品と認識出来た」この4点が理解しやすく見やすく配慮されていて疲れなかったですね。(浮世絵も良い物は海外のあるのかもしれませんあんなに綺麗な色彩と人物の構成の見事な作品は始めてみましたある意味カルチャーショックでしたあれ位の芸術性だと確かに海外でも認められるでしょうね)
自分の中の浮世絵はそれほど知識も観た作品も少ないですし「キワモニ的な見世物」のイメージがありましたが「ゴッホ」もそうですが、あの時代の画家は結構浮世絵の画法を勉強しているんですね、でもどの画家の作品も全然「さま」になっていないんです。やはり日本人独特の「感性」なんですね。ゴッホや他の画家の作品が飾られている中で「色彩の鮮やかさと人物の描写が偉才」をはなっていて「格別の存在感」と保存状態の良さには驚きました。
しかし私は「ゴッホ」の独特の揺れる「陽炎」のような書き方は「精神的異常での作品」の結果と勝手に思っていたのですが、どうやらそうではないらしいのです(自分の解釈です)、前にも触れたようにた「あの独特のかげろう」のような書き方にたどり着き間に色々な尊敬している先生や画家仲間の「模写」をしている作品も関連ずけて展示されているのですがあの独特のタッチの書き方の先生もいたのです。「点描画」の書き方などの取り入れた作品があったのには素直に驚きました。
しかし「ゴッホ」は「生前何百枚の絵」を描いたのですが生きていた時に売れたのは「たった一枚」だそうです。多分自分を打開すべく「ゴーギャンとの共同生活」などを試みたんでしょうね。「失意のうちに自ら命を絶った」のもその中のデスカッションの延長だったのかもしれません。・・・
皆さんもお時間があったら観て下さい。ちなみに新国立美術館アドレスはhttp://www.nact.jp/です。12月20日迄やっていますヨ。

しかし、昨日の北朝鮮発砲の原因は、「軍事演習をすれば攻撃とみなす」との北朝鮮の通告を無視した韓国の軍事演習にあったのだとか。強行する韓国も韓国ですが、実際に攻撃してしまう北朝鮮も北朝鮮。怖い国が隣にあります。気をつけましょう!(何をどうすれば気をつけられるんでしょう・・・出来る事は平和を維持する気構えを持つ大事さですね・・戦争していたら紅白歌合戦も芸術もへったくれも有りませんから) 実際の戦争が起こって知る平和ボケの良さ・・字余り




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