フライフィッシングの話
川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。
 




午後になると気温はぐんぐん上昇し、川面はすっかり静まり返っていた。
そこで、たまには魚公園でも散歩してみようと思いつき、敷地の中に入ってみる。
とりあえず水族館の中には入らず、敷地内を歩くだけだったが、それでも、池には巨大なチョウザメやニジマス、それと初夏らしく小アユまで泳いでいて、それらを眺めるだけでも十分楽しかった。
さらに池の下流の深さ30センチほどの流れには、60~70センチはあろうか思われる巨大なニジマスが悠然と泳ぎ、これには思わず興奮させられた。(汗)

ひと通り歩いてから、池の畔で休んでいると、どこからともなくナミフタオカゲロウのスピナーが降りて来た。
その姿を目で追っていると、水の中から突然ニジマスが飛び出し、そのスピナーに襲いかかった。
どうやら水面上1メートルくらいまでの範囲ならマスからも見えるらしく、その辺までスピナーが降りて来ると水面下で追い始めるのだった。
結局ナミフタオカゲロウのスピナーは難を逃れ、上空へ消えてしまったが、マス達の視認能力の高さ、そして、消える事の無い野生の本能など、フライフィッシングのプロセスや自然の営みといったものを、一瞬でも垣間見ることが出来たのは、非常に大きな収穫だった。

つづく

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