田中大樹-BLOG-

画家:田中大樹の雑記や展覧会情報などを紹介していきます

“キャンバスに描いても描かれるな”

2008年06月04日 20時22分52秒 | 自分自身への制作日記
仕事から帰り
即、大作に準備に取りかかる
昨日までは今までの作品達の枠塗りに追われていた
大きい物は以前と比べて減ったけれど
小さい作品が多い分、枚数が多い
手直しも取り合えずは保留

大作に取りかかる事にした
今まで描いた作品を一端自分の部屋から
廊下通路に床と狭しと並べ
F100号を部屋に置く

小さいものを中心に
今回は描いて来たので
いざおおきいものを目の当たりにすると
きっと大きく感じれる新鮮さがあるであろうと
予想していた

いざ置いてみるものの
大きさをさほど感じない

2年前の今頃
私は初めてこの大きさを描くにあたり
ためらいがあったことをよく覚えている
初めてにして一度に2枚描く時は
描けるであろうか?と不安になったものだ

今はそう言う意味でも大きく成長したのだと
自分で思っている


それからM150号描き
パフォーマンスでは3メートル程のものを描いた
それらが今の感覚を感じさせてくれているのだろう
“そこまで大きさを感じなく威圧感もない”
その時は作品を描く前にそのパネル、キャンバス事態に圧倒されていた
自分自身の作品に驚かされるならまだしも描く前の段階である、
描かれるものと描くものとの関係がその時は私自身にほうに負があったようにも思う。

“酒は飲んでも飲まれるな”と言うコトバと少し似ている
“キャンバスに描いても描かれるな”
である

それ等の感覚気持ちは、描くこれからの気持ちを楽し
有意義に満たしてくれるだろう



初心に戻れとよく言ったもの
私の場合は初心を振り返り
今とリンクさせて
新しい“新心”(こう言うコトバがあるかはわからないが)
と言う心境である

初心とは“最初に思い立ったときの純真な気持ち”であるが
それだけではない気持ちがプラスされて満ちている事を
今の私の心境として述べたい。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。