田中大樹-BLOG-

画家:田中大樹の雑記や展覧会情報などを紹介していきます

宝の地図

2008年01月31日 00時06分40秒 | 心と詩
自分が作り上げた妄想なのか?想像なのか?
私の中で作り上げられてしまうストーリー
しかし、いつも途中で終わってしまう
不安だけが残る中で・・・




月曜日仕事が終わり車で帰ると偏頭痛に悩まされる
胸がムカムカして吐きそうになり
あたまが痛い
風邪だろうか?と帰宅するも薬を服用してそく寝床に入る
気分があまりよくない
そのまま仕事を休む
その日一日は寝て過ごす事になる

火曜日もちろん睡眠を取ったおかげでようやく回復
しかし寝過ぎたせいで眠気が来ない


暗くして布団に入るも寝れなくて
胸がムカムカしている自分がいる
それは精神的に来るものだと思う






目をつぶっていると
現実と言う壁の前に佇む私がいる
自分が作り上げた妄想なのか?想像なのか?
それに苦しむ私がいる


水を含み
少し気持ちを落ち着かせて
明日は早く起きなきゃと思い
また目をつぶる


だがその自分が作り出すものに
自分で、もがいて寝れるどころではない



仕事への不安
将来の不安
結婚の不安

それらが繋がり私の中で作り上げられてしまうストーリー
しかし、いつも途中で終わってしまう
不安だけが残る中で・・・

私は眠気が訪れないがため
水を含み、欠片を含む
そのまま落ち着き寝る事が出来る
ひさびさに頼ってしまった日であった




私はよく言われます
「好きな事をやっていていいよね」って
私はそうかなぁ~?っいつも思って話を聞いています
そして
「じゃぁ~おまえもやればいいじゃん!」
それだけの事じゃんね~ってね。
思っています

だけど聞いてくる人には言わない




俺自身の信念が弱いところもまだあるんだろう
だから今の道で自信を付けなければならない
少し認めてもらったからと言っても
まだ足りないのかもしれない



一度決めた道
こうしてたまに現実と戦い苦しむ事がある
これは自分で考えようとしているのではなく
自然に入り込んでくるのである


友人等の年収の話や
奥さん子どもの話を聞いても
それなりに現実を見させてもらうが
普通に聞いている感じだ
その時とはだから違う


29歳になり
30歳を目の前にし
こうして考えてしまうのである


私が作り出すストーリーは宝の地図の肝心な所が腐敗して
わからなくなっているのに少し似ている
見るからにそれは宝の地図らしきものなのだけれど
私の想像でしかなく、ひょっとすればドクロを示しているのかも
しれない。


それは不安なのである
だからこうして戦う事があり、未だ繰り返される


少しでも約束された未来があるならば
人は不安はないであろう
ないしは多く不安はないであろう


私は戦い
そして自分を信じて生きている
それしかない
好きだけでは続ける事は出来ない世界


私はどこを示しているかわからない地図に
たまに脅かされる事もあるが
世間の波に流されない様に
自分の道を貫かなければならないのだと思う


またこうして地図に脅かされる事もあるだろうが
精神的に鍛え、前に前進しなければならないと思うのである



自分の為にも
美術界の為にも
野望があるのだから・・・

何でもない事を日記に綴る

2007年10月25日 01時39分55秒 | 心と詩
仕事が終わると私は決まって帰りにラーメンを食べて帰る
立ち食い一杯500円のラーメンである
前払いのそこの店は中国人の店員が多く
コトバを交すことも少ない
店「何しますか?」
客「ラーメン」
店「ラーメン一丁500円なります」
これである。

チャーシューはいつも厚み、枚数が微妙に違う
2枚の時もあれば3枚の時もある
チャーシューラーメンとラーメンの差がわからない
隣の人がチャーシューラーメンを注文
どれだけの差があるのか興味津々
だが差が見た目ではわからないのである
200円UPのその差は未だわからないままである
枚数なのか?質なのか?厚みなのか?
よく見る傾向で器に花びらのように盛りつけられたものを
見るがこの店はそうではない
謎多し山笠ラーメン

チャーシューの話はそんなところだが
それにうってかわって
いつも最初に出される麦茶。
いようについでくれるのが早い
飲む、5分の1くらいになる
店員チェック!
ついでくれる
しかし最初のみ氷が入っているので
徐々にぬるい麦茶に変わる
たまに私がお茶もらえますか?と
言うのが早い時がある
勝った!としょうもない自己満足な競い合い

注文から食べ終えるまで15分ほどで店を出る
何度食べても未だに飽きのこない味なのである

食べ終えるといつも同じ道を通り
私の好きな空間
喫煙所に移動する

そこに行くまで
立ち飲み串カツなどに誘惑されながら
いつか行きたいなと思いながら今日もその道を通り過ぎる

喫煙所に到着
喫煙所と言っても
5段くらいある階段に灰皿が置かれている場所
軽い待ち合わせ場所であったり
私と同じように一本のタバコを吸うためだけに
訪れる空間なのである

商店街が目の前にあるのだが
店は閉まっており
シャッターの前にはお香焚き、絵を並べて座っている
一見ガラの悪そうな若者が座っている

通り過ぎる通勤帰りの人に声をかける訳でもなく
座って構えている

私はこの場所まで来る過程を繰り返している。
ラーメンを食べ、いつ食べるかわからない串カツに
誘惑されながら、この何でもない喫煙所に。

何度か繰り返していると
シャッター男のその隣に人一人分空けた所に
引き語りをしているものが増えている

様子をみる限り、知り合いではないようだ
ギターを弾き、歌を歌う
知り合いでもないシャッター男は
一緒にのっている
どうやら、何か共通する何かを掴んだのだろう
柄の悪そうだった男も笑みが溢れだす
人の良さもそこでは感じ取れる
何だ?いいヤツじゃんか~と
勝手に想像していた私は過去を塗り替える



特にシャッター男に興味ある訳ではなく
はたまた日替わりで来ているような引き語りのものに
興味がある訳ではない


ただ食後の一服をしているだけである
何でもない事を考え数分間そこにいる空間が
普通に好きなのである


今日はそのシャッター男(勝手に俺がそう呼んでいる)
はいなかった。
しかし、いつもと何ら変わる事のない空間である。

何かの区切りをそこで見終える訳でもなく
タバコを吸い終えると地下鉄に乗る為に立ち上がる

終着駅30分間の道のりを
目を閉じ、電車に揺られ、壁にもたれ込みながら熟睡する

この繰り返しをセットで毎日過ごしている。
基い、
この繰り返しをラーメンセット(これからこう呼ぼう)で
毎日過ごしている。