goo blog サービス終了のお知らせ 

元気アート☆BLOG

ちょっと風変わりだけどにぎやか&ほのぼのでアットホームなアートクラスです!

にわとりさんのデッサン

2011-04-02 00:06:09 | 作品
今日も元気に更新です。私の住む石狩郡当別町は雨!!! 天気予報では土曜日は雪だというんで参っちゃいます。
どうして私が出動する日に限って天気悪いんでしょう。
やっぱり低気圧を背負ってるのかなぁ~。どうりでずっしり肩が重いはず。むむぅ。

さて、今回はニワトリさんのデッサンをご紹介。カッコいいので載せちゃう。
変貌ぶりに教えてる私がびっくりしました。


ニワトリさんが、ニワトリを描いてるんです。ニワトリさんは人間ですけど(当たり前じゃ)、初めて描いたのがニワトリで
ニワトリいいじゃん最高じゃん、ニワトリ△!という事でニワトリを極めようと心に決め、そういう訳で彼女はニワトリさんなのです。
肖像画じゃないです(笑)

彼女も「上手く描けないんですけど…」と遠慮がちにウチに来た新人生徒さん。
線も自信なさげでした。
いいってばぁ、上手く描けなくったって~…という訳にもいかないですので、ちょっとコツを。



人の顔を例えにしますが、何にでも中心線というものがあります。
顔だけじゃなく顔から、首、胸、ヘソ(へそがちょうど中心ですよね)、腰…とすべてを貫く中心線を描きます。
部分部分でとらえちゃいけません。どの生き物も、皮一枚でつながった一つの有機的な物体だからです。



そして丸い球体に眼鼻といったパーツが乗っかっるわけです。
面にそって細部を見る事がとても大切なんですよね。
すると、目の付き方、トサカの生え方などがとらえやすくなります。

補助線を描いてあげると楽ですし確実かも。あとで補助線はきれいに消したり、その上から描き込めばOK。


・・・という話をニワトリさんにしただけで、こう変わったのでした。


線の勢いなど、前回とまるで違います!テレビショッピング並みのビフォー&アフター。
眼ができると、線が変わります。手先で変わるものじゃないみたい。だけど…いやーびっくりしたぁ。

すごいなぁ。


ニワトリってこんなにカッコいい風貌だったとは気がつかなかった…。
絵のだいご味ってこういう事かもね。

知らなかった視点を教えてくれる作品はいい作品。

コラージュの楽しさ

2011-03-09 12:22:44 | 作品
引き続き、祐ちゃんの作品をご紹介いたします


『フライハイト』クレパス・色鉛筆・布・和紙使用
 コラージュというのはフランス語で「貼りつける」の意味から来た技法のひとつです。
祐ちゃんは、このコラージュと、前エントリで紹介したスクラッチを用いることで
ぐんと作品のレベルを上げる事ができました。

彼女いわく
「絵の具などで描き始めると『明日もまた続きをやろう』とは思えなくて、全部途中半端になって終わってしまっていたんですけれど
コラージュとスクラッチにやり方を絞ってみると、楽しくて仕方なくなりました。
周りの評判も良く、同時に褒められる事が多くなったんです。自分にあったやり方を見つけられて良かった」

以前みんなでやった共同制作の時だったと思うんだけど、
切り貼りやってOKだからね~、と話したのがきっかけだったかなぁ(祐ちゃん、記憶違いだったら指摘しておくれ)
ちょこっと彼女がやってみたら格段に違い、表現が豹変したのに驚いて

本人以上にわたしが興奮していました。


これがスクラッチ部分。レースの様できれい。


絵の具と同じようにさまざまな素材を扱い、物質的だけじゃない深みをつくっていて
これもまた、誰でもできる事ではありません。
スクラッチもコラージュも誰にでもできることだけど、作品として昇華させられるかどうかは感覚で差が出ます。


表現したい気持ちと、技法(表現方法)が重なると、作品は輝きを増します。

私達が生活しても抱える悩みにも似ていて
やっぱり誰もが「自分をもっと表現したい」と願っている事は多いようです。
でもどうやってそれをしたらいいかわからない。
将来の夢を語る時も、そんなジレンマを抱えた覚えもあるように。

技法を覚えたら、それなりに上手に見えるようになれるかもしれないんだけど、そこは「上手に見えるだけ」になってしまう。
どれだけあきらめずに描いてきたかなんだなぁと
祐ちゃんを見て思います。

今まで半端になってしまった絵たちのお陰。


どうぞそのまま爆走していってください祐ちゃん!!!


頑張んなくていいから、楽しさをとことん追求していってくれ~

元気アートpresents サスペンス劇場「妻、そして愛人たち」

2011-02-04 21:04:32 | 作品
人気ブログランキングへ

sanjuanさんの渾身の一枚。

『のんびり ガタゴト ぐんぐん進む』
何カ月かかったかなぁ。じっくり取り組み「よくテンションが落ちないなぁ」と尊敬のまなざしでみておりました
汽車に乗ってるのは、sanjuan.Jrと、彼の大切なぬいぐるみたち。
これらはみんなジュニアのそばにいる子たちですよ。

フロント部分に「3」とありますね。これはジュニアが3歳の記念(?)という意味だったんですけど
完成したのは4歳になってからだったという…。 よく頑張った~

一年の間にジュニアはぐんぐん成長し、身辺にも色々変化があったようです。

それは何かっちゅーと

ぬいぐるみの格付けです。

作品で見てわかるように、ペンギンが一番のお気に入りで、ヒヨコが大関クラス。 後ろのワゴンは「その他大勢」の配置になっていますが
人気は水もの。ぬいぐるみも楽じゃありません。

ジュニアの本妻であるはずのペンちゃんは
ピヨちゃんにその座を奪われそうになっているのです

夫(ジュニア)のいない、けだるい昼下がり。
テレビも付ける気も起きず、ため息しかでない本妻・ペンちゃん。


『あんなに愛されていたのに、ジュニアの変わり様は驚かされるばかりだわ。
といっても彼はまだ幼稚園児なんですもの。きっとあの人が羽をパタパタさせてジュニアを誘惑したにちがいないわ…』


柱に隠れて妻が物憂げな瞳で見つめるその先は


愛人ナンバーワンのピヨちゃん!!!!
「なに、あの肌!!可愛がられて、随分毛羽立ってるじゃないの!!」

囲われてきたぬいぐるみのなかでも断トツの人気だったペンちゃんがどうしてそれを歓迎するでしょう…。
本妻の怒りは頂点に達そうとしていました。
「あんなに目の離れてる顔のどこがいいのかしら。憎たらしいわ」

ピヨちゃんの背後に忍び寄る影。

だれもペンちゃんを止められません!
「日本はまだ一夫多妻制じゃないのよ!!妻の座を簡単に譲ってたまるもんですか。調子乗ってるんじゃないわよヒヨコのくせに~~~~っ


きゃ~!ピヨちゃんにげて~~~~~~~~~~~っ!!!


この後二人と、罪な夫、sanjuan.Jrの行方はいかに!?


元気アートpresents 元気サスペンス劇場
…と撮影とイラストはすべてsanjuanさんがお届けいたしました。


ジュニアがいない隙にわざわざ撮影してきてくれたのです。
ペンちゃんの目が据わってるのがわかります?

「これね先生、ねんど。ねんどなんスよ~(笑)」

よくやったよホント…別にこのブログのために撮影されたわけじゃなく
「プロフィール用の写真をね、どーしようかなーって思って」うまれたこの劇的なショット。
さすがうちの生徒さんです。すごい!

その後、新しくリラックマがおうちにやってきて
ペンちゃんとピヨちゃんの地位が あっさり新参者の脱力系クマにさらわれていったということじゃ・・・・。
<訂正:勢力争いは拮抗している様子で、ペンちゃんとピヨちゃんと、リラックマの三つ巴なんだとか。予断を許さない状況ですね>


こんな絵をお母さんに描いてもらって、ジュニアもきっと嬉しいよね。
もうちょっと大きくなったらきっと学校で「うちのママ、絵描くのめっちゃウマいんだぜ。いいだろ」
とクラスメートに自慢すると思うな。

手前の草むらが一番最後に頑張った部分で
色の混ぜ合わせられ方が味わい深くなったと思います。


ジュニア、いいおか~ちゃんでよかったね!ぬいぐるみが好きな気持ちわたしよ~っくわかるんだよ。
皆大事にしてやってね。
人気ブログランキングへ


韓国はおいしいpart2 ユッケ

2011-01-12 21:57:35 | 作品
またまた食いものブログになりつつあるこのブログですが
作品紹介しますよ。大丈夫です(?)うちは絵画クラスですからね

私より日本語がうまい韓国人の…ここではぴょんさんと呼びましょう。(大丈夫かね)
はじめての生徒さんや、見学者さんたちから
「ここでは何を描いているんですか?」と質問されると
最近は「食べ物を描いてますねぇ ええ。食べ物です、ハイ」照れながら答えてます。

好きなものを描く、が我が講座のテーマ。

ぴょんさん、かなりのグルメさんでかなり色々詳しい。
食べ物を描くようになったのは1~2カ月前くらいからなんですが、ドンピシャといった感じ。
今回はユッケです。

ユッケの器がすばらし~い!ペタペタと筆を置いて重ねていくのは、私が教えたのでも何でもないんだけども
質感が出ているし、器の重みもわかる!透明感があるのにずっしりしているのですね。
そいでもって、中身がおいしそう!
よーく見ると、いろんな色が重ねられています。
絵の具そのものの色と、ちょっと混ぜた色、そして上から重ねられた部分と多彩です。

全部をごた混ぜにしないから、色が混濁しない。生き生きした新鮮な色が食材にぴったりなんですね。


本人にも言っていたんだけど、それだけに、汁物のお椀の茶色にもうひとひねり欲しかったんだよねー!
冷めた感じの茶になっているのでそこが惜しい…。
透明感はなくなるけど、もう少し濃い目に色を溶いて、塗ってあげてもいいかもしれない。
「これどーしよー」と迷っているのが出てしまって、色も水分も薄くなって乾燥した感じになってる。

もうちょっと手を入れる余地ありそうです。



こちらはスケッチ!

みずみずしいです~。


絵を描くことに重要なのは、上手く描くことじゃなくって
「そのものをよく知ること」が大切なのかな。
知ったつもりでもよく知らずにいる場合も多くて
表面的なことだけじゃなく、手に触れた感じ、耳にした感じ、食感、歯ごたえ、味
その時の気持ちとかね。
丁寧に拾っていき、広げる楽しさが、絵のだいご味なのかも。

…と、ぴょんさんが教えてくれた気がする!


美味しいお店も教えてください

マグカップ

2010-12-20 14:17:09 | 作品
アオヤマさんの絵が完成しました
モチーフはご覧の通り、マグカップ

アクリルガッシュでぐいぐい描いてます

この人の特徴は、前にも書きましたが「壊すことを恐れない心」です。

初めのうちはそれをやりすぎて「この先どうしたらいいかわかんなくなった~ハハハ」と私にいうんですけど
…あんまり深く悩んでるようでもない(失言

それがとてもいいところだと思います みていて安心する部分なんです



「えー?わかんなくなった?アオヤマさんはこれをみてどこが変だなとか嫌だなぁと思うの」と聞くと


「んー。なんかここが目立たない気がするし、ここもうるさい…かな」
と答えることができます。


「ここ両方とも同じ強さになってるから、ちょっと変化つけてやったら?こっちだけ一枚皮をかぶせてやるとかさ~。どぉ?」
  注:ここでいう皮は“薄い色を全体にかけてあげること”をいいます


・・・などと、相変わらず気の抜けたアドバイスっぽいことを言うだけで


アオヤマさん「あーそうかぁ。わかったー。やってみるー。」


またぐいぐいまた描き始めます。


私「気のすむところまでやっちゃっていいわぁ。 壊しまくってもちゃんと出来てるから全然平気ー
アオヤマさん「うんー

この感じがとってもいいです。

縦線横線で編んだような画面がうるさく感じないのかは、明暗や色の強弱できちんとバランスを取っているから。
絵の具の生っぽいところにも、キチンと上から何かしらの色をかぶせたり、かぶせてなかったりと
微妙な色の移り変わりが表現されています。



こちらは、途中経過の部分。
全然違うでしょ。


ずっとポリポリ絵を描いていると「どこでやめたらいいかわからなくなる」こともありますし
実際私もそっち系統の人間。

学生のころ「佐藤はやめ時を知らない」と先生に指摘されたことがあったんだけど
確かに「やめ時」を客観視する冷静さも必要なのは確かです。
手をかけ過ぎて「絵を壊してしまう」こともあるよ、ということをその先生は教えてくれました。


でも、絵には答えがたくさん用意されています。
私は、絵を壊しちゃってもいいじゃないかと思います。単純に「破壊なくして創造なし」ですから。
完成するまでは、制作者本人のみの領域です。
壊すも作るも、本人にしかわかりません。


学生や、うちに来ている生徒さんはまだ一人でやるには心もとない部分があるから
「先生」が介助する形で付き合うんだけど
そのへんは大変難しいところです。特例でその人の絵に入り込んで教えてるわけですからね~。
くじけそうになったら励ましたり、どうにもアップアップしてる時は私がちょっと手伝う程度にとどめています。


気のすむところまで描き切る、のが基本だというのが私の考えです。
「あちゃー。やりすぎたなー。おかしくなったな」というなら、やり直せばいいだけの話。



やめ時は、そのうちちゃんと自分でわかるようになってきます。




実際、アオヤマさんの絵は、ずっと見ごたえがでてきました。
筆を動かしながらあれこれ考えつつ、がーっと描くのはとてもストレス発散になるそうです。


このマグカップには何が入っているのかな~

雷神完成!!

2010-12-15 02:21:22 | 作品
前に出したエスキスの彼女です。

初めは「かわいい~めっちゃかわいい~
と言われ続けた雷神さんでしたが

「迫力満点の雷神にしたいんですっ」
と、作者のHさん。
・・・そりゃそうか。

だってこれは雷神ですもの。迫力ないと雷出ませんものねー。
腹に力の入りそうな人(神)じゃないと仕事にならないかぁ

紙の大きさは、控えめのF4(333×242)サイズ
でもこれ見て
結構キてますよご堪能あれ!どどーん


線は耐水ペンの太めで描き、
色は水溶性色鉛筆と、透明水彩絵の具で仕上げてます。

エスキスの時点であった勢いをなくしてほしくなかったので
「失敗してもやり直せばどーってことないんだし、適当にバババババババっと手を動かしてね

と、

適当を装った完ぺきなアドバイスをしました

下書きではいい意味で適当に描けるので線が生き生きしているのに対し
いざ本番となると『ちゃんと描かなきゃ、失敗しないようにしなきゃ』と妙に力んで失敗するんです。

実際私なんか、上手く描こうとして上手く行ったためしないわ、ははは…。


それがHさんもうまい具合に適当をやれたみたいで、楽しそうに描いていました。


全体的に黄色を主に使っていますが、
黄色の補色に当たる青を持ってきていたり
絵のポイントとなってる緑補色に当たる赤を配置していたりして

みる人の目を疲れさせることなく、上手く引きつけています。


この補色ですが、また別なエントリで説明させてもらいましょう。
覚えておくと非常に便利で面白いものなんです。

また、ここで簡単にはしょって説明しますと
補色というのは、「性格が正反対の色同士」のことを言います。

なので隣に置いたら結構強烈で、下手したらケンカになりかね無いわけですが
夫婦でも恋人でも性格が違うからこそ面白かったりするのと同じようなものだと、私は思います。

ピリリとした配色で、Hさんは雷神の激しさを表現できていて
それに加えやっぱり愛橋も忘れてなくいい感じHさんの人柄を垣間見た気にもなります。


あと面白いのが、完成間近の時に
画面に大きく、筆で大胆に雷を飛ばしているところ
擦れた黄色が見えますか?

よく思い切ってやったなぁ。さらに迫力でました。効果が出ています


本人にも伝えたんですけど、
この飛ばした雷の黄色に、たとえば白を少し足したりして身体の色と区別してやっても面白かったかも!


次回作も楽しみにしてます~。この作品、エスキスと一緒に大切にしてくださいね

ねこたん。

2010-12-04 00:57:12 | 作品
Rioさんはネコが大好きで
それはそれは、ねこばかり描いています。ねこずくし。ねこバンザイ。ねこパンチでございます。
うちの講座には
テーマをカッチリ決めて描き続けている人もいるんですよ

数週間前、また新作に取り掛かりました。
今回は、バスケットの中にいる仔猫たちです。

バスケットから首だけちょこんと出して眠ってるところなのですが、

下手をすると「ぐえ~」となってしまいかねない構図でもあるみたいです。
首元にくる、バスケットの直線部分がきつくなれば、どうしても苦しく見えてしまうので
そこをうまくぼかし、

ねこの表情にポイントを置くように描き進めることにしました。


ふわ~っと色をにじませるのはRioさんの得意とするところ!


ほんわかとした色調のなかに、キリッとした細い線で目鼻を描きます。

どこかに正反対の要素をもってくることでアクセントを作ることができる。
これを自然にやっていたRioさん。なんだかんだ言いつつ上達してるよなぁーとしみじみ思いました。
技術がというんじゃなくむしろ感覚の問題。描くことで身についてくることなのです!!
やったぜRioさん!


・・・ところで私はこの猫が好きです

この苦しいスタイルじゃないとダメ、って感じで好きなのです。
必然的な無理スタイル。むふ。

韓国のり巻き

2010-11-15 22:36:56 | 作品
うちには、韓国人の生徒さんもいます。
こっち来て長いっていってたしな~。
日本語は日本人並みに話し、ていうか私より上手く

そして他の生徒さん達と同じくツッコミは的確そして厳しいんでございます。

ある日「先生、アタシのりまき描くかな。韓国ののり巻きだよ」というので



あ~!なんだっけ、前に教えてもらったんだよなあ。ほら韓国語でのり巻きのことを・・・・・・・

私:「ケバブ
生:「キンパだよ」「ケバブはトルコだから!!全然なにもかぶんないから!!!」



キンパ、の「パ」の音の後に小さく「」が付く感じがらしく聞こえるのかな。

キンパ

「のり巻きってどーしたらそれらしく見えるかな~」と簡単に描いたのが一番上のキンパ。
これが個人的に私のツボにはまり
「これカワイーじゃん!!このキンパで行こうよー!」ということになって、キンパ集団が登場したのです。


か、かわいい(本当にツボ)中にソーセージ入ってるんだって。

透明水彩を使ったのはこれが初めてだったんだっけかな?
それまでは水溶性の色鉛筆だったり、アクリルガッシュ(ガッシュとは不透明の事)でやってたんですけど
水彩でも配色が特徴あるんです。シャキシャキして、ピリッとした元気あるいい感じ。

本人に「これもお国柄かねー?」とたずねたことあったけど、それよりその人らしさだよな、と思いますね。
絵は本当にその人のことを表します。
どこの国にいても、どんな生活していても、その人の生活が絵の個性になっていく。
それぞれがその人の強み。


・・・昨日、韓国で働いてる私の友人に
「あのさ、のり巻きのことキンパっていうんでしょ」とどや顔で言ってみると
「・・・ていうか、キンパという単語がでてくるとは!」

素直に驚かれました えっへん。

わたしの雷神

2010-11-12 01:20:17 | 作品
これは新しく来たばかりの生徒さん…のエスキス。
私はこれが勢いもあるし、イイ感じで気も抜けているし、イイネと思ったので掲載させていただきました。

ウチでは「好きなモノかきなよ」の、丸投げがスタンスなものですから
いつものように彼女にも「何でも構わないから」と興味のあるものを持ってくるように伝えると
次の週に手にしていたのは俵屋宗達の「風神雷神図」

琳派に則って描くのも難しいしつまらない話ですので、
ではオリジナルの、あなたが思う雷神にしましょうね、ってことに。


全身を入れるか、ググッと寄ってどアップにするか、またたくさん雷神を散ばすか
色だけじゃなく構図でも印象は大きく変わってきます。

絵を描くのはもう随分前の話だといっていたけれど
うちに来る人達は、ホントに面白い表現をするものだなーと、つくづく思います。

もともと皆面白いものを持っているんです。


上手に描けないんです、って初め皆言うんですけど
こういう絵もなかなか描けないものなんですよ。

この今の状態のまま、パーっと開放されていってくれたらいいなと思います。