このブログには、絵を描かない方も訪問してくださっていらっしゃいますよね?
ペンキ塗りのときに使うマスキングテープのように、
絵の道具にもマスキングテープはありますし、
水彩絵の具専用の「マスキング液」もちゃんとあるんですよ!
『液』なのでむろん、液状です。
マスキングは、色を塗りたくないところや、ハイライト部分を前もって作りたいときに、色を塗るより先にこれを使います。
乾くと、ゴム状になるので、完全に水分をシャットアウト。
その上から水彩絵具で描き、乾いてからマスキング液を指で擦れば簡単に剥れます。
その部分が白い紙のまま残る、大変便利なメディウムなんです。
使い方やポイントをガッチリ抑えておけばね…
種類は、2タイプ。
・ボトルに入ったもの
長所:
筆を使えるので、広範囲にも自由自在に使用できる。
短所:
筆の始末をきちんとしないと速攻で使えなくなる。
一度ボトルのふたを開けると、液の劣化が進んで湯葉っぽくなり使いにくくなる。
筆は、使用中も石鹸水にいれて置くと安心です。使用後もよく洗ってね!
マスキングが乾燥しだすと、筆の根元に絡み付いてぐちゃぐちゃになっちゃいます。
だから
100円均一とかの筆を専用として準備すると良いかも。
上等な筆をマスキングに使ったら、筆がかわいそうです。
・チューブから直接搾り出すもの
長所:
筆が要らない!!!
搾り出し加減で、シャープな描写が出来る。
短所:
広範囲のマスキングには不適。
ただし、この
マスキングというヤツは、紙に相当な負担を掛けるんです。
本当に厚くて丈夫な水彩紙に使わないと、はがす時にビリッと破けて散々な目に遭うくせ者なの~!
このブログの読者で、脱毛テープ使ったことある人います?
アレくらいの衝撃と考えても外れてないと思うなぁ。
アルシュとかなら全然問題なくガンガンマスキングできるんですが
クレスターあたりだと、ちょっと心配かも。
クレスターは私をはじめ、生徒さんもよく使う紙。
だからまだ安心して使えなかったりします。
ポイントとしては、先述のとおり
・頑丈な水彩紙に使うこと
・マスキング液が乾燥したらなるべく放置せず剥がすこと
あと、最近自分で使って強烈に思ったことなんですがね
私はシュミンケのペンタイプを持っています(写真上)。
しばらく使っていなくて、久々に絞ってみたら…
ぶちゃああああああああああっ!!!
えぇ。そりゃあもう派手に飛び散りました。
画面の上だけじゃなく、資料の上、机の上、床の上、
わたしの顔にもブチチチチチチチチと斑点ができました。
ショックが大きくて、鏡をしばらく見てましたね・・・。スゴイ量がぶち撒かれました。写真じゃその様子が伝わりきってないかも。
だってショックだったんだもん…。震える手で写メするのが精一杯でした…。
このブログのためにね!!
ペンタイプの場合
ノズルを詰まらせず、穴を完全に確保しておくこと!!
です。うぅ…。
生徒の皆さんは上手いこと使ってください。
私にはやっぱ、あんまり向いてないかも…。