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元気アート☆BLOG

ちょっと風変わりだけどにぎやか&ほのぼのでアットホームなアートクラスです!

クレパスをつかったぼかし方法

2012-08-22 15:12:36 | 作品
暑い日が続きます北海道。内地並みの猛暑だというので、これなら首都東京へ行ったことがない私でも夏を乗り切れるかもしれない
などと、どっぷり汗をかきながら思う今日このごろです。
別に節電というわけでもないんですが、この夏私の家では扇風機を使っていないのです
短い夏しかない北海道ですので、この暑苦しさを楽しみたいのです・・・というか仕舞いこみすぎて引っ張り出すことすら面倒くさい。
みなさんは無理せず熱中症に気をつけてお過ごし下さい


新しく来た生徒さんは私がやったことがない方法を駆使して作品作りしています。
すずしげな作品ですな

紙を切り抜いて、マスキングし、指でクレパスの色を伸ばす方法。
外側から内側へ向かって伸ばすのがミソのようです。

支持体(絵を描く紙やキャンバスなど)は・・・ツルツルしたケント紙。
見ているととても楽しそうなので皆さんも試してみたらいかがでしょう。



たくさんの色が並んでると興奮してしまうわたし。
うぐいす色とか、ぼたんねず、といった日本の色の名前がいいですねぇ。
「ぼたんねず」となると味わい深い気がする・・・漢字で牡丹鼠、だとネズミか・・・とまたテンションが下がるのですが。


本人にも何度か話ししているんですが
低粘着のフィルムシートというのが便利です。


紙を切り抜いてやるのもいいのですけれども、色を伸ばしている最中にベリっとめくれたり、パターンが限られる。
フィルムシートだと細かなくり抜きが可能だし、支持体の紙を傷めずに固定することができます。


この低粘着フィルムシート、そのほか様々な描写にいい仕事をするんです。
それは次回ご紹介します

愛宕念仏寺

2012-08-14 08:30:00 | 作品
旅行好きのウサぴょんはその思い出を絵のモチーフにすることが多いです
だいたい地元韓国ネタ45パーセント、旅行ネタ30パーセント、ごはんネタ25パーセントです
(ウサぴょんは料理上手なのです!!チャプツェご馳走様でした

今回の舞台は京都・嵐山にある愛宕念仏寺

抱き合ってるお地蔵様、大爆笑してるお地蔵様、考え込んでるお地蔵様、苔むしてるお地蔵様と
とてもユーモラスなお地蔵様達がいっぱいいるお寺です!

可愛らしい様子のお地蔵様と、竹林に真っ赤に咲き誇るツツジとがきれいに描かれています
ふわーっと描かれた脇役の木も気持ち良いですね。

五重塔がちょっと惜しいかも…(+_+)
建物の中心部分をチェックしましょう。左右対称にしてやるだけでも、きちんとした建物の印象を与えます。

あるいは、中心がズレてても「それがどうした」と開き直って自信満々で描く!線の弱さが迷いを表しています…(って占い師みたいなセリフですが)。自信を持って間違ったことをしても、なんというか妙に説得させる力が生まれるんですよね


わたしなんて、その開き直りで絵をかいているようなものです。


色の重ねはさすがです
もっと思い切って塗っても問題なし!!!!


どんといきましょう!



しかし…私はこの愛宕念仏寺を知りませんでした!!
いいな~。京都なんて高校の修学旅行でしか行ったことない
ウサぴょんから日本のこと教えてもらうこと結構あります。
その豊富な知識に対抗すべく、私の仏教オタク知識をウサぴょんに披露する日々です…。




カッコよすぎますよニワトリさん!

2011-09-04 17:22:17 | 作品
ニワトリさん(←生徒さんの名前)の鶏作品が出来上がりました。
に、鶏がカッコよすぎる。誰か止めて。鶏に惚れる。この表情は文句なし!すばらしいです。


ニワトリさんはウチでは唯一『アキーラ絵の具』を使っています。
アクリル絵の具とは少し違うんです。アクリルはアクリルポリマーが主体。アキーラは「水性アルキド樹脂」が入った絵の具。
アクリルとほぼ同じ用途で使える絵の具ですが、乾燥の仕方などが若干違う。アクリルよりはじっくり乾いてゆくものだそうです。
詳しくはこちら
支持体は、キャンバスボード。100円均一で売られてるものでした。
まったくダイソーってば、いいものを仕入れていなさる…。

前回にさらっとデッサンの描き方を教えただけで、劇的に変わったニワトリさん。
その延長線として色を付けてやった方がもっと分かりやすいかもよポッポ、と私が勧めて、
ニワトリさんは「コケッコー!」と描き始めたのでした。



トサカや目の位置など決まってますねぇ。
本当に生きているみたい。前にも書きましたが、鶏がこんなにカッコイイいきものだったとは気が付きませんでした。
とてもいい絵だと思います。
目の前にいる対象が、どんな形をしているかを、よく観察し知ることがデッサン。
そこをもっと追及して自分の気持ちを乗せていけば、作品になります。
絵を描くとはモノをみる事。
じっと真剣に物事と向かい合うことは一見静かで動きの無いしぐさに思えるかもしれませんが
一番自分と外とをつなげてくれる行動なんじゃないかなって思うんです。
ニワトリさんの作品をみているとそう感じます。

もう少し突っ込んで描けたらよかったんだけど、という箇所は身体ですかね。
顔にくらべ、身体の凹凸がいまいち掴めてません。顔よりはなだらかかもしれない部位かもしれませんが、
首、胸、羽の方部分などは再確認する必要がありそうです。

私が昔台湾へ旅行に行った時、鳥の首部分をU字に曲げられた焼き鳥が売られていました…。
聞くと、そこもなかなかおいしい部分なんだって。
なぜかというと、「首はよく動く部分だから」。

白黒にするとちょっとわかるかな。ハイライト部分ももっと描けたらよかった。
でも初めてでここまで出来たんだから素晴らしいです。

ホントに、ニワトリさんは初心者なの???? すごすぎる~


次は身体にも顔と同じくらいの愛着を持って筆を進められるといいです。
次回作も楽しみ~!

おつかれさーん!

安東の仮面劇―タルチュム

2011-06-23 18:29:07 | 作品
ウサぴょん作品。
彼女が里帰りした時に足を伸ばしてきたという安東(アンドン)。
そこは私も一度行ってみたい場所!これはタルチュムと呼ばれる仮面劇の様子です。

左の鼻の大きな人物は、お坊さんだそうですよ。何だか陽気で楽しそう。

観光客に囲まれた所で踊っているところで、ウサぴょんははじめ
「群集を描きたいけど、どーすればいいのか。たくさんはとても描けそうにないんだけど、さびしい状態は避けたいし

わかるんです。その気持ち…!!!


自分で言っちゃいますが、私が先生であるセールスポイントって、「自分の画力に自信が無い心境を知ってる」所なんです!!
え?美術の学生だったくせに?一応プロで描いてるのに?そいで今絵の先生ってヤバいんじゃね?…ですって?
そのとぅーり!!バリバリの落ちこぼれだったのっ!その学生時代は約7年続いたから…生徒の気持ちがよーく分かる!
他の優秀な人じゃ元気アートの講師は務まんないんだよ!えっへん。どんなもんだい

と、いうことで・・・。
たくさん描きこんだ方がいいってわかっているのに、気が重い時は如何するべきか。
対処法=そういう所ほど、いい加減に気を抜いて描く

冗談じゃなく、これはホントです。
主役じゃないのに描きこまなければならない部分だからこそ、「やらなけりゃならぬ」を捨てるべき。
やんなきゃ、頑張って描かなきゃ、と気合を入れ過ぎると、画面からそこだけ浮いてしまう。
群集は、あくまでもエキストラであって、主役じゃありません。目立ち過ぎは困るんですね。
ですから「人間っぽい」事がわかればOKなの。
絵なんだから、ガッチリ説明する必要は無いわけですよ。だって、人間には想像力があるではありませんか。
赤毛のアンじゃないですが、「想像の余地が広がる」楽しみこそ絵の魅力。
そう考えたら、気楽じゃない?できそうな気になりませんかね?


ウサぴょんにそう言って、いつものセリフ「適当にやればだいじょうぶ~」なんて声をかけたら
こういう感じになりました。結構できてますよね!

ウサぴょんの色の使い方、だんだんと進歩してきてます。
書き込みも相当できるようになってきました。
筆を紙の上にペタペタ置いていき、薄い花びらが重なったようです。特に、暗い色のところがキレイなんですよね。

そして、これが今描いている絵の下書き

彼女は次のモチーフの一つひとつを、小さなスケッチブックに描き様子を見てます。

あたしも見習いたいところだわー。

ウサぴょんの次回作、お楽しみに!盛りだくさんな画面になってますよ~!

SMサイズの小作品

2011-05-29 19:36:10 | 作品
SMと聞いて変な想像をした方がいたらちょっとイケマセンですよ。
キャンバスには独特のサイズがあってF・P・M号など、それぞれ規格があります。
F号は人物(figure)P号は風景(Paysage)M号は海景(Marine)という具合で
何の事は無い、FからMになるにつれ、横幅がせまくなっていく寸法になるんです。一番なじみが深いのがF号。
今回ご紹介するSM号は
サムホール、と読みます。227x158㎜の小作品サイズ。可愛いサイズです。
昔ながらのスケッチ箱のサイズでもあるみたい。その名残の寸法なのかも。

新しく講座に来た生徒 Oさんは、SM二枚目。
友達にあげる作品を制作しました。

愛情込めて仕上げた「顔がオッサン」の犬!

1枚目はお花でした。完成作品を激写するのを逃してしまった…。
初めてのアクリル、初めての絵の具で苦戦しながらも楽しんで描いていた Oさんでしたが
今回は、なんと2時間で完成!
赤が効いてます~。
話を聞くとストレスフリーでキャンバスに向えたようで、わんこが本当に「わんわん」ってしっぽ振って近づいてきそう!
絵の制作時間が作品の完成度とイコールかという訳でもなく、そんなのはケースバイケース。
(sanjuanさんはじっくり型だし)
太めの筆でぐいぐい描かれたので勢いがある。楽しいまま完成したのが伝わってきます。
気分よく仕上げられたか、あるいは、思いを十分に込められたか、など作者それぞれの達成感によるし
そして1枚1枚違います。

この作品の一番いいところは「気分よく描いたどー」という清々しさ。
私は会った事が無いわんこなのに、親しみがわきます。生きてるって感じがして。


Oさんは早速これをお友達にあげます。
これを貰えたなら、お友達もきっと嬉しいだろうな~。
この調子でぐいぐいやっちゃってくださいね。次回作楽しみにしてます。

講座に来たばかりの生徒さんにお話しするのが
「生活に入り込んだ作品を作るのが目的です。描きっぱなしじゃなく、部屋に飾るとか、誰かプレゼントするとかできるように」
ともっともらしく話します!!
なんでかというと
絵はコミュニケーションツールだ、と私が思っているからなんだけど。
ほんとにそうだなーって講座をやってると実感しまくりの日々です。

生意気な猫

2011-05-07 23:15:27 | 作品
Rioさんの新作!

生意気な目がかわゆいです。

Rioさんは「なんか可愛い目にしたいのに、どうも挑戦的になっちゃうんですよねーっ。なんでっ、なんでっ」と地団駄ふみながら話してますが
中々いいと思います私は。そこがいいんじゃな~い。

ぽわ~んとした色遣いが上手で、それが持ち味の彼女ですが
今回はアウトラインにキリッと線を入れて引きしめる方法を会得しました。
ねこちゃんの手足部分を良くみてみてくださいね。

全部がほわ~ん、ほわ~んだと、下手するとぼわ~~~~~んになってしまう危険があるんですが
ちょこっと濃い目の色で線を引いてあげると、柔らかな印象が引き立ちます。

Rioさん、もっと色を濃い目に溶いても全然かまわないよ!
薄い色を何度も重ねることも、必要だし、
同時に濃い色を画面にかけてあげる事も同じくらい必要だと思います。
絵の具はたっぷりといてやると、色の鮮度もぐんと上がる。
きれいなにじみや、グラデーションをつくるにも、そうした方が多分やりやすいんじゃないかな。

あと、建物ですが、パースがずれてても構わないので、自信持ってビッ!と描いちゃって大丈夫。
変な話、『パース?ずれてるよ。ズレてて悪い?』くらい開き直ってもいいわ。

とにかく自信持ってやっちゃって~ 何ともないからね。完全に居直っちゃってください。
Rioさんが変だ、と思ったら変だし、大丈夫だろうと感じたらそれは大丈夫なんです。
これはホントなの。ルールは作者が決める事。
そしたら自然と第三者も「そ、そうか」なんて納得して眺めてくれる。

だから絵は面白いんだなっ


いや~。北海道は寒いです!せっかくこの間クロッカスが咲いた、次は桜じゃーと思ってたのに
みぞれ降ったり雨降ったりで、一体全体どうなっとるんじゃー
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。てなわけで北海道は連休中に満開の桜の下で花見、とはいきませんでした。

今日クラスで「中島公園で花見してた学生いたけど、あそこで花見はツライだろう」
「東区のスーパーで肉ともやしをたくさん買ってる学生の集団がいたよ」
など話しました。
私達の見解ですが、花見するには中島公園はちょっと違うよねって感じなのです。
花見なら円山公園でしょう!札幌市民の読者のみなさんはどうですか。
一時は花見の自粛云々なんて事もありましたが、こちらではちゃんと行われており、消費に協力してるみたいですよ!
寒いのにねぇ…。若いって素晴らしい。やっぱりこうじゃなくっちゃ。私も桜が満開になったら、日本のこれからを考えつつお花見ちゃんとしよう。
お花を愛でるっていいものだよ。励まされるし。

その頃にはもうちょっとあったかくなってくれたらいいな~!

えっふぇる塔

2011-04-24 00:06:37 | 作品
ノトさん作品。以前パリに行ったときに撮った写真をもとに制作を続けています。
彼の手法はウォーターレス・リトグラフで線画を刷った後に透明水彩で手彩色を施すやり方でして、私は未だリトグラフ自体をやった事が無いのでこの辺りはノトさんの方が先生になります。

今はまた新しい作品の版作りをここでやってますよ。
版への描写は手描きで行い、製版と印刷は某・芸術の森版画工房にてスリスリ。
(ここ、札幌市民にホントに知られてないんですよね。充実した工房なのだからもっと使わせてもらえばいいのに。私は町民だけど片道2時間かけガッツで通いました)
そしてまたここへ戻ってきて色を付けているのです。

エッフェル塔です。じゃーん。

パリの乾燥した空気や空が表現されていますね。こんな感じだった。洗濯物すぐ乾いちゃうの。
手前の石畳の質感も出てるし、人物の後ろ姿にも個性があるし楽しい。
主役の男女は、色を濃い目にしています。
影を付ける、というよりも、色の鮮やかさで強調させました。

水彩は濡れた色水を紙に吸わせ、にじませて発色しますので
乾いた時にはすこし褪せたように見える事があるんです。
ノトさんは絵の具少なめで使うのが多いので、逆にたくさん色を含ませ鮮度でコントラストを付けました。

明暗だけじゃないですからね、色は。溶き方でも強弱は表現できるんですね。


ひとつ、おしかったな~~~~~~と思う点は、エッフェル塔

もうちょっとこう、シュッと思いきった線が引けたらなお良かった~
工業製品などを描く時は気をつけたいところ。

しかしフリーハンドでどう描けっていうんじゃい、手ぇ震えるわい、という時のコツを書きます。
それは

腕で書く!!




みんな、手首で線を引こうとしている場合がほとんどです。
長いストロークの時などもそうしようとして、手も線もぷるぷるしちゃう。
でも手首を軸にしてしまうと弧を描いてしまいたくなるので、やっぱり無理が生じるんですよね。


肘からペン先までガッチリ固定する。
そして二の腕で運筆してやってください。結構楽になるはずです。

エッフェル塔などの曲線を描く時は、
肘を拠点にしてあげるとスムーズに行くと思うよ。 

一気に引けたらそれが一番いいんだけど
「急にやれっていわれても無理だよ」という場合も…そうだなぁ。無理しなくていい(笑)
何本も重ねて一つの線にしてもいい。
手首の固定を心がけてみてね。

製版する前にもっとアドバイスできたら良かったよね ごめん~。もっと先生を精進するよ~。
しかしながら、これもじゅうぶん素敵。大事にしてください。



こういう夫婦、いそうだなぁ(と、勝手な解釈)。

ふしぎな世界、sanjuanの世界。

2011-04-21 22:23:58 | 作品
sanjuanさんの新作!これまでで最速で出来あがったんじゃないかな
完成間近の様子。

いい仕事してますねぇ~。


彼女は、自作ポンポンを数多く作ったチャレンジャーです。
良い表現方法を自然と探し出し、
sanjuanさんも、お気に入りの様子!「あそこも、ここも…ってやってたら止まらなくなってきちゃいますね~たはは」

ポンポンの押し方にも変化をつけています。
ねじったり、絵の具の量を加減したり。




これまでは、キッチリ下書きをしてからすすめていましたが
初めてのアクリル絵の具を機に、好きなイメージを思い浮かべながら描き進めました。

キノコ、植物…そのほかにも観る人のイメージを膨らませてくれます、ぷくぅ~


私の感想ですが、
こういう菌類をモチーフにした作品をいくつか知っていますが、
どうも暗いイメージのそれになる場合が多いきがするんですよね。
sanjuanさんのは爽やかで明るい。
それでもっと私たちに自由な視点を与えてくれてるのかなーと。

ぷくぅー

光を感じるのでなんだかホッととさせてくれます!
描いている時に「このさきどーしようかな~」とその都度考えてきたのが少し大変だったと思うんだけど
それでも自由に筆を走らせたり、ポンポンしたりした楽しさが
明るさに繋がってる気がしました~。

ぷく~~~~~ぅ。へっへっへ


sanjuanさんはもう次の作品の案に入ってます。
また違った感じですね。肩の力が抜けた感じで、そしてカワイーの。


こうご期待。またじっくり自分のペースで作っていってくださいね。

Aの視点 テレビ塔

2011-04-19 14:38:43 | 作品
シャネルのハケで絵を描くツワモノ、Aさんの新作。

勢いよく描かれていて好感度高し
なぞのどうぶつ達が楽しいです。あ、宇宙人もいるっ!おおおっ、謎のおじさんもいるー!!
テレビ塔の赤い丸がパンチ効いてます。
暖かくなってきた札幌だなぁ。一緒にそれを感じながら完成させました。


「冬に描き始めたのに、春になっちゃったからどうしよっかな」とさほど困った様子じゃなく話していたAさん(笑)
あまり深く悩まず絵を描くのがAさんのいいところなんです。これはホントに重要。
それでも私に、きれいな色を塗りたいんだけどどうしたらいいかな、と話していました。

普通色を混ぜる時、2~3色で抑える事、とあります。
それ以上混ぜれば混ぜるほど鮮やかさが失われていくので注意が必要ですよという意味かな。

チューブから出した色を「生」「生の色」とか私は呼んだりします。(よそでは知りません)
生の色は混ざり気がないから、一番生きの良い状態。ピッチピチの状態です。同時に文字の通り「生々し」くもあるんです。
善し悪しの話とは別ですが、とりあえず生はピッチピチで、その代わり深みがない。
濁りを生かすか、ピチピチをあえて生かすか、その両方か。そのために、絵描きさんたちは苦労して自分なりの色を作っています。


お馬さんが乗っかってます。私が可愛がってるぬいぐるみにそっくり
うちのは去年函館競馬場で買いました(と、いらない情報)。


とりあえず、濁らないための方法をいくつか挙げておきましょうかね。

・丸筆を使ってみるのも手
ちょっと考えたんですけど、Aさんは平筆を使う頻度が高いんですよね。平筆は「塗る」丸筆には「描く」役目がピッタリなんじゃないかな…と
今思いました。 スミマセン。私普段あんまり考えないで絵を描いてるので…。
塗る時ってこう…引っ張るじゃないですか、筆を右から左へ。
だから重ねたはずの色も引っ張っちゃいがちになるんじゃないだろうか。


パレットの上で色を作ったら、それを紙の上ではまぜまぜしないようにする

使っているのがアクリルだから、そんなにベトベトした状態ではないはずなのだけど、ちょっともう少し気をつけてやってみよう。


・水入れを大きくする。あるいはこまめに水を換える。
大きいのに変えたほうがいいかも。今あるやつね、多分小さすぎると思うんだよね。
ガッシュ(不透明絵の具)を使うには間に合わないかな。荷物が重いのが気になるなら、マメに水を換える。


混色については、たしかに2~3色でまとめるのも正論ではあるんです。
でもそれに気を使ってばっかりもどーなのかなーってういのは、私の意見です。
濁った色が悪いわけじゃない。濁った色には鮮やかさはないですが、深みが生まれる時もある。
鮮やかさとそういう渋みとを合わせれば、お互い共存するんじゃないでしょうか。
しっぱいしたな、と思ったら、一歩下がる事が出来るのもアクリル絵の具や不透明絵の具の強みです。

少しずつ自分なりのコツを身体で覚えていけば、誰が何と言おうと敵わないAさんスタイルが出来上がります。
ので、あんまり気張らず次へ進んでください。


それから真ん中に走った赤い線ですが、斬新ですねー。
と思ったら


折り曲げた跡だった!!!


Aさん「持ち運ぶのに便利かなーとおもって」


そ、そうだけど…よく思い切って折ったなぁ…ハハハ…。


作品を大事にしてね、と話してあるので、もちろんAさんも雑に扱ったつもりはありません。
紙を折り曲げてそれを生かして描くのも、面白いかも。なんかとても新鮮でした。

今度もっといろいろ折り曲げてみてよ~。

花束と、ロボット。

2011-04-05 00:32:17 | 作品
わが講座の最年少、高校生のRちゃんの作品。

「かるちゃー祭」の展示に出品した一枚でした。
彼女が使う画材は透明水彩と鉛筆です。

初めてうちに来た時は「色をつけるのがコワイんです」とおっかなびっくりやってたのに
今ではこんなにたくさんの色を自在に操れるようになりました。

様々なお花に囲まれているのにウルサくないのは、となり合う色同士のバランスがとれているから。
ピンクはピンクでも、微妙に表情を変えて単一にならないようにしているし、
それはやっぱりお隣さんになった色の要素もちゃんと反映させているからなのです。

隣り合った色が影響するとは、「お隣さんと仲良く手をつなぐ」事と似ている気がする。
透明水彩のいいところは、それがやりやすい面かなぁ。
パレットの上で混色するというより、紙の上で重ね合う要素が強いからだと思いますね。


 作品タイトルは、『記憶』

ほんとうは、別の絵をかるちゃー祭に出品する予定だったRちゃん。
ある日「必ず完成させてくるんで、別なのを描いていいですか」と言うので
楽しみにしていると、超スピードで出来あがらせて持ってきたのがこの絵でした。

それは、落ち込み気味だった友達を励ますため。
「その子に見せたいから、ちょっと頑張ります」


そう話していた目が印象的だったな~。