燦燦とした陽の光を!
今回はカール・ニールセン(1865年-1931年デンマーク)作曲の序曲「ヘリオス」です。
分かり易いとか分からない曲である、という表現を聞いた事がありますが、その分類で言えば、このニールセンの序曲「ヘリオス」は非常に分かり易い曲であると申せましょう。
この曲はニールセンがギリシャに旅行したときに、エーゲ海の日の出の美しさに着想を得た曲だそうです。ちなみに、ヘリオスとはギリシャ神話で太陽神を表わすそうです(別名アポロン)。
日の出から日没までを描写した曲と言われるだけあって、お聴き頂ければ、すぐにお分かり頂けると思います。
お勧めの曲ですので、是非ともお聴き頂きたいです。
なお、今回はニールセンの管弦楽曲の代表作とのことですので、「秘曲」とは呼びません。
それでは曲のご紹介と参りましょう。この曲の演奏時間は約14分半ほどとなります。
非常に静かに曲は始まります。その後、オーボエ(?)が徐々に暁の空に太陽が昇りつつあるかのようにゆったりと響きます。そして、穏やかで美しい演奏が後に続きます。
しばらくすと、太陽が大地全体を照らすかの如く雄大な響きが登場します。そして、輝かしく親しみ易いメロディーが奏でられます。
やがて、非常に雄大な雰囲気の演奏が繰り広げられ、再び親しみ易いメロディーが登場します。
その後、穏やかで美しい雰囲気へと戻り、やがて消え入るように幕を閉じます
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルはCHANDOSで、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、デンマーク国立交響楽団の演奏のものです
このCDの情報は、こちらの下の画像をクリックして頂ければご覧になれます
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