レスピーギ第4弾です
今回はレスピーギ(1879年-1936年イタリア)作曲のオルガンと弦楽のための組曲ト長調です。
今回の曲は交響曲ではありませんが、私はついサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」を思い出してしまいました(恐らく、私だけかもしれませんが・・)。
もちろん、サン=サーンスの曲とは、メロディーも雰囲気も違います。しかし、4曲目の輝くようなオルガンの響き、そして、その後の厳かな雰囲気、オルガン曲を好まれる方には、是非とも、このレスピーギのオルガンと弦楽のための組曲ト長調をお聴き頂きたいと思います。
はっきり言ってお勧めの曲です!
レスピーギは、まだまだ侮れません。今後もご紹介して参りたいと思います。
なお、今回の曲は「準秘曲」とせさて頂きます(あくまでも私の独断ですので、ご容赦を)
それでは曲のご紹介と参りましょう。この曲は4つの曲から構成されており、演奏時間は約22分半ほどとなります。
1.Prld
オルガンとオーケストラの優雅な響きで曲は始まります。その後、オルガンもオーケストラも荘厳的な雰囲気のメロディーを奏でます。弦の響きとオルガンの響きが非常にまろやかで耳に心地の良いメロディーを奏でます。
そして、曲は颯爽とした雰囲気でサッとさりげなく終わります。
2.Aria
穏やかですが、やや哀愁漂う雰囲気で曲は始まります。弦がしなやかで聴き心地の良いメロディーを奏でます。美しい響きを感じ取って頂けると思います。曲は起伏があるものの、全般的には穏やかであり、最後はしなやかな演奏で終わります。
3.Pastorale
やや密やかな雰囲気で曲は始まり、前の曲とは違いますが、やはり哀愁を感じるようなメロディーが奏でられます。やがてオルガンのやや荘厳的な響きが登場し、哀愁を感じるようなメロディーと交互に演奏され曲は進みます。
4.Cantico
オルガンの輝かしい響きで曲は始まります。そして、オーケストラが厳かな雰囲気で演奏を行い、やがて、オルガンが穏やかなメロディーを奏でます。そして、印象的に弦の艶やかな響きが登場し、再び穏やかなオルガンの演奏が登場します。この演奏も厳かな雰囲気です。その後、哀愁漂うメロディーを弦が奏で、オルガンと弦の高揚感ある演奏へと続きます。
そして、輝かしい雰囲気の演奏となり、その輝きの中で幕を閉じます。
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルは、Calaで、ジェフリー・サイモン(指揮)、アレクサンダー・ベイリイ(チェロ)、フィルハーモニア管弦楽団の演奏のものです
このCDの情報は、こちらの下の画像をクリックして頂ければご覧になれます
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