パルムグレン第3弾
今回はセリム・パルムグレン(1878年-1951年フィンランド)作曲のピアノ協奏曲第3番「変容」です。
パルムグレンは、残念ながら、どちらかと言いますと、ピアノ小品の方が知られており、ピアノ協奏曲の知名度は低いと思われます。
今回のパルムグレンのピアノ協奏曲第3番「変容」は、ロマンティックなメロディーや輝かしいメロディーが登場しますので、もっと知名度が上がっても不思議ではないと思います。
是非お聴き頂きたい曲です。
なお、今回も「秘曲」とさせて頂きます。
それでは曲のご紹介と参りましょう。この曲は1つの楽章から構成されており、演奏時間は約18分少々となります。
オーケストラの華やかな響きによって曲は始まります。そして、高揚感ある演奏の後にピアノが登場し、やがてピアノとオーケストラによって輝けるような雰囲気のメロディーが奏でられます。
しばらくすると、ピアノが軽やかなメロディーを奏で、その後、穏やかでロマンティックなメロディーがオーケストラとピアノによって奏でられます。そして、演奏はリズミカルな雰囲気となり、楽しげな舞踏を思わせる演奏となりますが、突然オーケストラの強い響きにより雰囲気は一変します。その後は穏やかな演奏へと続き、一旦演奏は静まり返ります。
オーケストラの強い響きに続いてピアノも力強い響きを奏でますが、しばらくすると、ややテンポは速いものの、比較的穏やかで美しいメロディーが奏でられ、その後、オーケストラの華やかな演奏となり、再び静まり返ります。
やがて、ピアノ独奏がしみじみとした雰囲気を醸し出し、やがてオーケストラも演奏に加わり、情感のある演奏となります。
しばらくすと、非常に速いテンポで颯爽とした雰囲気となり、ピアノは細やかに演奏され、オーケストラの高揚感ある演奏も登場します。そして、非常に輝かしいメロディーが雄々しく奏でられ、最後はオーケストラの力強い響きで曲は幕を閉じます
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルはFinlandiaで、ジャック・メルシエ指揮、マッティ・ラエカッリオ(ピアノ)、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団の演奏のものです
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