振り向けばカジュアルウォーターII

某ゴルフサイトで連載していたコラムの続編です。

No.36 形勢逆転

2005-05-30 | ゴルフ
屋久島 七本杉


【今週の1枚】屋久島 七本杉
屋久島の写真ですが今日は『仮面ライダー響鬼』の話ではなく…縄文杉の樹皮がはがされたという話。ひどいことをする人がいるものです。縄文杉は次に屋久島の行ったときの楽しみにと思っていたのですが、上記の記事による処置がうまくいってくれるといいんですがねぇ。そういえば鉄腕ダッシュのソーラーカーもちょうど屋久島に入りました。ウミガメの産卵シーンも放映されてました。屋久島は世界に誇る自然遺産、大切にしてほしいものです。
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今週は映画の話題。No.25 球聖伝説でお蔵入りしてしまったのかなぁと書いたフランシス・ウィメット(本によってはウィメと記載されている場合あり)の映画の情報がようやく入ってきました。ちゃんと製作されてたんですね。よかった、よかった。

この映画『The Greatest Game Ever Played』というタイトルなんですが、全米では今年9月30日に公開が決まり、ネットでも予告編が観られるようになりました。ここ(WMP 56k/300k)ここ(WMP 56k/300k)ここ(Quick time)にあります。

この主人公となっているウィメットの名前は日本ではあまり知られていないかも知れませんが、1913年、アマチュアで全米オープンのチャンピオンに輝いた人です。ウィメットもボビー・ジョーンズと同様、生涯アマチュアを貫いた人ですが、年間グランドスラム、それからマスターズの創始者であるボビー・ジョーンズに比べて影が薄いし、その当時はまだ日本のゴルフはよちよち歩きの時代ですから知名度が低いのはいたしかたないかも知れません。

そのウィメットがなぜ映画になるのかといえば、この1913年の彼の優勝というのが、一つゴルフ界の転換点になっているという点、それからタイガー・ウッズの出現のようなセンセーショナルかつドラマティックな盛り上がりがあったからだと思います。

実はその優勝まで、ゴルフ界はイギリス主導の時代で、1913年の大会のときもハリー・バードン(バードントロフィの由来となったプロゴルファー)とテッド・レイの二人のイギリス人が優勝の最有力候補とみられていました。実際にこの二人が終始優勝を争っていたのですが、最終日が終わった段階でなんと無名のアマチュアであるウィメットがこの二人に並んでいたと。で、翌日行われたプレーオフの結果、アメリカ人としては初めてのメジャーチャンピオンの誕生となったわけです。

このときウィメット20歳。キャディ上がりで無名のアマチュア、しかも全米オープン初出場。この試合のキャディには子供を使っていたということです。そういう新星が突如現れた。そりゃあアメリカ中で大騒ぎだったんじゃないでしょうか。映画のネタとしてはもうしぶんない素材ではありますね。

はたしてどんな映画に仕上がっているのか非常に楽しみなんですが、配球会社になるだろうと思われる映画会社の宣伝部の方に聞いたところ、現時点では日本公開は未定とのこと。ボビー・ジョーンズの映画も劇場未公開でしたし、ゴルフ映画は難しいんですかねぇ。どうせならスクリーンで観たいなぁと思うんですが……。


 from Manabu **Springwater** Shimizu
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