振り向けばカジュアルウォーターII

某ゴルフサイトで連載していたコラムの続編です。

No.57 言語道断

2005-11-14 | ゴルフ
東京ドームシティ 光マンダラドーム


【今週の1枚】東京ドームシティ 光マンダラドーム
青色LEDを多用し、10万個のLEDで彩られた東京ドームシティのイルミネーションの目玉、光マンダラドーム。1日3回、幻想的な音楽にあわせたイルミネーションショーも行われる。
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今年も秋の深まりとともにイルミネーションの季節がやってきました。ということで、さっそく本業のほうで、東京ドームシティのハッピークリスマス2005の点灯式を取材してきました。全体で80万個のイルミネーションが一気に点灯する光景は鳥肌ものでした。

点灯式のステージには東京ドームの社長、光マンダラドーム協力の徳島県阿南市市長などの方々のほか、元巨人軍の水野雄仁さん、それからスペシャルゲストとして女優の星野真里さんが登壇されていました。星野さんが登場する前に司会者が注意事項として、カメラ・ビデオ・携帯電話での撮影はしないでほしいというお願いをしていたのですが、これが全然守られない。

私は取材なのでステージ近くのマスメディアのエリアにいたのですが、そのすぐ後ろの一般の方々のエリアには仰々しいレンズをつけたカメラが星野さんを狙っているわけです。ヘタするとマスメディアのカメラよりすごいんじゃないかと思われる装備。係員が一生懸命撮影のジャマをしようとしているのですが、そんなことおかまいなくパシャパシャ撮ってる。

司会者の注意では「撮影されると星野さんが登場できない」と言っているにも関わらず撮影している。撮影した写真が個人で楽しむためのものなのか、販売などの目的なのかはわかりませんが、もし彼女のファンだからということであれば、そんなのはファンとは言えないですよね。相手に迷惑をかけてファンだなんておこがましい。

と、前置きが長くなりましたが、ここからが本題。ゴルフトーナメントは許可を得たメディアの方以外は撮影禁止になっています。これはシャッター音などで集中力を乱すことがないようにするための措置であり、メディアの方々も、スイング中の撮影はインパクト後にシャッターを切るというのが暗黙の了解になっています。

ところが最近、人気が高まっている女子ツアーで無許可の撮影が行われたりして問題になっています。先々週は宮里藍プロ、今週は横峯さくらがそのターゲットになったとのこと。古閑美保プロなどはスカートの中を狙われたという話。おいおいって感じ。

前々から、それこそ振りカジの時代から書いていますが、なんでもっときちんと持ち物検査とかをやらないんですかね? もちろんカメラを持ち込んで撮影しようという人間が悪いのは当たり前ですが、それに対してなんの措置も取っていない運営側にも問題があると思います。

カメラや携帯電話を平気で持ち込めてしまうってどうなんでしょう? 最近は携帯電話のカメラ機能も性能が向上しており、300万画素、手ブレ防止機能付きまで現れました。着信音のみならず撮影という迷惑行為も平気でできてしまう。何千人、何万人というギャラリーの携帯電話・デジタルカメラをすべて取り上げたり、返却したりということはたいへんかも知れませんがなんらかの措置を取るべきだと思います。

何年か前に見に行った日本オープンでは、いちばんギャラリーのいる最終ホールのティーグラウンドで平然と撮影しているおばさんを見かけました。あるいは太平洋クラブ御殿場で行われたワールドカップ。入り口で厳重な持ち物検査が行われていたように見えましたが、帰り道、駐車場へ向う出口の手前で、富士山と紅葉を背景に記念撮影をしている人がたくさんいました。持ち物検査が名ばかりということがよくわかりました。

試合を楽しみたい、あるいはプロを応援したいのであれば、撮影はやめてほしいですね。以前、週刊ゴルフダイジェストにコンペを取材されたことがあります。ラウンド中の撮影。スイングしている間に連写されたんですが、シャッター音もさることながら、撮られているという意識が働くとスイングにならないんですよね。まあ私のようなアマチュアとプロは違うんでしょうけど、なんの影響もないとは言い切れませんし、禁止されているのは事実。ゴルフをするのも見るのも、マナーは守りたいものです。


 from Manabu **Springwater** Shimizu
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