振り向けばカジュアルウォーターII

某ゴルフサイトで連載していたコラムの続編です。

No.39 魑魅魍魎

2005-06-21 | ゴルフ
三崎港


【今週の1枚】三崎港
三浦半島の最南端、昔ながらの漁港・三崎港。夕日に染まる漁船は明日の出港を待っているのだろうか。ふらっと立ち寄った先のこのような情景……日本人の原風景なのかも知れない。
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全米オープンが終わりました。もうみなさんもご存じだと思いますが、ニュージーランドのマオリ族出身のマイケル・キャンベルの優勝で幕を閉じました。

3日目が終わった段階ではグーセンがこのまま逃げ切ってしまうだろうと誰もが思っていたと思います。最終日、仮にスコアを落としたとしてもせいぜいイーブンパーまでだろうと思っていましたが、まさかあそこまで崩れるとは思ってもみませんでした。これがメジャーなんでしょうか。最終日だけで11オーバーですからね。

今回、最終日が終わった段階でイーブンパーなら優勝、1オーバーならプレーオフもあるかな?ぐらいに考えていたのですが、そのイーブンにキャンベルが入るとは少し予想外でした。もちろんそれだけの実力のある選手ですし、全英オープンで優勝争いをしたとき、世界のトップクラスに並ぶ力のある選手だとは思いましたが、メジャーで優勝するまでになるとは……アメリカでは未勝利の選手ですからね。

この優勝は、なんといっても2位に入ったタイガー・ウッズのおかげではないでしょうか。ウッズが終盤ばたばたしなければキャンベルの優勝はなかったと思います。せめて1オーバーでフィニッシュしたかったところです。そうしたら17番、18番のキャンベルのプレーは変わっていたような気がします。

しかし、3日目を終わった段階でトップと5打差あったウッズ。単独2位になるあたりはさすがと言うべきでしょうか。3日目までのプレーを見ていると、パットの調子がよくないのは誰の目にも明らかで、それで最終日追撃して2位に入れるというのがすごい。シンなどはずるずると落ちていってしまいましたからね。

これで年間グランドスラムの夢がついえたわけですが、次の全英オープン。私はウッズなんじゃないかなという気がしています。1995年のセント・アンドリュースの際、デーリーとともにセント・アンドリュースというコースを否定してしまうかのような飛距離を残し、そして2000年のセント・アンドリュースではその力でねじふせた。今年のセント・アンドリュースでは、また一つ違ったウッズが見られるという気がしています。楽しみ楽しみ。

それにしてもテレビ朝日……緊迫した終盤に何度も何度も日本人選手のダイジェストを入れる必要があるんでしょうか? 残り2、3ホールというときに、優勝にはもう関係ない選手のダイジェストを入れる神経がわかりません。それだけでなんか水を差されたというか、ふぅ~っと力が抜けてしまったのは私だけでしょうか?

そりゃあ日本人選手が気になる人もいるとは思うんですけど、同じ映像を何回も入れる、しかも本当に大詰めのところで差し込む意味がわかりません。パソIの頃から同じようなことをずっと書いてる気がしますが、いいかげんなんとかなりませんかね?


 from Manabu **Springwater** Shimizu
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