振り向けばカジュアルウォーターII

某ゴルフサイトで連載していたコラムの続編です。

No.9 引退表明

2004-11-28 | ゴルフ
冬桜


【今週の1枚】冬桜
春のソメイヨシノに比べ、あまり注目されることのない冬桜。東京ではちょうど今頃が見頃です。この時期にすべてが咲いてしまうのではなく、つぼみのまま冬を越し、春に咲くつぼみもあるとか。どちらが遅咲きの桜なんでしょう。 → 壁紙
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盛り上がらない男子ツアーに比べ、ホットな話題をふりまく女子ツアー。最終戦は賞金女王の座をかけて、不動裕理プロと宮里藍プロが激突。初日から二人が首位争いを演じる、願ってもない展開となっています。

宮里プロが賞金女王になるには、優勝が必須なことに加え、不動プロが8位以下という条件が加わるので、かなり不動プロが有利ではありますが、その可能性がまったくないわけではなく、最終日、がぜん盛り上がることでしょう。どちらが賞金女王になるにせよ、これだけ盛り上がったことはこれまでの女子ツアーにはなかったわけで、とてもいいシーズンだったと思います。

その陰で、村口史子プロの引退が表明されました。賞金女王に輝いたこともあり、今季もシード権をきちんと獲得しているトッププロの引退。これはかなり衝撃的でした。プロゴルファーというのは、協会への会費を払っている間はプロゴルファーであり、引退という言葉はあまり使われません。それをあえて引退するというのはいろいろな葛藤があったのではないかと想像します。

個人的な意見としては、まだ早いという気がしてなりません。シード権を持っていながら引退するということは、第一線で活躍できる実力があるということですし。ただ、こればかりは本人の人生ですし、周りがとやかく言うことではないとも思います。が、残念だなという気持ちはやはりありますね。若手が台頭してきて、いろいろ思うところがあったのではないかとも思います。

いま言えることは「村口プロ、いままでご苦労さまでした」というひと言だけですね。盛り上がってきた女子ツアーで、もう少しがんばってほしかったという気持ちもありますが、ほんとうにご苦労さまでした。


 from Manabu **Springwater** Shimizu
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