【今週の1枚】深大寺 手打ちそば
新そばの香りに誘われ、ふと立ち寄った深大寺そば屋。東京都内にもまだまだこのような光景が残っています。もう1ヵ月もすると色鮮やかな紅葉に囲まれ、1年間でもっとも風情のある風景を目にすることができるでしょう。
今年のゴルフシーンを語るとき、いくつかのトピックが思い出されますが、印象がもっとも深いできごとになりそうなのがワールドランキングのトップ交代です。デビュー以来、もっとも早くワールドランキングトップに上り詰め、その座を300週近く占めていたタイガー・ウッズがとうとう下位に転落しました。
一時、そのポイントは22ポイントを超え、2位の倍近いポイントだったわけですが、計算方法の変更、そしてメジャーでの優勝から遠ざかり、全盛期から比べて10ポイント近くもポイントを落とし、ついに他の選手に追いつかれたわけです。
ウッズに代わってトップに立ったのはビジェイ・シン。これはちょっと意外でした。ウッズをおびやかす存在としてはエルスだと思っていただけに、まさかシンがトップになるとは予想もしてませんでした。もちろんそれだけの活躍をしているわけではありますが……。今年で考えれば、年間獲得賞金の記録を塗り替え、史上初の1000万ドルプレーヤーになれるかも知れないところまできています。
100万ドルプレーヤーの誕生の際も大騒ぎでしたが、時代はとうとう1000万ドルですか。アメリカレギュラーツアーの賞金額はちょっと高すぎる気がしますね。日本のバブル期の賞金王が2億円程度。最近では1億数千万円で賞金王になれると考えると、日米の賞金格差は10倍にもなっています。そりゃあ、トッププレーヤーはアメリカを目指すわなぁって感じ。
ただ、このままアメリカツアーだけが突出した形でほんとうにいいのかどうかという疑問はあります。上記に書いたワールドランキングにしても、アメリカとその他の地域で考えると、アメリカツアーの出場選手が上位を占めているわけで、さらに上位選手が出場するからなおさら高ポイントが獲得でき、差が広がる。
では実力差はどうかというと、最近のライダーカップなどを見れば、アメリカが必ずしも勝てるというわけではない。最近10戦でいえば1引き分けを挟み、アメリカ3勝、ヨーロッパ6勝。それまでアメリカが20勝3敗1分けとしていた圧倒的な強さはないわけです。これをどう見るか? 明らかにアメリカツアー偏重が強すぎるということであり、ワールドランキングの不公平さがさらに広がっているのではないでしょうか。
一時期、日本の国内ツアーの成績だけでジャンボのワールドランキングベスト10近くまでいき、それで国際的な試合に出られるのはおかしいという意見が海外で出ていた時期があります。それもわからないではない。しかし、アメリカツアーに出ているかどうかで上位に入れるかどうかが決まってしまうのも変ですね。
それぞれの試合に割り振られたミニマムポイントは妥当だと感じるのですが、出場選手によるレイティングポイントの比重をもう少し検討しないといけないと思います。上位の選手の出場数が多ければ、勝つのが難しくなるのは当然ではありますが、それによって現状のような大幅な差ができてしまうのは少々問題。欧米ツアーの差を計算して、もう少しレイティングポイントに改良を加えるべきだなと思います。
from Manabu **Springwater** Shimizu
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