デカルトの密室新潮社このアイテムの詳細を見る |
500頁近い大作なのに,あまりの面白さに一日で350頁読んでしまった.
著者の瀬名秀明はデビュー作「パラサイト・イブ」から面白かった.元々が薬学系の学者さんだけあって,理系のあたくしでも「そりゃないだろう」と突っ込むところがないのが良い.
今回の作品「ロボットは殺人を犯すか」
心を育もうとするロボットのケンイチ.ケンイチが犯した殺人.
まぁ,このケンイチが健気で可愛いのよ.
ストーリーも面白いけど,構成がまた面白いの.段落毎に主語の人物が変わったり,時間軸がバラバラだったり.
さすがだわ瀬名秀明.
だけど,内容が哲学的で,デカルトだのヴィトゲンシュタインだの言われても理系のあたくしは(°Д°)ハァ?状態.
今日は午後から共同研究先の大学に行ったのだけど,TXのせいで,打ち合わせ終了後会社に戻れたわ.今までなら「直帰しま~す」できたのに.
南東北から最高学府まで1時間で行けちゃうなんて凄いわね.