昭和は遠くなりにけり この国を愛し、この国を憂う がんばれ日本

昭和21年生まれの頑固者が世相・趣味・想いを語る。日本の素晴らしさをもっと知り、この国に誇りを持って欲しい。

ポーランドの悲劇「カティンの森」

2016-03-12 04:48:51 | 政治・世相
永らくポーランドについて語ってきたが、ここで彼の国の大いなる悲劇をも語っておきましょう。
皆様もご存知だと思う「カティンの森事件」だ。

ポーランドにアンジェイ・ワイダという映画監督がいる、1926年生まれだから、もう90歳のご高齢だ。先日にポーランドのシリーズ最終回でワレサの映画広告を掲示したが、この監督もこのワイダだ(再掲)。

彼が2007年「カティンの森」を映画化し世界中に衝撃を与えた。私はこのDVDを所有しているのだが悲惨で観るのが辛い、ポーランド兵が頭を拳銃で撃ち抜かれる場面は思わず目を瞑る。
*下記に映像を貼り付けますが注意してご覧ください。
1943年4月、不可侵条約を破ってソ連領に侵攻したドイツ軍が、元ソ連領のカティンの森の近くで、一万数千人のポーランド将校の死体を発見した。ドイツは、これを1940年前後のソ連軍の犯行であることを大々的に報じた。

その後ドイツが敗北し、大戦が終結した1945年以後、ポーランドはソ連の衛星国として復興の道を歩み始めた。そしてソ連はカティンの森事件をドイツ軍の仕業であると反論し、事件の真相に触れることはタブーとなった。苦難を乗り越え、大戦から生き残った軍人や国民、カティンで親族を失った遺族らには厳しい現実が待ち受けていたのである。

これをソ連の犯罪だと認めたのは1990年、ゴルバチョフ大統領でポーランドに謝罪をした。
しかし、カティンの森の悲劇はつい最近も起こった。2010年に犠牲者の追悼式に向かったポーランドの飛行機が墜落、ポーランド大統領だけでなく犠牲者の遺族も犠牲となったのだ。合掌


映画「カティンの森」アンジェイ・ワイダ 予告編


カチンの森 惨殺 された兵士たち KATYN
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 藤原正彦の管見妄語 ポーラ... | トップ | 金髪美女にモテたいならポー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治・世相」カテゴリの最新記事