今年の「紅葉狩り」は、絶好の季節となった11月23日、高校の友達と3人で奈良に行きました。友達の大学の友人が奈良市内に住んでいるとのことで、おいしいランチのお店、紅葉の美しい場所を詳しくアドバイスして頂きました。まずはランチを予約。コースは近鉄奈良から吉城園~戒壇堂~大仏池~二月堂~浮見堂を見て帰る7キロコースです。
県庁を左へ吉城園(よしきえん)に向かいます。入り口で「今日は一番きれいな紅葉を見られますよ!」とうれしいお言葉。吉城園は興福寺の子院である摩尼珠院(まにしゅいん)があったところとされています。明治に奈良晒で財を成した実業家の邸宅となり、大正8年(1919年)に現在の建物と庭園が作られました。中にはいると苔に紅葉の落ち葉もかわいらしく、紅葉も真っ赤に色づいています。
かや葺きの田舎家風のたたずまいを持つ離れ茶室と苔の庭。中ではお茶会が催されていました。
ランチは「ムッシュ・ペペ」のオニオングラタンのお勧めランチ。おいしく頂いて、戒壇堂に向かいます。
ここに入るのは始めてです。754年、聖武上皇は光明皇太后らとともに唐から渡来した鑑真(がんじん)から戒を授かり、翌年、日本初の正式な授戒の場として戒壇院を建立しました。戒壇堂・講堂・僧坊・廻廊などを備えていましたが、江戸時代までに3度火災で焼失、戒壇堂と千手堂だけが復興されています。増長天・広目天・多聞天・持国天に踏みつけにされている邪鬼、苦しそうでした。
戒壇院裏手にある大仏池。大銀杏の下にも黄色の絨毯が敷かれ、すばらしい眺めです。この景色だけで来た甲斐がありました。しばらく「うっとり」眺めていました。
二月堂へ。旧暦2月に「お水取り(修二会)」が行われることからこの名がついているとの事。
上からの眺めはすばらしいです。お天気に恵まれ、遠くに生駒山が見えました。
すぐ横の手向山八幡宮の銀杏もきれいでした。
浮見堂はたくさんのボートが浮かび、若者たちが楽しんでしました。
最後は奈良ホテルでお茶を頂いて帰りました。還暦を過ぎた3人娘、「良かった!良かった!来年も来たい!」と満足顔で、おしゃべりがつきません。
本当に楽しい一日でした。家から17,000歩の工程、まだまだ若いかな?