新井律子建築設計事務所のブログ

大阪・北浜で住宅の設計を中心に仕事をしています

「NEIRAKU春の会」

2012年04月16日 | 日記

4月8日、日曜日、寧楽・橋爪さんからご案内いただいた「NEIRAKU春の会」に伺うため友人2人を誘って奈良に行ってきました。
橋爪さんとは2003年5月新井家住宅での「橋爪公志寧楽友禅展」からのお付き合いです。

http://www.arai-ksj.info/osaka.htm http://www.neiraku-hasidume.com/
国際奈良学セミナーハウスでは友禅染めの着物・バック・小風呂敷など趣のある素敵な品々が飾られていました。


奥様からいろいろ説明いただき、予約したランチの時間も忘れる程、たくさんの作品を見せていただきました。
昼食は一緒に行ったYさんの大学同級生が貸しているイタリアンのお店。ほたるいかのパスタをとてもおいしくいただきました。
又、Kさんから「東大寺で一般公開されている小泉淳作の襖絵の特別拝観を見に行きましょう!」との提案があり、満開の氷室神社の桜を見て東大寺に向かいました。

 

聖武天皇・光明皇后御影、蓮(はす)の花々や宇陀のしだれ桜・吉野の桜・東大寺の桜の襖絵など日本画家小泉淳作画伯製作による本坊襖絵が公開されていました。5年がかりで取り組んだ大作を完成させたそうです。
http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2011/0123/index.html
襖絵としての空間は見応えのあるものでした。
数日後、Yさんからメールがあり「今、又兵衛桜を見ています。まだ三分咲らしいです。」襖絵に書かれていた宇陀のしだれ桜です。


前々から一度は見てみたいと思っていた桜です。うらやましい!


第130回暮らし方研究会「リ・ライフ」セミナー

2012年04月13日 | 日記

私の参加する「暮らし方研究会」では、年に八回程度、一般の方々のためのセミナーを開催しています。http://www.kurashikata.gr.jp/

今回は第130回目で、4月1日、「木の神を詣でる…」というテーマで和歌山市にある木の神様=伊太祁曽神社と紀の川市の貴志駅を探訪しました。

まずは、「木祭り」が執り行われるという伊太祁曽神社へ。木祭りは木に感謝するお祭りとして、毎年4月第1日曜日に斎行されています。全国の木材業者などが参列する中、宮司以下が雅楽の音色も荘厳に参進します。 祭典では、日頃の木々への恩恵に感謝し、木材業界を始め、参列者の健勝を祈る祝詞が奏上されました。

 その後、伊藤社長に「いのちの水」、奈良時代の初期のものと云われている「横穴式の石室古墳」など案内していただきました。境内山中の井戸より湧く水は、古来より 「いのちの水」と呼ばれて、 病人に飲ませると活力を得ると伝えられているそうです。

また、奥宮司さんからも神社の由来についてご説明いただきました。
伊太祁曽神社は続日本紀の天武天皇の大宝2年(702年)に記載が始まり、寛永記の和同6年(713年)に現在地に鎮座したとあります。
ご祭神は五十猛命・大屋毘古命・大屋津姫命・都痲津姫命ですが、素戔鳴尊命が高天原から天下る際に持参した木の種を大八洲国(日本)に蒔くよう、息子神の五十猛命(イタケルノミコト)に命じたそうです。「木の俣くぐり」には大屋毘古神(オオヤヒコノミコト)が木の俣を利用して大国主命を助けた神話にちなんで、この穴を潜り抜けると災難を除けられると云われ、厄除けの神様としてもお参りする方も多いとか・・・。
 境内ではすでに世界チャンピオン城所啓二氏によるチェンソーカービング実演奉納が行われ、明年の干支「巳」が一時間あまりで彫り上げられました。
 その後、お待ちかねの餅撒き、境内はこれを拾う人達でいっぱいです。はじめての体験で、競争が激しく残念ながら確保できませんでした。

 続いて、猫のたま駅長さんで話題沸騰となった、貴志駅へ。
駅に着くと獅子舞とお御輿がお出迎え。この近くにある大国主命神社でもお祭りが行われていました。
「たま」駅長は日曜日でおやすみ、変わりに「にたま」伊太祈曽駅長がお勤めをされていました。
 最後に猫の顔を真似た駅舎前で記念撮影をして、各々「たま電車」「おもちゃ電車」に乗って帰りました。

 桜は少し早かったですが、すばらしいお天気で、すべてが初めての体験で地元の文化に触れ、乗客の減少に悩んでいたわかやま電鉄の取り組みに感動し、大変たのしい一日となりました。

 桜といえば、今日の天満の満開の桜です。残念ながら今週でお花見も終わりのようです。