新井律子建築設計事務所のブログ

大阪・北浜で住宅の設計を中心に仕事をしています

次世代エネルギー太陽光発電について学ぶ

2010年08月11日 | 日記


8月6日、金曜日、暮らし方研究会第122回セミナーが開催され、私も参加しました。
今回は「次世代エネルギーを学ぶ・・・」というテーマで、太陽光発電についての勉強会です。講師は京セラの森山さん。
京都議定書について、太陽光発電システムの環境効果、国・自治体の支援策、太陽光発電のしくみ、設置について等、スライドを見ながら詳しくお聞きする事ができました。

説明後の質問では、30名を超える参加者のなかから次々と質問が・・・。

質問:「実際、太陽光発電パネルを設置して何年後に設置費用は回収できるのですか?」
回答:「設置条件により変わりますが、およそ13年から15年かかります。」

カタログに表記されている発電量は真南で30度の傾斜の屋根を想定しています。電線、黄砂などのパネルの汚れなどでも効率が落ちます。また、「パワーコンディショナーの寿命は10年から15年で取りかえ費用が必要、4年毎に点検費用もかかります。」との説明がありました。

質問:「陸屋根でも住宅用ソーラー発電として可能ですか?」
回答:「可能です、架台を含めての設置となります。」

質問:「設置後、マンションが建設された場合は?」
回答:「実際、そういうケースがあった事を聞いていますが、双方協議して解決したようです。ただ、広い空き地が隣にある場合は予測しておく事が必要です。」

「電気代の買取り価格も上がり、補助金もでる。もとがとれるので今が得!」と安易に損得を考えるのではなく、十分検討し、「エコに貢献したい!」という意識で、太陽光発電システムの設置を考えられたらいかがでしょうか?