学名: Macrobrachium japonicum
はさみに剛毛が密生していないなどのことからミナミテナガエビと同定していましたが、たもしまさんのご指摘により、ヒラテテナガエビと同定し直しました。この個体は体長:80mmほどと大きく、八丈島では最大の淡水産のエビの仲間になります(アメリカザリガニは除く)。抱卵していることとハサミ脚が短いことより雌であることが分かります。左側のハサミ脚は欠損していました。
この卵から孵った幼生たちが海から遡上して子孫を増やしていけるよう、この先もずっとよい自然環境を維持していきたいものです。護岸工事等による環境の変化(ある程度の工事は必要でだと思われますが、自然環境に配慮した工事をお願いしたいものです。予算等の問題もあってなかなか大変でしょうが…)、生活廃水などによる水質の悪化等にも配慮が必要です。
撮影終了後、彼女には元いた場所へ戻って頂きました。お疲れ様でした。
もしミナミテナガエビであれば、下記の論文でも生息が確認されていないので新発見だったでしょうが。
http://ci.nii.ac.jp/els/110006885319.pdf?id=ART0008808444&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1318580496&cp=
リンク先の論文を確認し、ヒラテテナガエビに変更しました。ご指摘、ありがとうございました。また、返事が大変遅くなり申し訳ありませんでした。