モグリッチョのフィールドノート

八丈島の自然などを紹介しています。

ラセイタタマアジサイ

2008年02月27日 | 植物
学名: Hydrangea involucrata var. idzuensis
 
【花】
 
【蕾】
 
【ドライフラワー】
 
 本州に自生するタマアジサイの変種で、本州のものより葉は大きく厚くざらついており、伊豆諸島の固有種です。和名は漢字で“羅背板(羅世板)玉紫陽花”と書き、“羅背板”とはポルトガル語でラシャ布のことで、葉がざらついていることからそのようになったようです。また、蕾が玉状の球形をしていることより“玉紫陽花”と呼ばれるようになったとのことです。

 同じアジサイの仲間で八丈島にも自生しているガクアジサイの両性花(花の中央部)が鮮やかな青色なのに対し、ラセイタタマアジサイのものは淡紫色をしています。花期は7~9月頃で冬季に落葉しますが、両性花はそのまま枯れ、その周囲にある装飾花の殆ども花弁を落とさずにドライフラワー化します。
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