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モグリッチョのフィールドノート

八丈島の自然などを紹介しています。

オンナソンウミウシ

2005年01月24日 | ウミウシ
学名: Halgerda onna
 
 
 沖縄のウミウシにはオンナソンウミウシの特徴として下記の5つが挙げられています。ちなみに同書によると、和名のオンナソンは沖縄県の恩納村に所為があるそうです。

 1.背面縁には黄色い帯がある。
 2.背面縁の最も外側には細い白線が入る。
 3.背面には低い網目状突起があり、結び目部分は小さく突起する。
 4.触角柄内側が暗褐色になる。
 5.6葉ある鰓葉のそれぞれ前後に暗褐色の線が入る。

 以上、1~4までは該当するのですが、5については画像が不明瞭のため分かりません。また出会う機会があれば確認したいと思います(何時出会えるか分かりませんが…)。このウミウシは2005年1月に乙千代ヶ浜の水深:17mで確認したもので、体長:10mmほどの小さなものでした。

どうやらこのウミウシはオンナソンウミウシのようなので、和名と学名の後尾に付いていた“?”は削除しました。
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クセニアウミウシ属の仲間

2004年12月27日 | ウミウシ
学名: Phyllodesmium crypticum
 
【移動中】
 
【擬態中?】
 
 まだ和名の付いていないウミウシです。この個体は2004年12月に水深:2mの岩壁で確認したもので、八丈島では体長:10~20mmほどの個体を時々見かけます。沖縄のウミウシには体長:50mmに達するとの記載があり、この個体は移動中のもので体長:50mmほど、擬態中?のもので体長:30mmほどと大きめのものでした(移動中、擬態中共に同じ個体です)。ウミウシガイドブック3によるとソフトコーラルに擬態しているのではないか?との記載があり、私も同感であります。
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ユビウミウシ属の仲間

2004年10月29日 | ウミウシ
学名: Bornella spp.
 
【ユビウミウシ】
 
【ホムラユビウミウシ】
 
 体長:20mm前後のものが多いようです。上側の画像は通常よく見かけるタイプのものです。下側のものは稀に見かけるもので色彩が美しく、触角も大きくムース(ヘラジカ)を連想させます。また、本州のウミウシには、「小笠原と八丈島から、白い体地色の個体が報告されている」との記述もあります。
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ベニヤカタガイ

2004年10月05日 | ウミウシ
学名: Aplustrum amplustre
 
【産卵中の個体】
 
【砂礫に潜っている複数の個体】
 
 殻高は大きいもので15mm以上となり、中型クラスのミスガイといった感じです。貝殻の色彩は、白地に黒く縁取られたトキ色(個体によって濃淡の差がある)の帯が入っています。日中は下側の画像のように浅場の砂や砂礫に潜っています。「頭隠して尻隠さず」といったところでしょうか? この光景、ウミウシ好きにとっては「お宝がザックザク」って感じかもしれませんね(笑) また、上側の画像の個体には、貝殻の側面(手前側)にリボン状のフワフワとした卵塊が確認できます。どうやら、この個体は産卵中だったようです。
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シロスジヒオドシウミウシ

2004年09月22日 | ウミウシ
学名: Halgerda albocristata
 
 
 ヒョットコウミウシ(うそ)。体長:20mmほどで、あまり元気がありませんでした。口をひょっとこのように「うにょ~ん」と伸ばしており、その口の両サイドに口触手らしきものが確認できます。
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コンシボリガイ属の仲間

2004年09月17日 | ウミウシ
和名:ワタユキシボリガイ
学名:Micromelo barbarae
 
和名:コンシボリガイ
学名:Micromelo guamensis
 
 潮溜まりの中でもよく見かけ、殻高は10mmほどで貝殻が退化し小さいため、軟体部を貝殻に収納することはできません。
 
 以前、ワタユキシボリガイはコンシボリガイのカラーバリエーションの一つされていましたが、2021年に黄色いカラーフォームのものが別種とされたようです。同名異種、当ブログもそれに倣い別種としました。
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アオモウミウシ

2004年09月12日 | ウミウシ
学名: Stiliger ornatus
 
【体長:5mm】
 
【体長:3mm】
 
 上側のものはよく見かける普通の色彩です。 本州のウミウシ には、今本さんが奄美大島で撮影された体長:2mmものがあり、下側の色彩のものに酷似しています。このようなことから推測すると、若齢個体特有の色彩なのかもしれません。
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ユリヤガイ属の仲間

2004年08月30日 | ウミウシ
学名: Julia sp.
 
 
 殻長は4mmほどでした。内湾(内湾といっても、海水の入れかわりがある綺麗なポイント。ヘドロが堆積するようなところにはおりません)でよく見かけるウミウシで、元々色彩はユリヤガイより薄いのが特徴ですが、夏で食生活が変化したためか?一段と体色が薄くなってきました。このウミウシのもう一つの特徴は、触角に入る縞模様です。
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