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「キーボーディスト、脱初心者を目指す <http://kblovers.jp/>」
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そういえば昨日はシイナの日でしたAndyですすっかり忘れてた。。
今回ご紹介する機材は、YAMAHAのショルダーキーボード・KX5です。
1984年発売で、37鍵ミニ鍵盤、重量は3.7kgです。
小室哲哉氏がTM Network(もしくはglobe)のライブ時に使っていたことで余りにも有名ですね。
浅倉大介氏もaccessのステージで使っていました。
ギタリストのように前に出られる・動き回れるとあって、
キーボーディストのパフォーマンスの幅を広げてくれる夢のコントローラーです。
僕自身購入したり本格的に使ったことはありませんが、
楽器屋時代に何度か中古で扱っていて、特に高校生に人気だったのを覚えています。
そもそも同社の「KXシリーズ」といえば、音源を内蔵していないコントローラー鍵盤に冠されていた
モデルであり、KX88(88鍵ピアノタッチ鍵盤のマスターキーボード)とKX76を2段にして使っている
プロミュージシャンとかを、80~90年代によく見かけましたね。
MIDI信号を発するための鍵盤とスイッチのみが装備されている状態であり、
外部に接続するMIDI対応音源モジュールから発音させる仕組みになっています。
そんなわけでショルダーキーボードであるKX5も音源が入っていません。
お店で売っていた時は、
「これ音源入ってないので注意してくださいねー」
と必ず説明していました。それでも、、
「このままじゃ音出ないの? なんで??」
と目を丸くするお客さん(主に高校生)が続出。。無理もないですが。
ライブパフォーマンスでの使用が大半であり、当然MIDIケーブルも長く取り回すことになり、
当時売られていた10mのMIDIケーブルの用途は、
ほぼこのKX5で使うためといっても過言でなかったでしょう(笑
さて僕がかつて勤めていた楽器屋(アンディーズミュージック松本店)では、
小室氏直筆サイン入りのKX5を仕入れたことがあり、どのような売り方をしようか
店長と考えたりしました。
付加価値がついているのは確かだけど、それを価格に上乗せして販売するのもやらしい。。
かといって通常の中古相場で売るのももったいない。。
いっそのこと店内でオークション大会でもやろうか。。
色々考えた挙句、最後は店長の独断で、顧客を対象に口コミで希望者を募り、
くじ引きにて1名にタダで譲るという暴挙に出ました(笑)
まあその様子は、当時開設したばかりのお店のHPでも公開したのですが、
果たしてどれほどの宣伝効果があったのか。。
結局当てちゃったお客(これまた高校生)の一人勝ちみたいな感じでしたね。
そりゃもう喜んでましたが。。
お店の寿命を縮める遠因の一つとなったのではないかと今でも思っていますw
そんなわけで、小室氏がTMのライブで使ったオリジナルカスタムKX5
(通称:Tetsuya's Mind Control)とか、もっと色々書きたかったけど、
結局思い出話に終始してしまいましたね。。
今でも中古で流通してるのかしらん。。
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